しかもヒラメが終了する地域では、これからって事らしい。
大鬼は来年狙おうとか思ってたが、じゃもう狙っちゃおう!
南房では数は出るが中鬼が多いとか、大原、勝浦辺りだとデカいのがいるよとアドバイスをもらって、大原で予約しても船が出ず、アカムツに浮気したらデカムツにありついて堪能。
今度こそ、オニかなと、考栄丸さんに電話しても、今のところ予約ゼロ。
二つ隣の力漁丸さんに電話したら、お客さんが2人目で、あと一人入ったら出るよ!とのこと。
夕方、今回もダメかな~なんて思った頃、トゥルルルル・・
「3名集まったから出るよ!! 」
おお、やっと出陣だわ^^
「3時半集合ね! 」
うわっ、早いやんけ!
速攻で仕事を終わらせて、帰宅して出撃準備。
ま~アカムツの前に一端準備ができているので、かきあつめて車に積んで、さっさとご飯を食べて寝ます。
お世話になったのは、大原 力漁丸さん

帰港後撮影
HPのトップがタレント写真なので、いまいち乗り気を失ってしまう宿ですが、一度乗ってみないとね。
余裕のお客4名で左トモに陣取り、朝4時に河岸払い (かしばらい:船を離岸し、海に出る事) 。
右トモさんに聞くと、一時間ぐらい走るよとのことで、用意が終わったらキャビンで寝ます。
スローダウンで、外に出てみると、明るくなってて晴れてるし凪。

「いや~いいね~釣り日和で気持ちいいや!! 」
これだけで幸せ。

大原ってより勝浦沖ですね。
船長 「最初、天秤ダメだよ!フラッシャーね~ どうぞ~ 」
ん???
え?フラッシャー?
皆さん、長ーいフラッシャーサビキ (さびき:魚の皮やビニールなどをハリに巻いた擬似バリを何本も付けた仕掛け) を投入!!
ゲッ 餌釣りすか!
そんな用意してないわ><
「船長~知らんかった~サビキある? 」
ま~餌は持ってきてるので、慌てることなく天秤 (てんびん:主に仕掛けを沈める時に絡みを防ぐためのL字をした金具) を外して、仕掛けを変えて投入。
左ミヨシ (みよし:船の中の位置で船首側を言う) さんがサバをズラズラと釣り上げたので、
俺にもかかるだろう~
全く指示がないが、どこまで落とせばいいんだろう?
着底170mぐらい。
あら、底までいったわ。
って待ちを入れては、徐々に棚を上げ始めたら、グングンと竿先が反応!!
来たね!こりゃ追い食い (おいぐい:別の魚が残りの針にかかること) っすよね!と我慢します。
「ホレホレ、ホレホレ、全部喰え!全部乗れ! 」
そろそろかな~って頃、まったく反応がなくなりました。
やっぱ追い食い (おいぐい:別の魚が残りの針にかかること) は下手だわ~><
その後、流し替えでウロウロするも、どうもサバの群れが見つからないみたい。
再度流すも、一尾もサバ釣れね~ぞ~
っと、諦めかけたら竿先グングン
あ、のった!
しかも、どんどん乗った!!
うわっ、いっぱいのった!!
電動リールで巻き上げ始めますが、悲鳴気味
全部のってんじゃない?
って思ってましたが、こんどはどんどん軽くなる
どんどんバレ (ばれ:魚がかかったが逃げられること) ていく・・・
あははは、
上げてみると、残ったのはアジ3尾
ま~いいか^^
船長 「オニ狙いに変えま~す 」
船長 「前にエサあるから、なくなったら取りにいってね! 」
ほいほい

さぁ仕切り直して、デカ鬼狙うぞ~
最初のポイントは水深190m
深いな~
しかも潮はゆるいな~アナウンスとピッタリ。
すぐにアタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) が出ますが、暴れすぎ。
こりゃサメだなと思ったソバからハリス (はりす:仕掛けの中で針が結ばれている糸。魚に警戒されないように最も細い糸を使う場合が多い) 切れ。
水中ランプ封印。
流し (ながし:一つのポイントで釣りを開始して竿を上げるたまでの一単位。通常潮の流れにまかせる流し釣りの場合に使用する。流し終わると別のポイントへ移ったり、同じポイントの場合は潮上まで戻って流しなおす) 換えて、水深160m
ここでは、トロトロですが潮が流れてます。
じゃ、最近やりたくて仕方がない、ドスンと落とす餌が落ちる演出で~
って二回目にドスンとやって、餌が落ち切った頃合いで聞きあげる前に
竿先クン
おっ咥えた!!
サメはやめてよ!
っと食い込むのを待ってると、クンクン・・・グン
聞きあげたら、グングンと暴れ始めて
軽くオリャで、しっかり針掛かりさせたら、後は針穴が広がらないように丁寧に。
巻き上げはじめは、
おおお、鬼っぽい!!
しかし巻くにしたがって、
ん?休まない?
おいおい、休んでくれよ!!
ほぼ休まず暴れてます><
しかし、クビ振りの強さが、サメ程ではないな~
ダブルか、小さいサメか、もしかしてアラ?
「船長~この辺アラいるの~? 」
「ここは、滅多に見ない! 」
ガーーン、じゃサメかよ!!
上がってみると、
オニダブルでした^^

宿HPより転載
デカ鬼とまでいかずとも、キロ越えのいい鬼です。
とりあえずは、お土産ゲットです。
その後も、潮が止まったり、たま~にトロトロ。
船長も、 「潮が流れないので船で引っ張るから、糸が出過ぎたら入れ直して! 」
サメは相変わらずたまにかかり、
あたった瞬間にがっくりくるユメカサゴは、大きければ好きなのでうれしいんですが、小さめでリリース (りりーす:釣った魚を放流すること) 。
潮が止まると、餌が落ちる演出で釣れたためしがないが、やっぱりここでもそう。
わずかにトロトロしてるな~って時、誘いを入れてみると、
グングンといきなりのって、
オニ追釣です!!

そして一段と潮が止まりはじめて、
うーーん、誘いを入れてもダメだろうな~
って枝の落ち具合を、底ギリギリに針がくるようにしてジッとしていると、
クン
あ、なんか咥えた
ん?いない
クン、グググン
乗ったかな~オリャ!!
で暴れ始めます。
おおお、いい感じの暴れ方、重めだしサメっぽくないし。
断続的な重みのある暴れ方で、竿が重くてもニコニコで耐えます。
しかし100m切り始めたあたりから、
やけに連続で暴れます。
ええええ、サバでも食った?
いやサバっぽくもないし。
ん~途中から別の魚になったの?
なになに?
で、上がってきたのは
ドーーン
大鬼2.2kg(船長計測)

宿HPより転載
おおお、はじめて2kg越え釣ったわ!!
頭はたいして変わらなくても、おなかがすごいな
樽のおかわりとは豪勢な!!

その後は、ユメカサゴさえ釣れないほど、潮が止まり、
置き竿 (おきざお:竿を手に持たないで竿掛けなどに置いた状態でアタリを待つこと) で、マメな棚とりに徹して、
最終の流し (ながし:一つのポイントで釣りを開始して竿を上げるたまでの一単位。通常潮の流れにまかせる流し釣りの場合に使用する。流し終わると別のポイントへ移ったり、同じポイントの場合は潮上まで戻って流しなおす) でトロトロしたのでいけるか!と粘りましたが、左ミヨシさんの坊主逃れで船長がホッとして終了。
最終釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) は、オニカサゴ4、アジ3、ユメカサゴ2(チビでリリース)サメ1尾(リリース、ハリス切れ4)
4尾の内訳は、2.2kg、1.3kg、1.2kg、1.0kg。
船中はオニカサゴ0~4(船中6)。たぶんです。右ミヨシさんは良く見えなかったのと、早々に竿をたたんでたので、トラブルかな?
船長的には潮が緩くて厳しい日だったらしいですが、俺的には手があった感じで、十分な釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) 。

手前の1kgのオニが小さく見える程です。

備忘録的には、

この日は、マシュマロボールの色やタコベイトありなしの差は感じられなかったですね。
とにかく潮が緩かったので、2mの仕掛けで1.4~1.6mぐらいの棚切りが多かったですが、徐々に水深が浅くなるポイントが多くて
それでもすぐに仕掛けが底に擦れてて、鬼の鼻っ面を通過させるのも難しかったです。
餌の大きさは20cm×1.5cmぐらいの餌をもっていって、大体17cmに切って釣りました。
以前20cmでやった時にタコベイトと餌が見事に針から1cmぐらいで切られたトラウマがあって、
この大きさだとまだ小さなユメカサゴはかかりますが、20cmのままでは怖くて、これで切られたらチビオニだったと信じることにしての選択です。
あと、餌の落ちる今年からやってるドスンの誘いは、やはり潮が止まると釣れないですね。最初の3尾が誘いで釣れて、大鬼は鼻っ面ヒラヒラで釣れました。
餌が落ちる演出が効かないのは、活性の問題なのか、誘いになっていないのか?はよくわからない。
帰港時に大船長が、 「柔らかそうな竿だね!オニは硬い竿だよ!常連さんなんて何本も折ってるよ! 」
さすがに折っちゃダメだろうとは思いましたが、硬いのがいい事を強く言いたかったのでしょう!
うーーん、いつも硬めの深場の竿も予備で船に載せてるんだけど、今の俺の誘いだとこのままでいいかな。
帰宅して捌いたら、きれいな肝が・・ニコニコです。一度に食ったら死ぬな^^

一尾を兄宅に届けて、
内臓系はあまりに大量だったので、肝と胃袋を、ポン酢とコチュジャンタレをスタートに、いろいろな味付けで楽しみました。



それでも肝が余ったので、濃いめの佃煮風煮付けにして、翌日に繰り越しです。
オニカサゴさん、ごちそうさまでした。