お世話になったのは、勝浦川津港 源泉丸さん
この宿は、ムツ・アラリレーがあるので、リスクが高すぎるアラ狙いには最適。
アラをやろうとちょろちょろ見てたのですが、結局仕事が忙しくて挑戦できず、アラは釣り物 (つりもの:釣り船で掲げる目標とする魚種や釣法で、もっとも本命とする魚の名前の場合が多い。例としてマダイとか根魚五目等) から消えてしまいました。
あとは相模湾の深場アカカマスもやりたいのですが、引っ掛けは禁止通達が出そうで出ないみたいで、たぶん今期はこのまま出ている船は引っ掛けなので断念。
ま~仕方ないですね。俺が楽しくなくても数が釣れる方が楽しい人を否定はできない。好みの問題ですし、嫌なら仕立てりゃいいわけですからね。
結局、たまに見ていた源泉丸さんが、ムツ・オニリレーで出ているらしく、鬼も食べてないな~ってことに落ち (おち:寒くなる時期に魚が深い場所に移動する事) 着きました。
未明は風が残るけど、昼にかけて落ち (おち:寒くなる時期に魚が深い場所に移動する事) 着く予報を信じて、頼む!しゃぶしゃぶを食わせてくれ!
オニ用の大きめ塩サバ餌は作ってあったので、ムツ用の餌だけ前日作りました。

お弁当のようにタッパに詰めてのサバ短の詰め合わせ。

そして仕掛けと替えハリス (はりす:仕掛けの中で針が結ばれている糸。魚に警戒されないように最も細い糸を使う場合が多い) セットを用意して終了。

集合3時半。宿に到着前に、すでに危険信号は発令してました。。
未明、勝浦方面に向かう297号(大多喜街道)の途中にある、五六回ヘアピンが続くつづら折りで、自分で運転しているのに少し気持ち悪くなった。
こんな事初めてです。
前日は問題なかったのに背中がバリバリでこりゃ酔うかもな~感もバリバリ。
ほとんど寝てないし。
そして案の定、ここから帰宅まで写真はありません。だから冒頭に、普段のせない写真が載ってます^^
お客4名、大船長も竿を出し、竿は5本。釣り座 (つりざ:船上で釣り人が座る位置) は胴の間寄りの左ミヨシです。

朝4時出船で、行程一時間。
この段階では酷くはないけど軽い船酔い。風も波も結構なもんですね。
朝焼けの中での第一投は、トモからの順次投入。 「下から少し浮かして2~3mぐらいまで 」
第一投おりゃ~デカムツよろしく~
水深180m!でも俺だけ出た糸は100m。
全員落ち (おち:寒くなる時期に魚が深い場所に移動する事) たのに、俺の仕掛けだけサバにインターセプト。
この投入回は、お休みとなりました。
そして、胴の間 (どうのま:船の中の位置で中央付近(左右両方)を言う) と、トモ側は全員ムツをゲット。
俺は、こりゃ酔いの悪化を覚悟で仕掛けを詰めるしかない!と3本針から2本針にチェンジ!
案の定、酔い悪化。ぎもぢわりぃいいい。
リバース感はないので海外出張っぽくはないですが、ただ、異常に気持ち悪い。
2本針に仕掛けを詰め終わった頃、船長からも 「2本ぐらいに針を減らした方がいいかも 」と指示が出て、トモ側の人も針数を減らした様です。
底ベタベタ指示に変わって、釣れりゃ酔いも紛れる!おりゃ~
糸は、120mで停止。サバとのお遊戯のみで、連続お休み。
船の中でも何人かはサバに止められましたが、落ち (おち:寒くなる時期に魚が深い場所に移動する事) る人もいたみたい。
第三回、おりゃ~ 140mで停止。あと少しなのに~
結局、最初の3回はサバと戯れるだけ。
落ち (おち:寒くなる時期に魚が深い場所に移動する事) なきゃ~何もできないと、一本針仕掛け。
4回目の一本針でやっとこさ落ち (おち:寒くなる時期に魚が深い場所に移動する事) たんですが、唯一の小さな違和感でかかったのはチビユメカサゴのみ。
というか第一投以外は誰もムツは釣れず、
あれで落ち (おち:寒くなる時期に魚が深い場所に移動する事) なかったことが全てだったみたい。
俺にとっては、魔の第一投。ただ、酔いが悪化しただけでした。

その後、近くの150~170m前後でオニ狙いにチェンジしますが、
ここら辺から、最初だけ順次投入で、再投入OKに変わりました。
潮もボチボチ流れてたんで、カンダマとかある人はつけた方がいいかもって指示もでましたが、
やれる体調ではなかったし、結構重めの仕掛けで、かつ底に張り付くのは得意なので釣り方で対応ました。
こりゃ相当デカい鬼かも?と期待したのは、良く休むサメでした。ガックシ。
結局、このポイントでは誰も鬼は顔を見ず。
船長も深場を諦め、浅場に走ってポイント移動。
移動中、キャビンに一人だけ寝転がるスペースがあったのでダウンさせてもらい、
浅場110mに着く頃には少しだけ酔いが改善。
トモで2尾ほど、小さめのオニがあがった感じでしたが、
俺には 「咥えた? 」みたいな違和感が竿先にでて、
ただ、待てど、聞いてみても、竿先に生体反応がいまいち見えない。わずかな違和感のみ。
「咥えたのはなした? 」
で、一回軽く合わせても手ごたえがないので回収してみると、20cmに満たないチビオニカサゴが付いてました。
200号だと、感性鈍る~っ。かかっていたことに、気づかない体たらく。
そのまま10時過ぎ、納竿 (のうかん:釣りを終了すること) ~っ
デコりました。
坊主上等でございます。

船中釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) は、たぶんクロムツ0~1、鬼0~2
俺の釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) は、サバ多数、サメ1(リリース)、オニ1(チビリリース)、ユメカサゴ1(チビリリース)
持ち帰りは、サバ3、大船長からもらったヒオドシ1

タックル (たっくる:釣竿やリール、仕掛けなどの釣り道具一式のこと) は竿だけ立てて、帰港までもキャビンでダウンさせてもらってだいぶ良くなりましたが、若干気持ち悪いのは陸にあがってからも、そして車で帰宅するまで続きました。
「陸酔い」って奴ですね。釣りに行っちゃいけない体調だったみたいで、自制心という言葉を覚えないとね。
ただ、酔ったから釣れなかったって感じでもなく最低限の事はやったけど、タイミングを逸した感じです。
後、やるとしたら、サバ回避のためにおもりを黒く塗る。餌を塩サバの白くない所を使って小さく整形、少しでも光らないムツ針があればそれに変えるぐらいですかね。
そこまでやりゃ、かなり落ち (おち:寒くなる時期に魚が深い場所に移動する事) る確率はあがるかな。サバ対策にそこまでやるのは、アカムツぐらいの時だけぐらいですが、あそこのムツは60cmぐらいのデカいのがいるので、頭の中には入れとこう。
料理の力も出ず、サバは一尾を〆サバ。
後は、5枚に下ろして竜田揚げ。ヒオドシも小さめだったので、唐揚げにしちゃいました。

サバの竜田揚げ、ビールもご飯もすすむ~っ
ふ~っ、2回連続の船酔いで貯金貯まったかな。
こりゃ平成最後になんか行かんと、このままじゃね。
サバさん、ヒオドシさん、ごちそうさまでした。