いろんな所でヤリイカが釣れているみたいだから、行くすかね。
最近イカ釣りがどんどん下手になる。
食べられれば満足なんだが、毎回スソ (すそ:船の中で本命を一番釣らなかった人のこと) で宿の釣果を下げるのも申し訳ないな~><
今回はスソ (すそ:船の中で本命を一番釣らなかった人のこと) 回避を目標にしよう!目標もどんどん下方修正^^
お世話になったのは、長井漆山 すえじ丸さん
朝、目覚ましの一時間半前に目がパチクリ。
仕方がないので出発して、急がないからと、燃費最重視走行チャレンジで宿へ。
カタログ値を超える燃費を実現してご満悦ながら、まだ宿が開いていない時間に着いちゃって、釣り座 (つりざ:船上で釣り人が座る位置) は右トモがまだ空いていたのでゲット。
車に戻ってちょっと寝ようかと思ったら、どんどん車がきて移動させられて寝られず。
宿が開いたらしいので、受付にいったら、本日お客は11名予約で、後からも来そうとのこと。
結構多いね。
どうやら、前日は風で船は出なかったが、前々日に宿の釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) が最近よりも倍ぐらいのトップ68杯だったらしく、
それ見て突如出撃の客が多いらしい。
なるほど、ユルユルで何も知らんかった。
ま~スソ (すそ:船の中で本命を一番釣らなかった人のこと) 回避が目標ってぐらいだからね。
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今年もなんとか使えました。
気の利いた持ち手のついたペットボトル氷を受け取って、
朝7時出船。結局お客13名
ポコポコとゆっくり城ケ島沖を目指します。
ポイントに到着して一通り群れを探索して、さぁ投入!
「水深215m、下から15mまでの反応 」
深けぇ~な~
おもり120号をおりゃ!と投げると、11cmイカヅノがシュシュシュと投入器 (とうにゅうき:イカ用の仕掛けを自動で海に投入するための道具) から飛び出します。
気持ちいぃい!!
底着いて、着底即乗りを期待して、スッと竿先を持ち上げると、
クィっとホレ来い!ホレ!
キュイーーン
うわっ! 船で俺ではない何人かが巻き上げ始めました。
着底タイミングでさえ相当な差があるんだろうね^^
少し誘いを入れては止め、巻いて誘って止め
俺の竿先反応ないな~><
15mぐらいまで行ったら、
少し巻いてから再度落とし、って着底再度竿先上げたら、
遅ればせながらクィっと竿先反応!!
おおお、手巻きでゆっくり巻いて下手くそな追い食い (おいぐい:別の魚が残りの針にかかること) を狙って、
「もっと乗れ、もっと乗れ! 」
グン、グンと竿先が深めに入って、
ええぃ我慢できん!と電動オーン!
俺もキュイーン
ゆっくり目で巻き上げ開始
どれくらいだっけ速度?
お隣さんとかの速度をまねて
長いな~200mは!
なんて感じで上がってきたのは、ヤリイカ3杯。
船中では10本針で8杯ノッタ!とか豪勢な言葉が飛び交ってます!!
でも俺は3杯でも結構ニコニコ
二杯を、試しに今日は白だしで作ってきてみた漬け汁に投入して沖漬け (おきづけ:釣ったイカや魚を生きたまま醤油系に漬けて味を浸み込ませる事) 。
この後、3杯、3杯と続けて乗りました。
深いから降ろす回数が制限されるとき、上手い人は6杯、7杯とのせていくんでしょうね~。
だいたい俺の仕掛けはツノ6個しかないし、増やす気もない。
その後もポツポツ。
早朝は晴れて9時ごろには風がおさまるって予報でしたが、実際は朝から曇りで、風は吹きっぱなし。
北風でせっかくの右舷 (うげん:船の船首に向かって右側) なのに日が当たらず船中皆寒い。
でも釣れてりゃそんな事も忘れられますね。
周囲では間隔広めのイカ船団が形成されてます。
その後少し釣れない時間を挟んで、
何度か繰り返した流し (ながし:一つのポイントで釣りを開始して竿を上げるたまでの一単位。通常潮の流れにまかせる流し釣りの場合に使用する。流し終わると別のポイントへ移ったり、同じポイントの場合は潮上まで戻って流しなおす) 替えで、着底即、グィンと竿先反応
しかも、グッグッとすぐにどんどん重くなる。
おとととっ、もういいや 電動オーン。
船全体で電動リールが動いてます。
見えるところでは右舷 (うげん:船の船首に向かって右側) 7名は全員巻いてますね。いい群れに船長が当ててくれた!
だいたい、右舷 (うげん:船の船首に向かって右側) でイカ竿じゃないナメた釣りしているのは俺だけだな^^
あがってきたら、一番上のツノからイカがついていて、
一杯、二杯・・・あら、六杯
おおお、初めてパーフェクト。追い食い (おいぐい:別の魚が残りの針にかかること) 下手にとっては快挙だぞ!!
この段階で23杯。
しかし、ちとヤバい。
俺の個人的定量は、イカについては30杯。
個人的定量は、丁寧に魚を処理する気力が続く最大数。
調子づいて釣って、夜涙目で捌かなくてすむ数で、過去の経験からこれを超えると、後でしこたま後悔する。
このまま行くと超えるな。でもスソ (すそ:船の中で本命を一番釣らなかった人のこと) は避けたいし・・・
そして仕掛けをおろさないのも楽しくないし、
昼頃まで風は吹きましたが、アタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) が減った午後は晴れて風も収まり、ノンビリムード。
定量意識のセーブ後は、誘いもさぼり、巻き上げも置き竿 (おきざお:竿を手に持たないで竿掛けなどに置いた状態でアタリを待つこと) 。
終いには、一度も竿を手に持たずに、キーパーに乗せたままでリールの操作だけで釣ってみたり。
完全になめた釣り方で、それでもポツポツと追釣。
時間で納竿 (のうかん:釣りを終了すること) ~っ
最終釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) は、ヤリイカ32杯。
船中釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) は26~66杯。!
ちょっと定量は超えてしまったがスソ (すそ:船の中で本命を一番釣らなかった人のこと) は回避したし、大満足だな。
毎回うれしい宿からは、煮卵二個と、あつあつおしぼり、カットワカメ、飲み物。
おしぼりで生き返った後、煮卵を一個口に頬張り、一個は持って帰りました。
釣ったヤリイカは、一番大きい奴は48cmありました。これくらいあるとよく引きます。
帰宅後、定量越えはやっぱりきつくて、イカの下処理をする間に揚げ物をする気力がなくなり、
白だし沖漬け (おきづけ:釣ったイカや魚を生きたまま醤油系に漬けて味を浸み込ませる事) と刺身だけ食って終了。
白だしだと見た目があんまわからなくてテンションがあがりませんが、味はいいですね。
刺し身、甘~ぃ。だしの香りに酒もすすみます。
イカフライは、翌日堪能することにしました。
ゲソやエンペラだけでもすごい量でしたが、冷蔵で食べる分を残して、
結構なイカが冷凍庫行きになりました。
ヤリイカさん、ごちそうさまでした。