
テレビの録画予約の中に 「釣り 」ってキーワードを入れてるんですが、
定期的に 「暴れん坊将軍が釣り 」をしてたり、物理の天秤が授業で 「釣り合った 」り、買い物番組で 「お釣り 」ってのが録られてて閉口しては観ないで消してます。
タレントが船釣りをして直後に捌いた刺身を 「新鮮~っコリコリ~ 」って判を押したようなリアクションするのは嫌いではないのでたまに見るのですが、釣り専門系はあまり見ません。
昨日、録画リストの中にオニ・ヤリリレーが入ってたので、好きな釣り物 (つりもの:釣り船で掲げる目標とする魚種や釣法で、もっとも本命とする魚の名前の場合が多い。例としてマダイとか根魚五目等) だから久しぶりに観てみるかと、覗いてみました。
すると、案の定、自分の持ってるオニ釣りの感覚とだいぶ違いました。
俺がズレてんのだろうな~><
でもズレすぎてて観る気しないんだよな~って感じ。
番組内で
「オニカサゴは捕食が下手 」
「オニカサゴは速く落ちる餌には食いついてこない 」
みたいな話をされていて
そうなの?
そもそも天秤 (てんびん:主に仕掛けを沈める時に絡みを防ぐためのL字をした金具) 仕掛けだからオモリは速く落とせても、餌は速く落とせないイメージだし、オニで捕食下手だと思ったことはないな~
俺の感覚とは真逆に近い><
オニってデカい口で滅多に出会えない餌を一発でゲットする。
自分の体より大きな餌にあまり食いついてこないユメカサゴ対策として大きな餌を使うから餌の途中までしか咥えてない事は結構あるだけで、ちゃんと魚として捕食は成功してる。
針掛かりしないのは、人間の都合で餌を極端に大きくしているからって感覚でした。
餌を小さくすれば、常に一発で乗るけど、ユメカサゴだらけになる。だから、餌を大きめにして即合わせはしないだけ。下手って言うとオニに失礼じゃ?^^
また、仕掛けをゆっくり降ろしても速く降ろしても関係ない。活性が低い時には目の前に餌が通らないと食わないだけで、ドスンと落とそうがいればちゃんと食ってくる。それだけ食う時は貪欲。そういう生態として釣りの戦略を立ててる。
他では、途中で、オニが餌を咥えたけど針掛かりしなかったくだりが流れたんですが、竿先が小さくブルブルしてて、俺にはオニが咥えている様子に見えなかった。
自分の感覚ではオニって水中の動きは瞬発的に動いたり、ビタッっと止まってたりして、ブルブル的な動きはほとんどない。なので、咥えただけの時って、一瞬ビクッっとした後、少しモタレ (もたれ:竿の先に伝わってくるわずかな重みや糸のゆるみ) た感じに見える。そこで合わせるとたまに抜ける。
映像を見た感じでは、ユメカサゴ系の外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) にみえたが、はるかに釣行経験の多い人が言ってるんだから、たぶんオニなのだろう。
釣りって先達さんのアドバイスはすごく大事だし、自分の場合は癖や見え方が違うので常にそのまま鵜呑みにはせず、魚の生態に置きなおす。
そこから自分なりの釣法に修正してから参考にするよう心掛けているが、どうも釣り専門系の番組は、俺の海の中の妄想とズレる。あまりに視点が違う。
変わり映えしないだけで釣り雑誌は妄想と結構あうのに、どうして情報が多いはずの釣り専門番組だとダメなんだろう?
思い込みだけは少しでも減らしたいんだが、どうにもしっくりこない。
youtubeだと大丈夫なのに。
また当分の間、釣り専門番組は見なくなるな。
見えない分、人によって感じ方が違うので、海の中の妄想って難しい。