無理やり自己正当化して普段いかない都内の釣り船にいくのも変な話ですし、越境解禁にてやっと釣り再開。
今年も参加させていただきました、白子フグ。宿はいつもの大洗 きよ丸さん。

帰港後撮影
車の長距離運転自体もひさしぶりです。アイサイト助かる~
参加メンバーは、
まるかつさん(幹事)、すずきんさん、たー坊さん、かんこさん、ポン太さん、扇さん、扇兄さん、rubyさん、今やん、あかべーさん、ペータさん、うぞっの12名。
お久しぶりに、大タラコの元に集合です。

釣行前の準備で、冷凍庫をゴソゴソ調べたら、なんと1年前のアオヤギが残ってました。ま~カレイでも狙わないと使わないけど、熟成アオヤギ君いけるかな?
アルゼンチン赤エビを保険に購入し、あとバナメイエビの味の素たっぷりまぶしを作って実験しよっと
釣り座 (つりざ:船上で釣り人が座る位置) は右トモ2番。

皆さん、 「三か月も釣りしなかったの初めて~ 」との声しきり。
5時頃河岸払い (かしばらい:船を離岸し、海に出る事) にて、船長、フルスロットルで北上します。
アレアレと思うほど北上。長~い防波堤を超え、さらに北上。

そんな中、久しぶりの船上での朝日に癒されます。いいね~やっぱり海は。

那珂湊のさらに北まで20km弱遠征して、もうちょっとで日立久慈じゃない?で釣行開始です。

水深27m、さぁフグさんよろしく!!
ってそばから、お隣の今やんが3連発。
俺の竿先、アタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) さえないのに。
しばし沈黙の後、
突然竿先、クッ
ヨッと合わせると、グンって来ない!
スカッた?ってあれあれ、竿先暴れてる。
なんかのってる?って巻き上げると、急に抵抗が大きくなるが、暴れない。
上がってきたのは、チビチビフグ。
小型の方が刺身じゃ美味いって言われますが、さすがに小さすぎ!ってリリース (りりーす:釣った魚を放流すること) です。
その後、たま~にアタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) があってのせるんですが、
全部、ノッタ瞬間のグンがない、ん?みたいなのばっかり。小さいわ~。

とはいえ、久しぶりの釣りで、お隣のカンコさんと盛り上がりながら楽しみます。
今日は、いまいち釣れなくても楽しい。
ひと盛り上がり欲しいな~って頃、着底ほどなく、コツではなく、コーンっと竿先入ったのでオリャと合わせると、グン!!
来た来た!全然違う!デカいぞ!!
お隣のカンコさんも、一連の流れをたまたま見てたらしく、
「ぜんぜん、竿のしなりが違う!! 」とテンションが上がってます。
って巻き始めると、重いのはいいが、泳ぎすぎじゃない?
フグっぽくない遊泳力の強さ。
釣った事のないサイズのフグ?別の魚?
こういうワクワク最高!って思いながら上げてみると、
ん?ホウボウ?いやいいサイズのカナガシラ。
おお、ちっちゃいのは身がないのでいまいちですが、大きいのはホウボウより好きなので大歓迎。

その後、少し停滞して、食いが良くはないが、たまに釣れる段階でやってみるかと赤エビを付けて降ろす途中で、あれあれテンションがなくなった?
ん、なんかデカい魚でも一飲みした?
って巻き上げ始めると、ああ、オマツリ (おまつり:他の人の仕掛けと絡まること) ですね。赤エビは海底まで行けず?
って落胆しかけたら、オマツリをほどいた反対舷から 「エビ付いてるよ~ 」
と優しいお言葉。
あははは、でもそのエビでは一度も当たりませんでした。
しかも、デカいエビを付けると、餌の脱落にビビッて、精神的につらい。
今度は味の素漬けの小さいエビに変更。
さらに仕掛けも湾フグで使う、小さめの餌針が3つ付いた奴に変更。

これだと、アタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) が出たら、3回は大丈夫。
今日はエビ餌だから良く当たるというより、魚がいればエビでもアオヤギでも食ってくるって感じ。どっちでもいいっぽい。
とはいえ、この仕掛けでたまに当たるのに掛け損なうのが多くて、
カットウ (かっとう:フグ釣りに使う体に引っ掛けるための針、及び釣法) が糸に絡んだり、カットウのハリスの長さが長すぎたりと、問題点が多く、試行錯誤が入ります。
そういうのも嫌いではないので、アオヤギに戻せば普通に釣れるのに、ああだこうだとやってました。
そんな中、カットウ (かっとう:フグ釣りに使う体に引っ掛けるための針、及び釣法) に糸が絡んでほどく時にに少し指に刺さり、
「あ、血でちゃった! 」と血が出た所を舐めると、
「ん?うまっ 」
えっ、俺の血、うまいのか?
んなバカな!!血の苦手な俺が、自分の血が旨いって
よくよく考えると、
あああ、エビ餌に 「味の素 」をたっぷりかけたわ!!これだな。餌付けする時に指に付いたんだ。
普段は料理ではめったに使いませんが、血さえ旨くする 「味の素 」、おそるべし。
どうも今日は左前から群れにあたっているみたいで、右後ろは厳しい感じですが、それでも楽しめるぐらいは釣れます。
ポイントは遠出したので少し早めに11時15分納竿 (のうかん:釣りを終了すること) ~っ
すっ飛ばして港に戻ります。
最終釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) はショウサイフグ持ち帰り14尾(+4チビリリース)、カナガシラ1

船中36~14で、スソ (すそ:船の中で本命を一番釣らなかった人のこと) でした。数はこれでいいんですが、全部小さかったのがちとさびしい。
でも、港で、宿から生シラスの土産を大量にもらいました。
こいつぁ最高!!ありがと~きよ丸さん

洗った後の生シラス(半分)
ミヨシ周辺は数が結構出たので、身欠き (みがき:魚を食用の部位に取り分ける処理) の時間は、普段より結構かかります。
でも、この宿の身欠き (みがき:魚を食用の部位に取り分ける処理) は、いつもすっごく丁寧。
白子ゼロを覚悟しましたが、なんとか白子2腹入ってたので十分ですな。
今日は全員白子をゲットできました。それが一番。

まるかつさんのブログから転載
皆さん、久しぶりの釣りで 「疲っかれた~ 」の声が多かったですが、笑顔の方が勝ってましたね。

渋滞もなく帰宅して、道具洗ってシャワーを浴び、生シラスを氷水で洗って、白子も下処理を済ませ、生シラスとフグを兄宅に届けてから料理開始。うう、大変だ。しかも、やけにムシムシする気温。
一年に一度の楽しみの、白子入り卵焼き、そして、フグ刺身、フグ握り、白子軍艦、生シラス軍艦。



なんとも贅沢だな~
白子入り卵焼きは、卵の美味しさに 「クリーミー 」さも加わって、毎度栄養の塊攻撃です。うめぇ。うますぎる。

これこれ~と疲れもあってダウン寸前の旨さ。
刺身も旨いし、白子軍艦のポン酢との相性も最高!生シラス軍艦はポン酢だと味を持っていかれますね。生姜醤油だとシラスの味もわかって旨い。
ほとんど使わなかった赤エビは焼いて握りにしました。餌の寿司w
で、締めは、生シラス丼。ご飯に、ネギやらシラス、卵黄、おろし生姜、醤油、最後に炙った海苔をつぶしてオリャ!!
何にも見えなくなりましたが、食べたら最高。

ここでダウン。クーラー効かして9時間寝ました。釣りの後は、子供の頃の様に寝られます。
残った生シラスは、翌日朝、釜揚げにしました。
釣行的には、餌用の3本針版を、カットウ (かっとう:フグ釣りに使う体に引っ掛けるための針、及び釣法) が絡みにくい様に外房様に調整しとけば、赤エビよりはやりやすいかな~って印象だったので今後の課題ですね。
まるかつさん、幹事ありがとうございました。
フグさん、シラスさん、ごちそうさまでした。