2019/10/09 11:37
テーマ:釣法備忘録
魚・釣り物:アカムツアカムツのイラスト
最近は、数より型偏重でノッコミ (のっこみ:産卵前に魚が浅場に入ってきて餌をよく捕食する時期) 主体ではなくったので、カンネコ根限定のまとめ方はやめてみます。

ちょっとずつ変わっているので、久しぶりの釣法備忘録。

アカムツ釣果

アカムツの釣法も、以前に比べて多くの人がやるようになって、世の中は格段に進化したのではと思います。

自分は一時期ハマって続けて行ってましたが、今はたまにしかやってないのと数釣りのモチベーションが下がっているので、時代遅れの要素も多いかと思います。

私見と偏見で書いているただの備忘録ですので、もし読まれても参考程度と思ってください。

まず、外したら釣れない重要ポイントは以前からと同じ。

・餌を回転させない
・餌を停止させる瞬間を作る

の二点。

これさえ守っていれば、棚が合えば食ってくる可能性はあります。

ルアー釣りをみている限り、動いている瞬間のリアクションバイト (りあくしょんばいと:動くものを食べるという魚の捕食反応) もある魚ですが、アカムツは餌の動きに敏感で、動いている餌に反応するが、変な動きをする餌には食いついてこない。

その時々の効果的な動きや誘いを見つけてもらって、食わせる時は止める、が基本だと思います。

ノッコミ (のっこみ:産卵前に魚が浅場に入ってきて餌をよく捕食する時期) 時や活性が高い時は、どんな状態でも食ってくるのはどの魚でも同じ。大事なのは食いがいまいちの時に、どうやって自分の餌を選んでもらうかです。

では、要素別に頭の中を吐き出します。

朝焼けの中をポイントへ

■ ポイント


波崎沖のカンネコ根が有名ですが、ノッコミ時は、130m前後が多いですね。今なら120号おもりのPE3号を主体でタックル (たっくる:釣竿やリール、仕掛けなどの釣り道具一式のこと) が組まれるので、かなり感性も届くし、手持ちが主体の釣りになってるかと思います。底は軽くおもりが埋まる感じの泥地が主体。

東京湾でやっていた時は、90mラインや最も浅い時は50mぐらいの場合もありました。今はそこまで浅いポイントにノッコんで来ないのは寂しいですが、浅くなるにつれて動きへの反応が顕著になります。最も浅いポイントではイカ釣りの様にタタキ (たたき:竿先を急速に小刻みに上下して、仕掛けをばたばた動かす動作のこと。魚に餌をアピールしたり、動きが速いため一時的に餌をくわえるのを我慢させて、一気に食いつかせる効果がある) を入れる場合さえありました。

通常期は、250m前後が多いかと思います。おもりも200~250号 PE4~5号での構成で、終始手持ちは厳しい感じですかね。ここまでの深さになると、その時の潮の速さで釣り方が全く変わってくるし、感性もなかなか届かない。また、置き竿 (おきざお:竿を手に持たないで竿掛けなどに置いた状態でアタリを待つこと) と手持ちでは全く仕掛けの構成が変わるので、セットアップの重要度が変わってきます。

■ 棚


ノッコミ (のっこみ:産卵前に魚が浅場に入ってきて餌をよく捕食する時期) 時の棚への考え方は以前通りで変わってないです。

群れが大きい時は上にも広がってる

基本アカムツは底にいて、群れが大きくなるにつれて上にもしっかり広がる。上にいる時には下にもアカムツはいる。船が群れに突っ込んだときのアタリの出方で横の広がりを見て、棚の縦の広がりを想定します。あと外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) の活性を見極めて、底の外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) に捕まらないギリギリの棚から、上の外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) につかまらない棚までできるだけ多くの針を入れる事を考えます。

底の外道がアカムツとかぶる

最近は捨て糸 (すていと:胴突き仕掛けで、一番下の針の分岐からオモリまでの糸の事。根掛かり時に切れる事を期待して、細めの糸を結ぶことが多い) を70cmからスタートして、90cmで落ち着く事が多いですね。20cm単位で調整してます。

ただ型と棚との関係はわからない。一般的な魚は良型 (りょうがた:大きなサイズのこと。 「りょうがた 」もしくは 「りょうけい 」と読む) は浮いていると言われますが、底でも良型 (りょうがた:大きなサイズのこと。 「りょうがた 」もしくは 「りょうけい 」と読む) はかかりますから。

通常期の棚も同じ考え方でやってますが、投入と回収に時間がかかるので外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) のリスクを大きめにみます。スタート時の捨て糸の長さを、ノッコミ時の倍は取ることが多いです。

■ 仕掛け


今気にしているのは主に潮乗り。もともとは、「枝落ち」って自分では言ってましたが、食いが悪い中で撃沈した共通要素が、枝が落ち気味だった事に気づいてから気にし始めました。それをたぶん世の中の人は潮乗りと呼んでいる。枝落ちを防止するために、針を変えてみたりもしましたが、これでだいぶバラしました。

針の懐の深さと、太軸は必須ですね。針が口角部分にかかった時に、少しでも針穴を広げないため、針が太いことはすごく大事です。一時期バレ (ばれ:魚がかかったが逃げられること) が増えた原因は、の指摘で解決しましたが、細軸とホタ針の形状でした。ホタ針も違いの分かる男でないと、使っている意味がなくなります。

また、潮が緩い時に枝が落ちないようにしておくことが、食いが悪い時に影響するのは間違いなさそうですが、何故かは今の所わかってないです。

針は、ホタ太地16号(藤井商会:ムツ針だと17号相当の大きさ)を使ってます。このメーカーは手作りなのか形状が少しバラつくので、チェックが必要です。

ホタ針いろいろ

ハリスはノッコミ (のっこみ:産卵前に魚が浅場に入ってきて餌をよく捕食する時期) 時フロロ6号(通常時8号)でやってます。アカムツはハリスの太さを気にしないので、潮乗りや扱いやすさで決めればいいかと思います。

潮乗りをよくするのと、針の重さをキャンセルために、フロートやマシュマロボールをチモト (ちもと:針の根元の糸を結ぶ所) に入れる事が多いです。

アカムツには、発光系の装飾も有効ですが、深場アルアルとして、先に外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) が食っちゃうので、外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) の様子をみてオレンジ、ケイムラ、ピンク系の装飾を主にいれています。

枝長は基本60cm。一番下だけ外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) 対策として短めにすることが多いです。

60cmより短くてもいいですが、そうなると仕掛けを上手に止めるテクニックが必要だと思います。波がある時などは特に釣るのが難しくなるので、あまり短いのはお勧めできないです。

あと、置き竿 (おきざお:竿を手に持たないで竿掛けなどに置いた状態でアタリを待つこと) 主体の時は100cmぐらいまで枝を伸ばして、動きをゆるやかにします。

枝間は、投げ入れない、枝の構成を統一する前提で、80~100cm。針数は2~3本で、外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) とお客の混雑具合で決めます。

仕掛けを投げ入れざるを得ない時は、枝間は枝の合計以上で130cmぐらいまで増やします。

オモリは黒く塗ったものを用意していきます。おもりで寄せる必要のない魚なので、中層でサバに気付かれるリスクを減らすためです。

現在の基本仕掛けはこんな感じ。それぞれの寸法の理由を明確にしておけば、状況に合わせて調整していけます。

基本セットアップ

■ 餌と餌付け


サバの短冊とホタルイカのツボ抜きの抱き合わせです。

やはり、食いがいまいちの時程アカムツは、リアクションバイト (りあくしょんばいと:動くものを食べるという魚の捕食反応) か、もしくは目の前に餌が来て匂いを感じないと食いついてこない。

匂いの要素は、最後の一食いに影響している。アオヤギでも釣れますしね。

そういう面もあって、ホタルイカについては、ワタ(肝)が付いている事が大事。取れたら交換します。ホタルイカは目が光ると言われてますが、今までの経験ではワタ(肝)が影響してます。匂い玉は入れ始めてみてますが、効果のほどは不明。

保険の意味が強いサバ短は、少し細めで短めが基本。

アカムツは、餌の捕食が下手な魚だと思います。よく食いそこなう。特にタイノエがご在宅の奴。

実際口の中を開けてみれば納得もできますが、食いにくいですよねやっぱり。


ホタバリの懐は深いので、しっかり食い込ませるためにもサバ短は短めにします。そうなると回転させないことを考えても、細めにすることと、形が悪かったら面取りすることも大事です。

ホタルイカは、短期決戦の時は、手で壺抜きします。手でやるとと少しワタ(肝)が傷つく感じになって、すぐに効果が出る。餌持ちをよくさせる時は、ハサミで胴体を切って壺抜きします。こうするとワタ(肝)が綺麗にとれて長持ちします。時合 (じあい:魚がよく釣れる時間) の最中とかでは手で壺抜きして速攻投入です。

投入時に投げ入れると、ワタ(肝)だけ水面で取れてるなんて光景を見る事になるので、オマツリ (おまつり:他の人の仕掛けと絡まること) しない範囲でできるだけソロリと投入する事を心掛けています。

あと、回収時に枝の撚れ方をみて、餌が回転しているかを確認し、餌付けの良し悪しも判断して、回転するサバ短とかはどんどん交換していきます。

餌付け説明

■ 待ち、誘い、乗せ


通常時の250mラインだと、誘っても思い通りの仕掛けの動きにはならないので、どちらかというとオマツリ (おまつり:他の人の仕掛けと絡まること) しないで棚に仕掛けをしっかり入れる事に注力します。

潮が緩い時には、アカムツは特に敏感で変な動きをスルーしますので、誘いよりも止める事を優先した方がいいと考えています。

ノッコミ (のっこみ:産卵前に魚が浅場に入ってきて餌をよく捕食する時期) 時の130mラインだと、誘いは可能ですし有効な日が結構ありますね。

ただ、動きにどれくらい反応するかは活性次第なので、基本の待ち動作は、おもりを底に着けてゼロテンションに近い状態にし仕掛けを潮乗りだけにする停止期間と、誘いを兼ねた仕掛けを浮かせた手繰り寄せの時間を繰り返す。

手繰り寄せ時に、小さく浮かせるだけの動きを基本として、状況に応じて、大きめに餌が落ちる演出をしたり、何度かクィックィッを煽ったりもしますが、いつでもOKの正解はなくてその日次第ですし、共通で大事なのは止める時間を作る事。

海が荒れている時などは、誘いはほとんど勝手に動いてしまってるでしょうから、必死で停止時間を確保することを意識してます。

あと、誘いで釣ると、型は比較的小さいのが釣れやすいですね。型がいいのは警戒心が強いのかとも思いますが、誘いでも良型 (りょうがた:大きなサイズのこと。 「りょうがた 」もしくは 「りょうけい 」と読む) はかかりますから、どちらかというと好奇心の強い小さいのが先に食いついてくるのではと思ってます。これは他の魚と共通の生態だと思います。

乗せるのは基本向こうアワセ。

結構派手め目のビクッとアタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) が出たら、食い込んでいたら反転して勝手にかかる。餌を咥えただけの場合がたまにあるので、その時はできるだけ違和感を与えない様に耐えて、再アタックを待つ。これが結構難しかったりします。

浮いている時に当たったら、そーっと着底してテンションを緩めます。丁寧に扱えば、再アタックは大体ありますし、煽ったりドスンと着底するとまず再アタックはないです。

乗ったなと思ったら、竿先を聴き上げて、ググッっと竿先が入れば、そのまま合わせずに電動を巻き上げ始める。

上あごにちゃんとかけられる人は合わせるべきでしょうが、東京湾の延長で釣っている自分の乗せ方だとどこにかかるかは魚任せなので、大事なのは口角にかかった時の針穴を広げない事です。

あと、群れでいるので胆力のある人は、追い食い (おいぐい:別の魚が残りの針にかかること) も可能な魚ですが、追い食い (おいぐい:別の魚が残りの針にかかること) 狙いがことさら下手なので、一尾かかったら上げます。

過去にトリプルとかやったことがありますが、その時は、完全に外道と勘違いしてわざと放置した時で、狙って追い食い (おいぐい:別の魚が残りの針にかかること) を成功したことはないです^^

アカムツ釣り座 (つりざ:船上で釣り人が座る位置) の影響が少ない魚と言われますが、活性が高い時はやはり潮の先にいる人が明確に数を釣ります。
釣り座 (つりざ:船上で釣り人が座る位置) の影響が減るのは、活性が低い場合に目の前に餌が来て気に入る以外スルーするからだと考えていて、その最後の一食いを誘発できるのが今の所、餌の匂いと潮乗りで起きる何か?ではと考えてはいます。

これくらいデブッが美味い

■ 巻き上げと取り込み


巻き上げは低速の速めで、竿は手持ちで揺れを吸収します。

口回りは弱い魚ですので巻き上げは速くできませんが、あまりに遅いと暴れる余裕がでて、針穴が広がってスッポ抜け (すっぽぬけ:一度魚の口に入った針が、外れてしまう事) ます。

本命ではないと確信したら巻き上げを速くして手返し (てがえし:仕掛けの出し入れの手際のこと) を良くします。そのためにもいつも本命かどうかを見分けれるように気にしてます。

断続的に、グングンと海面まで暴れることで高確率で判別は可能です。

口が弱いだけあって海面バレも多い魚で、ちょっと浮いている内にまた潜りますので、抜き上げたりしないで、丁寧にタモ (たも:タモ網のことで、魚をすくう網) 取りしましょう。

棚にしっかり仕掛けを入れさえすれば乗せるところまでは結構いける魚ですが、しっかり取り込むまでが難しい魚です。

欲を出して多本針にしても、緩めたらすぐスッポ抜け (すっぽぬけ:一度魚の口に入った針が、外れてしまう事) たりしますので、竿の長さと仕掛けの長さのバランスも考慮してください。

タモ (たも:タモ網のことで、魚をすくう網) 取りしてもらえるならば、手持ちのまま緩めない様に竿を立てて、ダブルの場合はしっかり下からタモ (たも:タモ網のことで、魚をすくう網) 取りを確実にしてください。

アカムツの血は、匂い弱々な自分にとっても血臭さはあまり感じませんが、肝が旨いので、自分は元気な内にエラにハサミを入れて樽で血抜きをします。

これは、少しでも身に海水さえ入れたくない人もいるでしょうから、人それぞれかと思います。

■ 外道


さけるべき主要な外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) として、ドンコ(エゾイソアイナメ)、ユメカサゴ、、ムシガレイアジサバ沖メバルぐらいでしょうか。通常期ではカラスザメとかも嫌ですね。

水深から外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) もだいたい美味しい魚で釣れちゃったらうれしい時も多いんですが、アカムツ狙いの時は、釣れない様にする事がすごく大事です。

捨て糸の長さ、装飾品の色や発光。誘いなどが影響しますので、外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) に有効な要素を取り除く努力は必須です。

アカムツの群れ上を船が通過する時、仕掛けが降りてないとノーチャンスですし、投入している間にポイントを通り過ぎてしまうのが、中深場アルアルです、

基本の対策としては、沖メバルアジがかかりやすい時は棚の高さを下げ、ドンコ、ユメカサゴムシガレイとかは棚の高さを上げ、光物を制限します。サバの場合は、誘いを抑えめにして、たまに棚を下げるときもありますが、針数制限と光物の削除が基本ですね。

カンネコ根などは、外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) の分布からほとんどのケースで3本針より2本針の方がアカムツをゲットできる確率があがります。自分の場合も2本針でやっていて、外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) の状況をみてピンポイントで3本針を使う感じです。

それくらい外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) の扱いが影響すると思ってください。

ザックリとした引きの見分け方は、ドンコは最初暴れるけど途中でおとなしくなります。ユメカサゴアタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) がブルブルと小刻みで、乗った後もテンションがかからない限りあまり暴れないので、んノッテル?みたいな時。ムシガレイは少しヌタっとした動きがあります。アジは暴れ方では少し判別しにくく、サバは小刻みに連続的に暴れます。沖メバルは休む期間が短く、暴れ方に鋭さがあります。一番ぬか喜びするのがデカいホウボウですかね。何度も落胆させられました。

■ タックル


巻き上げ時に暴れるのを吸収できるかが一つのポイント。誘いもいれるので先調子にしたいところですが、少し胴に入る柔らかさある竿がいいかと思います。硬いと針穴が広がったり弾きやすくてスッポ抜け (すっぽぬけ:一度魚の口に入った針が、外れてしまう事) る。あと、あまり竿が短いと取り込み時の手繰る作業でバレますから、2~2.4mで7:3調子ぐらいが適してます。

■ 料理


・型がいいほど脂がのっている。
・寿司飯との相性がいい。
・皮目の脂を炙ると旨い。
・中骨の間もおいしい。
タイノエがいない奴の方が栄養状態がいい。
・肝と真子は一級品。

ぐらいが主な特徴ですかね。

炙り握りが一番おいしいと思いますが、上品な脂なので何やっても美味いです。釣れるレベルの魚体をお店で堪能するとビックリするぐらいの値段になる魚。素人料理でも圧倒的な素材の美味しさで十分楽しめますので、塩焼、煮付け、寿司、中骨の塩焼等是非たべてください。

炙り握りは極上

【毎度のオマケ】バラシたのが本命とわかる稀有な写真です。なぜ、お腹から刺さっているのかは解明されていません。

痛恨のバラシ

以上、是非挑戦して、海のルビーを発掘してください。

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