釣り欲求と、食の欲求を天秤にかけたら、食の欲求の方にグーッっと、フライ決定。
アジフライか、イカフライか? 永いこと食べていないヤリイカフライだな。
鹿島周辺のパラソル級ヤリイカの記事をいくつか見て、下手なイカ釣りなら釣れてる所がいいな~なんて思ってたら、サメで無残にも何個も仕掛けをやられている様子。
下手でもサメは嫌だな~っ
貯イカの習慣もないので、そんなに数はいらないから近場でいいか!
長井に電話したら、長井周辺は第一金曜は休みとの事。
お隣の小網代となるとすでにマルイカモードらしく、お客集まらないかもとのこと。
とりあえず予約を入れて用意だけしておこう。ヤリイカなら最悪どこでも乗れるだろう。
前日夜、宿の女将から 「お出かけください 」と電話が入りました。ヤリイカ泳がせのお客が、ヤリイカでもいいよと変更になって出船決定です。
お世話になったのは、小網代 やまはち丸さん。
帰港後撮影
前回、スルメで撃沈した二回目の宿ですが、俺が撃沈しただけで宿は関係ないですからね。
朝6時に宿が開いて、お客が用意できたら出船。6時50分河岸払い (かしばらい:船を離岸し、海に出る事) 。
お客2名で変更してくれた左ミヨシにのお客に一言お礼を言って、曇りみたいなので左舷 (さげん:船の船首に向かって左側) でもいいかと、左胴の間トモ寄りに陣取りました。
あと、たぶん宿のもう一人の船長らしい人が竿をだして竿3本。
下手なりに今日から俺も成長し7本針。でも大人になりきれずブランコ^^
ブルジョアエリアを左手にポコポコ20分ほど進んで小網代沖205mから釣行開始。
少し探索して、バッグギヤでガガガガと船を止めたら、
オモリをオリャーっと投げます。
いいね~寒いのはいろいろ着こんできたから手先ぐらいなもんで、お大名イカ釣り~っ
気持ちいい~っ
着底して、底切って、竿先注視
クンって来い、クンって来い!
・・・・
全く反応しません。
指示通り、底から10mぐらいをしゃくりを入れたりしながら探りますが、反応なし。
少し巻きあげて入れ直しを繰り返しますが、ダメですね~><
何度か流し (ながし:一つのポイントで釣りを開始して竿を上げるたまでの一単位。通常潮の流れにまかせる流し釣りの場合に使用する。流し終わると別のポイントへ移ったり、同じポイントの場合は潮上まで戻って流しなおしたりする) なおして、途中で細っそいサバがかかったくらいで全く反応なし。
潮は糸が水深+15mぐらい出る程ボチボチ流れてるんだけどな~。水深200mでオモリ120号だと少し感性が届かない感もあるが、ミヨシのお客も、 「触んないね! 」との事。直結でやってらしたから俺がアタリが見えてないだけじゃなく、本当にイカが触ってないみたい。
二時間ぐらいなんもない沈黙の時間を過ごして
イカいないのかな~っな釣れないと堪える寒さにブルブル、突然竿先クン!
おっ手巻きで少し巻き上げたら少し竿先も入ってクンクンしてます。
おおおお、巻き上げ開始~って途端、
船長が、 「沖の方に行って見ます! 」
回収したら、無事、ヤリイカ君がのってました。
ただ、釣れたけどそのまま南下。
30分ほど走って、水深200mぐらいで、オリャ~
あれ?カウンタが250mでも着底しません。糸も完全に斜めになってどんどん出る。
260mぐらいで、なんかトラブルかも?と一度サミング (さみんぐ:リールのスプールを指で押さえて、糸の出るスピードやテンションを調整すること) で止めてみると、
ん?竿先クンクン。
おっイカがすでにのってるっぽい。
糸が横に引っ張られるような状態で、なんとか回収すると、
ヤリイカ君が一杯ついてました。サイズも40cmは超えてるな。
「潮が速すぎですね!移動します! 」
あははは、本来なら釣れないから移動なんですが、連続で 「釣れると移動 」。
またまたボチボチ走ってすでに10時。洲崎沖ですね。
小さめの船団が何か所か作られていて、こんな船も。
すげ~な~浦安からここまで船で来るってどんだけ時間と燃料がかかるんだろう。
そして、さすがに船団があるってことはイカはいる。
ポツポツ釣れます。ただ、釣れるヤリイカが小さめ。
たまにいい引きだと、スルメが混じる。
200mでカワハギ?みたいな金属的な暴れっぷりで、なぜバレない?と不思議におもってあげたのはミズフグ君。きれいにフグの口の内側までツノの針がつっかえてました。
ちょっと釣れない時間が入って、久しぶりに乗ったけど、そん時は潮がかっ飛び始め、ガンガン糸が出始めてた。
しかも巻き上げてみると、いない><ブランコなのに。潮が速くて逆らってるんだから遅めに巻かないとか><
案の定、船長は 「潮が速くなってきたので移動します 」と戻ります。
今度は、かかったのに釣れなくて移動><
途中、たぶん一投しかしなかったポイントでスローダウンで潮か群れの感じをみて、ダメと判断したのか再加速。
結局、小網代沖に戻りました。
左ミヨシ (みよし:船の中の位置で船首側を言う) の方は、洲崎沖で釣った小さめのヤリイカを使って、泳がせ開始。
何度か流し (ながし:一つのポイントで釣りを開始して竿を上げるたまでの一単位。通常潮の流れにまかせる流し釣りの場合に使用する。流し終わると別のポイントへ移ったり、同じポイントの場合は潮上まで戻って流しなおしたりする) 替えをして、最後の流し (ながし:一つのポイントで釣りを開始して竿を上げるたまでの一単位。通常潮の流れにまかせる流し釣りの場合に使用する。流し終わると別のポイントへ移ったり、同じポイントの場合は潮上まで戻って流しなおしたりする) の回収指示の5秒前ぐらいにドスンと竿先が入ってました。
俺は仕掛けを急いで回収した後、ミヨシの方のタモ (たも:タモ網のことで、魚をすくう網) に入るマダイ取り込みを鑑賞した所で、納竿~っ。
やる~っ
最近はマダイは釣れてなくて、大きなイシナギだとアタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) 。ワラサだと脂がのってないらしくハズレっておっしゃってたので、久しぶりのマダイでご機嫌でしたね。
正月とか 「欲しい時には釣れないんだよね~っ 」て釣りアルアルを叫んでました。
最終釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) は、ヤリイカ6(~43cm)、スルメイカ2、ミズフグ1(リリース)、サバ3(細リリース)
船中釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) は、イカ8~13杯。お客2名なので8と13です^^
サイズがデカイならこんなもんでもいいんだが、もうちょっとヤリイカが欲しかった。ま~目的のイカフライには足りるので良しです。サバも少なかったし、サメいなかった。
スルメを沖干し (おきぼし:釣ったイカや魚を船上で干す事) にしようか迷ったが、釣り餌にするかなとそのままクーラーに入れました。
ただ、帰宅後、やっぱスルメも食べたいな~と結局、干しました。人間の餌になります。
渋滞にはまって帰宅は遅くなっても、フライだけは作ります。これがやりたくて行ったんだ!
釣ってすぐだと歯ごたえがプリプリなだけで生で美味しい魚はあまりないと思ってますが、
イカはやっぱすぐがうまい。
甘~ぃ
旨~ぃ
冷凍しても味が落ちにくいイカですけど、やっぱヤリイカの刺身いいですね~
そして、テンプラ鍋の前で爆発におびえながらもイカフライにしました。
揚げている段階で食欲をそそる香りでキッチンが満たされましたが、
食べると、サクッ
身を噛めば噛むほど・・
至福の時だわ~。パン粉付けるのを考えた人天才。
ん~衝撃的に旨いぞ。
大量に揚げたつもりが、あっと言う間になくなりました。
幸せな時間を過ごして終了~っ
3日ぐらいでイカはなくなりそうです。
ヤリイカさん、ごちそうさまでした。