
二週前のクロムツ船で、カマスの話をいろいろ聞いたのでやってみたかったんですが、そろそろ終わるよ!なんて話も聞いて、釣れ具合をたまにチェックしてると、まだ、ぼちぼち釣れてる。
じゃ釣り方が全く変わったと言われる深場のアカカマス、行ってみますか!
釣りの日は、いつも目覚まし前に起きてしまう俺ですが、10時に寝て、4時起きのつもりが2時にパチクリ。
もう行っちゃえと用意して、7時出船なのに宿前に着いたのが4時半。
平日だし、さすがに席は選び放題だろ~と店前に車を付けると、席のボードが置いてあり、
4隅の内、3つは埋まってました!!
おおおっ、フライングならぬ、あやうく出遅れだったのか~><
お世話になったのは、大磯辺りがお休みってのもあって、はじめての宿 小田原 平安丸さん

ちょっとコンビニにご飯を買いに行ってから宿で受付し、
一応、ネットで引っ掛け釣りの記事を軽くみて一組は仕掛けを作ってきましたが、宿仕掛けを購入。
多分一日持つし、予備は船にあるから一組でいいよとのこと。
小田原港ですが、以前お世話になったおおもり丸とは違った船着き場でした。
朝7時出船間際に、
「朝起きたら、やる事ないから来ちゃった! 」
と、お茶目なセリフを吐きながらのお客を追加して、右舷5名、左舷4名、お客は合計9名
俺は左ミヨシに陣取りました。
いや~寒さもそれほどではなく、いい釣り日和。
富士山もかろうじて顔を出しています。

大磯と小田原の中間あたりの二ノ宮沖がポイント。
乗船時に、船長に釣り方聞いたら
悩んだら、 「ただ巻いて降ろすの繰り返し 」 だそう
あははは、そりゃ味気ないw
で、5本針のカットウに、いろいろと装飾を付けてきている右ミヨシの客が
針の周りは、どんなアレンジがいい感じかを船長に聞いているのが耳に入ってきて
船長はひとこと 「なくていい 」
いろいろやってきた手前もあって、お客も食い下がり、
「でも、魚がごりょごにょ・・・」と続けて質問しても
船長 「なくていい 」
と、あまりに素っ気ない返答。
どうも、確信に近いものがあるらしく、船宿仕掛けも至ってシンプル。
ただ、別の常連さんが作ってきた仕掛けのカットウ針だけのものは、ものすごく真面目に見てたので、装飾ではなく、針自体?
まぁ、釣法がどんどん変化している最中ですからね!
ポイントに着くと、船団を横目に通りすぎ、少し先から船長は群れの状況を確認して、
結局、船団の手前まで戻っての第一投。
船長から
「170から210m 」
棚の上下が放送されます。
その棚に仕掛けを通過させろってことね!
っと、下の棚まで降ろしたら、クラッチ入れて止めて電動で巻き上げ
上まで来たらクラッチを切って、また下まで降ろす。
むむむ、はじめての行為に 「これで釣り方あっているの? 」
と周りをきょろきょろしてみると、お隣の最後に乗った超常連の手練れオーラを出している人が、同じようにやってたので、
OKOK!大丈夫みたいね!
ポンポン船中では上がりはじめるのかと思いきや、右ミヨシ二番の方がサバとアジを引っ掛けただけで、本命の声が全くない。
常連さんが 「全然来ないよ!」と船長に聞くと
「反応には囲まれているよ! 」
と、魚探には群れがハッキリ見えているみたい。
カマスは釣れないときは全く口をつかわないから、餌釣りならわかるが、引っ掛け釣りは動くものに反応したリアクションバイトなんじゃないの?
ご機嫌がそこまで影響するのかぃ?
なんて思いながら、でも、もくもくと同じ作業の繰り返し。
こんなのバッテリーも切れちゃうかもだなと、そうそうに船電源に切り替えました。
最初の1時間程は、まったくの本命が顔を見せません。
俺の竿も一度ガクンガクンしたと思ったら、サバのダブルでした。
ううう~ん、いまだに一尾も釣れないから、釣り方があったいるのかどうかも、いまいち不安。
なんて言ってるうちに、ポツポツと船中では本命が掛かりはじめました。
俺も、仕掛けを降ろしている途中で、クンと止まったら小さくガクガク。
オッととビックリしながらもクラッチ入れて即巻き上げ開始。
返しのないカットウなので、兎に角、緩めないで上げるしかない。
上がってきたのは、お腹の真ん中にカットウがぶっ刺さったアカカマス。
ふ~まず晩御飯はゲット!!
しかし、船中でもたまにしか本命があがりません。
単調な作業過ぎて、持ってきた仕掛けに変えてみました。
すると、すぐに巻き上げ時にヒット!
おおっ、自作仕掛けが条件あってる?
なんて思っても、その後はパッタリと反応なし。
お隣さんが、ポツポツとあげていて、その仕掛けはほとんど宿仕掛けに針が一本多い程度の差にみえたので、ここで自作仕掛けはあきらめて宿仕掛けに戻します。

お隣さんと会話してて、船の集まり具合が荒くてカマスの群れが密集してないじゃないかとかおっしゃってます。
最初の船長の言葉を思い出して、ここは悩まずマシーンになろうと、仕掛けの上げ下げを繰り返し。
と言ってると、たまに巻き上げ時にクンと反応するけど乗らないとか、
降ろしている時に仕掛けが止まったりします。
船長の水深アナウンスをスタート地点として、その後ちょっとした反応があるだけで、棚や巻き上げ速度の微調整ができ、活性も上がってきてるみたいで、ポツポツ拾えだし始めました。
水深も100から140mとかの指定に徐々に浅くなってます。
潮の加減でオマツリも多発していましたが、ミヨシというのもあって、投入時の投げ入れ方向や、ブレーキングの調整で、船中で続いているオマツリは回避できました。
ただ、魚かかっても頭からしっぽまでいろいろな場所にかかっていたり、体中に巻き付いてたりして全く暴れなかったりと、巻き上げ時の印象と釣れる魚体や種類が全く一致しない。
やけに暴れるから、また変な場所にぶっ刺さってるのかな~なんてあげてみると、おっと~デカいアジのダブル!
おおおっ、一尾バレた~
なんてのを挟んで、延々と仕掛けの上げ下げに終始し、そのまま時間で納竿~っ
最終釣果はアカカマス18尾(~41cm)、アジ1、サバ2

船中は7~20尾だそうですが、お隣が20尾かな?もっと釣ってる感じでしたが、適当に数をおっしゃってるっぽかったです。
しぶい日だったみたいですが、釣果には大満足。
ただ、釣り味がないな~><
正直、電動リールの耐久試験をしている感じでした。
魚がかかって暴れるし、そこは楽しいんですが、できる作業の幅が少なく、単純すぎる。
魚に針がぶっ刺さるのはいいとして、電動リールのクラッチがすり減ってるだろうな~という印象がすごいw
今後も釣法が変化するんじゃないかと思いますが、魚の味はいいので釣り味が足される事を願います。もしくは、自分なりの楽しさを探すしかないですね。
ものすごく電動リールを酷使するので、この釣り方をするなら予備のリールもあった方がいい釣りでした。正直釣り具メーカーの想定の幅を超えてます。
電動リールの水深補正も大事ですね。
終日全部置き竿で、クラッチと電動レバーを操作していただけなので、普段とまったく違う感想の、疲れなかった~ですw
あと、船長が言う通り、カットウ周りの装飾は全く関係ないですね。
動くものを追っかけているだけで、刺さりやすさ、バレにくさが重要。
多少大きさは影響するとは思いますが、胴突き的な仕掛けなら魚が見えて追っかけれて、かつ、見極めきれない速度が肝なのかな?
潮が濁っているとか、やけに深いとかではない限り、カットウだけでいいと思います。
魚が追っている感もありましたが、そうでもなさそうな時もあるので、一番釣れるのは、横にカットウを展開することかもです。
帰宅して、カマス好きの親戚にあげるために40cmオーバーの2尾を頭付の干物にして、
残りの内大き目を、三枚おろしにしてから一気食いする贅沢塩焼き
刺身用に処理した残りは干物を量産しました。

釣ってすぐを、一気食いする塩焼きは焼いてる途中から脂がグリルの中ですごい音を立ててる!!

最高~
ホクホク、ジュワ~っって感じで、笑っちゃいます。
アカカマスさん、ごちそうさまでした。