あ、やってんジャン!
諦めかけていた深場アカカマスですが、再開の模様。
船宿 (ふなやど:釣り船や屋形船を生業とするお店の事) の情報では、引っ掛け釣りは完全禁止が出たらしく、餌釣り。
残念な方もいるかと思いますが、網にかかったのが傷だらけで売れないとなるとね><
選別も大変だろうし、破棄も出るだろうから、禁止も仕方ないかと思います。
週末の釣りの用意ではなく、 「お蔵入りか? 」と危惧していた結んでいた針と、売ってる店が少ないので買い溜めしていたカマス針(大)の在庫を引っ張り出してきました。
餌は宿の支給餌の方が適していたので、餌の用意も必要ないし、仕掛けだけだな。
前回は3本針ではじめて船上で4本針にしたので、今回は4本針から始めます。
少し棚が広がるときもあるので5本にしたい所だが、サバも怖いので4本で作っておいて後は船上で対応。
おし、いけそう!ってことで宿に予約を入れました。お客4人目。釣り座 (つりざ:船上で釣り人が座る位置) を取れるらしく、相模湾であの船なら揺れはOKなので、空いていた右前を押さえました。
急遽初釣り変更で、お世話になったのは、湘南片瀬 渚丸さん。

引っ掛け釣りを考案して始め、一番先に餌釣りに戻った宿です。
朝6時前に宿に付き、入れたはずの宿からもらった割り引き付き年賀状が見つからず、でも年賀割引してくれて、ご機嫌にお客6名にて6時40分河岸払い (かしばらい:船を離岸し、海に出る事) 。

外房とかからすると圧倒的に近いし、出船は電車釣行を考慮して遅めなので、まったく違う感じで楽です。
スマホを新品にしたら、暗いのに写真が撮れます。スゲーな最近のは。
江の島を横目に、朝焼けを眺め、富士山を正面に、二ノ宮沖の瀬の海にて、初釣り。


最高だな~っ
水深は230~240m前後。
最初は底から3m~5m。
のちに、底から15~20mぐらいまでの指示がでることもありました。

アタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) を待っていると、うん?って違和感。
オリャと合わせると、
ちょっとだけのった感触。
でも、暴れない。
あれ?って竿先止めるとフニフニ。
あれれ、手巻きで少しあげても、いまいち暴れない。
でも竿先を止めるとフニフニ。
と思ったら、ブルブルブル、グーッっと走り出した。
止まった魚が急にサバみたいに泳ぎだした感じ。
最初のはなんだったんだろうっと、巻き上げ始め、上がってきたのは
ええええ、
上の針にスルメイカ。下にサバがついてました。
そういうことね。と、最初のはイカの触手にいい感じで針がぶっ刺さって暴れてたのね。
弾力あるからフニフニにみえたらしく、その後にサバが乗ったってことでした。
その後、底には落ちる時と落ちない時があるが、どうにもサバしか釣れない。
たまにあるカマスっぽいアタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) は、スカッっと乗せ損なうばかりだが、サバはなにもしなくてものる。
4本針は3本針に減らしたが、もともと光物もついてないのに、他の客より明らかにサバで止められる数が多い。

潮の関係とも思えないので、うーーん。
今使っている、カマス針(大)が太めだし光るのかな?
ちょっとなすすべなく、サバばかり釣って、お隣のお客が、サバがいらないなら欲しいとのことで

バケツにサバを入れては何度か進呈してたら、さすがにお隣さんも、もう十分!状態。
もっと光る針はもってるんだが光らない針はないので、2本針まで下げるか?それぐらいしかないな~っ
なんとか底まで落ちた時も、棚までもっていくとサバにやられる。
うーーん、棚まであげるのも怖いぞ~底でちょっと遊んでから、棚にもっていこう!
って底でコツコツしてみたら、ググッ、オリャ!!
あははは、遊び人釣法、かかった!
いい感じで暴れて、このまま断続的に暴れたら鬼かな?
重さはボチボチあるし、引きは明らかにおいしそう。
本日二回目の、手持ちの巻き上げです。
ただ、途中でおとなしくなってきたので
あら、こりゃカンコかな?
なんて妄想ワクワクな中、透明な潮の中、てっきり赤いのが見えてくると思ってたら
ん?グレー?サメ?
おお、アラだ~っ
1kgぐらいのアラでした。
食べたばっかだが、鍋の季節だし、うれしいわ~っ
その後、サバの猛攻はなくなってきたが、でも釣れるのはサバ。
アタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) に合わせてノッタのは、スレ掛かりのチビ本命。
クーーっ
そのまま時間で納竿 (のうかん:釣りを終了すること) ~っ
最終釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) は、
アカカマス1、アラ1、スルメイカ1、クロムツ1、サバ20ぐらい?(もちかえり2)
船中釣果は、アカカマス1~6とまたスソ (すそ:船の中で本命を一番釣らなかった人のこと) を食らってしまいました><


想定している釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) と、全く違う結果が続きます。
ま~もともと下手なカマス釣りだし、また修行ですな!!
下手でも好きな釣り物 (つりもの:釣り船で掲げる目標とする魚種や釣法で、もっとも本命とする魚の名前の場合が多い。例としてマダイとか根魚五目等) 復活は、朗報です。
ウネリは結構あったのですが、波はなくて、天気良く気持ちいい船上でした。
しかも、この時期なのに、糸が船上で余裕で結べるし、水温もヌルいまでではないが、冷たくはないですね、やっぱり今年は陸だけでなく海も暖かい。
一尾とんでもなく美味しそうなサバが一本入りました。切ってみたら、白いですね。

アラは帰宅後測ると45cm、0.97kgと相模湾にしてはいいですね。
アラしゃぶを続けてできるのは幸せです。
船上での血抜きやワタ取りは、フグが回ってPEが切られるとのことで今回は禁止。
血はだいぶ残ってたので、大丈夫かなと思ったアラの肝の煮付けと、胃袋も湯がきました。
小さいカマスとクロムツは塩焼にして、脂がのってない方のアニキ在住のサバは、ごま油で香り付けしたサバ味噌にしました。

カマス、クロムツの塩焼は、旨かったけど、白身の味気なし目。ま~しかたなし。
アラの胃袋はコリコリで、しっかり酒に漬けてからの肝の煮付けは濃厚で、旨かったので、日本酒グビグビでした。
サバ味噌も、ごま油を足したのでちょうどよかったです。
アラと、あのでっぷりサバが楽しみです。
アラさん、カマスさん、クロムツさん、サバさん、ごちそうさまでした。
次の準備しなきゃ!