美味しいし、難しくて、しかも下手ながら好きな釣り物。200m先のアタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) で合わせる釣りですからね。
神奈川県のHPに公開されている資料が古くて確認はできませんでしたが、引っ掛け釣りは、神奈川の水産課の申し合わせ事項で自粛要請が公的に出てるみたいです。自治体も、内容や文面自体の検討はじっくりやるべき要素は多いと思いますが、決めたら即公開すればいいのに。
餌釣りになると釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) の波が激しく、急に数がでにくくなるのでカマス釣りのチャンスも減るかと思ってましたが、なんだかんだで年一でやってます。
2日前に予約の電話をすると、四隅+1の予約が入っていて、右トモは二人連れとの話。
普通なら左トモ二番に入れるが北風なら一番寒い場所なので、この季節は最も危険。
餌釣りだと宙に浮いているのにビタ止めする瞬間を作らないとダメと下手ながらわかってきたので胴の間 (どうのま:船の中の位置で中央付近(左右両方)を言う) 上等なのだが、やっぱり日光重視でしょう。カマスの場合、針や幹の交換も多いしね。
右ミヨシ (みよし:船の中の位置で船首側を言う) 二番を予約しました。
HPを見ると、針数が3本までと限定されてました。
底ベッタリの時以外、棚に幅があることが多いが、自分の場合、手際がいいわけでもないので4本までにしてます。ただ、確かに5,6本付けてるかたもいらっしゃったので、サバの群れが通ると船全体が悲惨になる事を考えれば、仕方なしでしょう。
3本限定となると、だいたい仕掛けの構成も落ち着いてきたので、全仕掛けを統一サイズに作りました。
前のブログを読み直して、以前の情報を頭に入れます。このためにブログは大事。
お世話になったのは、湘南片瀬 渚丸さん 餌釣り限定、ブリ狙い禁止。

帰港後撮影
既に席は決まってるので朝6時ぐらいでいいよとの女将さん。この宿は電車釣行も対応してるのもあるが、この季節、朝がゆっくり目ってのはうれしいですね。
朝、受付時に、もらった年賀状で1000円割引してもらい、ノベルティのボールペンを貰いました。

前回貰ったぺんてるの三角のボールペンは、すごく書きやすくて期待してたら、前の三角のは評判が良かったけど今年は在庫が業者になく作れなくて、LEDライト付きのボールペンになってしまったとの事。
下が今年のLEDボールペン。
うーーん。手元を照らせないLEDライトペンの必要性を理解できないが、車にでも入れておくかな。
ちなみに前のボールペンは、インクがなくなるまで使い切って、替え芯を探したらぺんてるはボールペンとしてはマイナーで、替え芯が揃ってる店は皆無。
ネットでは手に入るが、ボールペンの芯だと、大量本数を買うか、送料の方が高くつくので買えない。
たまたま新宿に行ったときに世界堂で品番を伝えたら、レジの人が引き出しからゴソゴソ出してきました。すごいぜ世界堂。
朝定刻にお客11名にて河岸払い (かしばらい:船を離岸し、海に出る事) して、一路二宮沖に小一時間かけ向かいます。


最初の投入は水深150mで、130~145mぐらいの反応との事。

反応自体はばっちり見えているみたいで、
船長も 「カマスは沢山いますよ~ 」
ただ、数流し (ながし:一つのポイントで釣りを開始して竿を上げるたまでの一単位。通常潮の流れにまかせる流し釣りの場合に使用する。流し終わると別のポイントへ移ったり、同じポイントの場合は潮上まで戻って流しなおしたりする) の間、船中でも本命があがりません。

アタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) があっても、すぐカマスとは違うとわかる、ほっそいサバ。さすがにこの細い奴はいらない。
持ち帰らないサバが釣れたら、樽ではなく 「足元に置いておいて 」と船長からのお願い。
定期的に中乗り (なかのり:船に同乗して釣り人のお世話をする人。余裕があると一緒に釣りをする事が多い) さんが回収してくれます。餌に使うんでしょう。

流し (ながし:一つのポイントで釣りを開始して竿を上げるたまでの一単位。通常潮の流れにまかせる流し釣りの場合に使用する。流し終わると別のポイントへ移ったり、同じポイントの場合は潮上まで戻って流しなおしたりする) 変えを繰り返して、だいぶたってから船中トモ側でポツポツ。
俺は一度だけそれっぽいアタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) をのせれませんでしたが、後はサバばかり。
うーーん。指示棚の上から少し下げてアタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) を待ちますが、どうにもアタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) をだせない。そこから棚全体を探ってもダメ。

とは言え、天気はよくて景色も最高だし、気持ちはいい。
ま~やっているうちに何本かは釣れるだろう!
なんてのんびりやってました。

底から20mぐらいまで反応があがる時間もありましたが、日が高くなるにつれて反応が底に寄っていき、水深も180と深くなり、底から5mとかの反応になってきます。
あと、幅がでないと見つけにくいのか、船長の群れの探索時間も長くなります。
ま~これは毎度の事ですね。
で、底5mの反応で、下から2.5mぐらい上げてる時に、グンと一発んで乗りました。
巻き上げはじめると、美味しそうな引きです。
でも、ちょっと重めで間隔が短め。
ウン?カマスというより、根魚 (ねざかな:海底のごつごつとした岩場などに住む魚) 系の引きだな。カマスならいいサイズだが、小さいカンコとかかな?
上げてみると、小アラでした。
うれしいけど本命じゃないし、複雑。
どはいえよかった~取り合えずなんか食べられる。
で、風が出てきた海もバシャバシャし始め、少しだけ早上がり。
なんと、鬼に続いて年を跨いで連続の大撃沈です。クーーッ。
坊主 (ぼうず:狙った魚が一匹も釣れない事。オデコともいう) 上等とは言え、さすがにガックシ。
どんどん釣りが下手になるわ~っ。
最終釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) は、カマス0、アラ1、サバ6(リリース)
船中はたぶん0~8でトモ側は結構釣れたみたいですが、俺の竿には2回ほどそれっぽいアタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) が出ただけで、どうにも手が合わなかったみたいです。

やっぱ下手だな。カマス釣り。
魚の処理が皆無なので帰宅後の片づけは簡単です。でも水洗いが冷たい。
塩焼きを食べるカマスがないので、寝かすほどでもない小アラは、無理やりアラしゃぶしました。

アラのアラと昆布で出汁を取り、丁寧に三枚におろして、薄めに身を切ります。
出汁でしゃぶしゃぶして、ポン酢でパクッ。
口に入れた瞬間、うめ~っ
比較的に小さくてもアラは旨いですが、やっぱり少し火を入れると絶品。
そして、釣行当日ってのもあって歯ごたえもあり、噛めば噛むほど旨味がさらに感じられる。
すげ~っ、鬼もすごいが、アラはさらに釣り人の特権の一つですね。
カマスでは撃沈でしたが、当日の料理は大満足。
アラさん、ごちそうさまでした。