2017/05/13 11:36
テーマ:釣行記
魚・釣り物:オニカサゴオニカサゴのイラスト 乗合
コメント(12)
オニカサゴが年中釣れるのは知っていたが、釣り物 (つりもの:釣り船で掲げる目標とする魚種や釣法で、もっとも本命とする魚の名前の場合が多い。例としてマダイとか根魚五目等) としては冬の釣りだと思ってました。

しかもヒラメが終了する地域では、これからって事らしい。

大鬼は来年狙おうとか思ってたが、じゃもう狙っちゃおう!

南房では数は出るが中鬼が多いとか、大原、勝浦辺りだとデカいのがいるよとアドバイスをもらって、大原で予約しても船が出ず、アカムツに浮気したらデカムツにありついて堪能。

今度こそ、オニかなと、考栄丸さんに電話しても、今のところ予約ゼロ。

二つ隣の力漁丸さんに電話したら、お客さんが2人目で、あと一人入ったら出るよ!とのこと。

夕方、今回もダメかな~なんて思った頃、トゥルルルル・・

「3名集まったから出るよ!! 」

おお、やっと出陣だわ^^

「3時半集合ね! 」

うわっ、早いやんけ!

速攻で仕事を終わらせて、帰宅して出撃準備。

ま~アカムツの前に一端準備ができているので、かきあつめて車に積んで、さっさとご飯を食べて寝ます。

お世話になったのは、大原 力漁丸さん

大原 力漁丸
帰港後撮影

HPのトップがタレント写真なので、いまいち乗り気を失ってしまう宿ですが、一度乗ってみないとね。

余裕のお客4名で左トモに陣取り、朝4時に河岸払い (かしばらい:船を離岸し、海に出る事)

右トモさんに聞くと、一時間ぐらい走るよとのことで、用意が終わったらキャビンで寝ます。

スローダウンで、外に出てみると、明るくなってて晴れてるし凪。

勝浦沖の朝焼け

「いや~いいね~釣り日和で気持ちいいや!! 」

これだけで幸せ。

勝浦沖オニカサゴポイント

大原ってより勝浦沖ですね。

船長 「最初、天秤ダメだよ!フラッシャーね~ どうぞ~ 」

ん???

え?フラッシャー?

皆さん、長ーいフラッシャーサビキ (さびき:魚の皮やビニールなどをハリに巻いた擬似バリを何本も付けた仕掛け) を投入!!

ゲッ 餌釣りすか!

そんな用意してないわ><

「船長~知らんかった~サビキある? 」

ま~餌は持ってきてるので、慌てることなく天秤 (てんびん:主に仕掛けを沈める時に絡みを防ぐためのL字をした金具) を外して、仕掛けを変えて投入。

ミヨシ (みよし:船の中の位置で船首側を言う) さんがサバをズラズラと釣り上げたので、

俺にもかかるだろう~

全く指示がないが、どこまで落とせばいいんだろう?

着底170mぐらい。

あら、底までいったわ。

って待ちを入れては、徐々に棚を上げ始めたら、グングンと竿先が反応!!

来たね!こりゃ追い食い (おいぐい:別の魚が残りの針にかかること) っすよね!と我慢します。

「ホレホレ、ホレホレ、全部喰え!全部乗れ! 」

そろそろかな~って頃、まったく反応がなくなりました。

やっぱ追い食い (おいぐい:別の魚が残りの針にかかること) は下手だわ~><

その後、流し替えでウロウロするも、どうもサバの群れが見つからないみたい。

再度流すも、一尾もサバ釣れね~ぞ~

っと、諦めかけたら竿先グングン

あ、のった!

しかも、どんどん乗った!!

うわっ、いっぱいのった!!

電動リールで巻き上げ始めますが、悲鳴気味

全部のってんじゃない?

って思ってましたが、こんどはどんどん軽くなる

どんどんバレ (ばれ:魚がかかったが逃げられること) ていく・・・

あははは、

上げてみると、残ったのはアジ3尾

ま~いいか^^

船長 「オニ狙いに変えま~す 」

船長 「前にエサあるから、なくなったら取りにいってね! 」

ほいほい

凪でオニ狙い

さぁ仕切り直して、デカ鬼狙うぞ~

最初のポイントは水深190m

深いな~

しかも潮はゆるいな~アナウンスとピッタリ。

すぐにアタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) が出ますが、暴れすぎ。

こりゃサメだなと思ったソバからハリス (はりす:仕掛けの中で針が結ばれている糸。魚に警戒されないように最も細い糸を使う場合が多い) 切れ。

水中ランプ封印。

流し (ながし:一つのポイントで釣りを開始して竿を上げるたまでの一単位。通常潮の流れにまかせる流し釣りの場合に使用する。流し終わると別のポイントへ移ったり、同じポイントの場合は潮上まで戻って流しなおす) 換えて、水深160m

ここでは、トロトロですが潮が流れてます。

じゃ、最近やりたくて仕方がない、ドスンと落とす餌が落ちる演出で~

って二回目にドスンとやって、餌が落ち切った頃合いで聞きあげる前に

竿先クン

おっ咥えた!!

サメはやめてよ!

っと食い込むのを待ってると、クンクン・・・グン

聞きあげたら、グングンと暴れ始めて

軽くオリャで、しっかり針掛かりさせたら、後は針穴が広がらないように丁寧に。

巻き上げはじめは、

おおお、鬼っぽい!!

しかし巻くにしたがって、

ん?休まない?


おいおい、休んでくれよ!!

ほぼ休まず暴れてます><

しかし、クビ振りの強さが、サメ程ではないな~

ダブルか、小さいサメか、もしかしてアラ

「船長~この辺アラいるの~? 」

「ここは、滅多に見ない! 」

ガーーン、じゃサメかよ!!

上がってみると、

オニダブルでした^^

オニのダブル1.3と1kg
宿HPより転載

デカ鬼とまでいかずとも、キロ越えのいい鬼です。

とりあえずは、お土産ゲットです。

その後も、潮が止まったり、たま~にトロトロ。

船長も、 「潮が流れないので船で引っ張るから、糸が出過ぎたら入れ直して! 」

サメは相変わらずたまにかかり、

あたった瞬間にがっくりくるユメカサゴは、大きければ好きなのでうれしいんですが、小さめでリリース (りりーす:釣った魚を放流すること)

潮が止まると、餌が落ちる演出で釣れたためしがないが、やっぱりここでもそう。

わずかにトロトロしてるな~って時、誘いを入れてみると、

グングンといきなりのって、

オニ追釣です!!

追加オニカサゴ1.2kg

そして一段と潮が止まりはじめて、

うーーん、誘いを入れてもダメだろうな~

って枝の落ち具合を、底ギリギリに針がくるようにしてジッとしていると、

クン

あ、なんか咥えた

ん?いない

クン、グググン

乗ったかな~オリャ!!

で暴れ始めます。

おおお、いい感じの暴れ方、重めだしサメっぽくないし。

断続的な重みのある暴れ方で、竿が重くてもニコニコで耐えます。

しかし100m切り始めたあたりから、

やけに連続で暴れます。

ええええ、サバでも食った?

いやサバっぽくもないし。

ん~途中から別の魚になったの?

なになに?

で、上がってきたのは

ドーーン

大鬼2.2kg(船長計測)

大鬼2.2kg""
宿HPより転載

おおお、はじめて2kg越え釣ったわ!!

頭はたいして変わらなくても、おなかがすごいな

樽のおかわりとは豪勢な!!

別の樽に大鬼

その後は、ユメカサゴさえ釣れないほど、潮が止まり、

置き竿 (おきざお:竿を手に持たないで竿掛けなどに置いた状態でアタリを待つこと) で、マメな棚とりに徹して、

最終の流し (ながし:一つのポイントで釣りを開始して竿を上げるたまでの一単位。通常潮の流れにまかせる流し釣りの場合に使用する。流し終わると別のポイントへ移ったり、同じポイントの場合は潮上まで戻って流しなおす) でトロトロしたのでいけるか!と粘りましたが、左ミヨシさんの坊主逃れで船長がホッとして終了。

最終釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) は、オニカサゴ4、アジ3、ユメカサゴ2(チビでリリース)サメ1尾(リリース、ハリス切れ4)

4尾の内訳は、2.2kg、1.3kg、1.2kg、1.0kg。

船中はオニカサゴ0~4(船中6)。たぶんです。右ミヨシさんは良く見えなかったのと、早々に竿をたたんでたので、トラブルかな?

船長的には潮が緩くて厳しい日だったらしいですが、俺的には手があった感じで、十分な釣果 (ちょうか:釣れた魚の数)

オニカサゴ4尾g

手前の1kgのオニが小さく見える程です。


おまけ感のアジ

備忘録的には、

大原 オニカサゴ 仕掛け・タックル図

この日は、マシュマロボールの色やタコベイトありなしの差は感じられなかったですね。

とにかく潮が緩かったので、2mの仕掛けで1.4~1.6mぐらいの棚切りが多かったですが、徐々に水深が浅くなるポイントが多くて

それでもすぐに仕掛けが底に擦れてて、鬼の鼻っ面を通過させるのも難しかったです。

餌の大きさは20cm×1.5cmぐらいの餌をもっていって、大体17cmに切って釣りました。

以前20cmでやった時にタコベイトと餌が見事に針から1cmぐらいで切られたトラウマがあって、

この大きさだとまだ小さなユメカサゴはかかりますが、20cmのままでは怖くて、これで切られたらチビオニだったと信じることにしての選択です。

あと、餌の落ちる今年からやってるドスンの誘いは、やはり潮が止まると釣れないですね。最初の3尾が誘いで釣れて、大鬼は鼻っ面ヒラヒラで釣れました。

餌が落ちる演出が効かないのは、活性の問題なのか、誘いになっていないのか?はよくわからない。

帰港時に大船長が、 「柔らかそうな竿だね!オニは硬い竿だよ!常連さんなんて何本も折ってるよ! 」

さすがに折っちゃダメだろうとは思いましたが、硬いのがいい事を強く言いたかったのでしょう!

うーーん、いつも硬めの深場の竿も予備で船に載せてるんだけど、今の俺の誘いだとこのままでいいかな。




帰宅して捌いたら、きれいな肝が・・ニコニコです。一度に食ったら死ぬな^^

鬼の肝と胃袋

一尾を兄宅に届けて、

内臓系はあまりに大量だったので、肝と胃袋を、ポン酢とコチュジャンタレをスタートに、いろいろな味付けで楽しみました。

オニカサゴの肝と胃袋のポン酢がけ

オニカサゴの肝と胃袋のコチュジャンタレ合え

オニカサゴの肝と胃袋の煮付け

それでも肝が余ったので、濃いめの佃煮風煮付けにして、翌日に繰り越しです。

オニカサゴさん、ごちそうさまでした。

Twitter Button Facebook Button Line Button Hatena Button

※画像の左上に 吹き出しアイコン マークが表示されている場合は、画像上にマウスをもっていくかタップすると、画像への注釈が表示されます。

お名前(必須)
タイトル
URL
コメント(必須)
認証(必須)
<=文字列

コメントする
Re:
>スパ郎さん
軟体系今釣れてますね!俺も行こうかな~^^
2キロのオニは退治しがいがありますよ!ぜひ
うぞっ
2017/05/15 13:54:09
>>返信

おおっ! 軟体系にうつつを抜かしてますが、根魚いきたくなる記事だΣ( ̄ロ ̄lll)
2キロオーバー オメでした。
スパ郎
2017/05/15 13:00:53
>>返信
Re:
>なべさん
他のお客のオニもすべてキロ超えてましたよ!
2kg越えは20年生きてるでしょうから貴重ですね。
あれだけ肝と胃袋がデカいと、少しずつ食べる料理法を知りたいけど、知ってからは釣れないんでしょうね^^
うぞっ
2017/05/13 18:07:16
>>返信

うぞっさん
2kg超え、凄いですね!(◎_◎;)
船中6匹で4匹ゲット、しかも全て1kg超えって…勝浦沖の潜在能力高いっすね!
胃袋と肝が羨ましい〜(^^)
なべ
2017/05/13 17:48:33
>>返信
Re:
>しおどめさん
いや~いい重みでしたよ!
漁労長一行による二馬力での大鬼退治レポートを心待ちにしております。
うぞっ
2017/05/13 17:43:15
>>返信
Re:
>すずきんさん
写真だけみたら、1kgのオニは500g位に見えますね^^
1.8とか1.9kgはよく聞きますけど、2kg越えは急に減りますもんね。ちょっとびっくりしました。
雨だけじゃなくて、急に気温も下がったので回避正解でしょう!天気のいい日に、デカ鬼を退治してください。
うぞっ
2017/05/13 17:39:53
>>返信

うわあ~ビックサイズ連発!!おめでとうございます。
オニは超美味ですから、当分楽しめますね。
お疲れ様でした。!(^^)!
しおどめ
2017/05/13 17:11:07
>>返信

おぉ、2kg超ぇ~、すばらしい!!
私も2kg超えたことないです。
1kgあればまずまずなのに、小さく見えること・・^^;;
私も土曜に行くつもりでしたが、雨模様で諦めでした。

でも、平日は平日で大変なのねぇ・・・^^;;
すずきん
2017/05/13 16:30:16
>>返信
Re:
>ヨシケンさん
大船長にとっては、硬い竿を折って初めて鬼師一人前みたいな口ぶりでした^^
200号で使う竿を折るって、相当下手こかないと無理だと思いますけどね。
うぞっ
2017/05/13 14:44:23
>>返信
Re:
>まるかつさん
お腹はすっからかんでしたよ!
胃袋は見たことないほどデカかったんで、それなりにデカいものが入っててほしかったです。
うぞっ
2017/05/13 14:41:30
>>返信

おぉっ、デカいっすね。
おめでとうございます。
昨日は天気もよくて最高の釣り日和では?
今日の天気は最低ですが。
常連さんが固い竿を折るのは、なんでですかね。
巻き上げ時に粘りがきかなくて、とかかな。
ヨシケン
2017/05/13 13:02:00
>>返信

初の2㎏超え、おめでとうございます。
お腹の中には何が入っているか確認しました?
私のはタコが入っていましたよ。(火星人みたいな)
まるかつ
2017/05/13 12:30:21
>>返信

ブログ更新情報

テーマ別

魚種・釣り物別