北茨城でのアカムツは全然魚がいないみたいで、何度も 「型見ず 」を繰り返してる様子。
数はいらないから良型 (りょうがた:大きなサイズのこと。 「りょうがた 」もしくは 「りょうけい 」と読む) がほしいので、上がり始めたら行くかなとたまに覗いていたんですが、
一週間前ぐらい前に上がり始めたみたいなので、季節も変わり始めたし魚が入ったかな?と撃沈覚悟で出撃。
お世話になったのは、日立久慈港 釣友丸さん。
朝3時20分ごろ港に着き、荷物を船前に卸して、車を駐車場に移動させます。
朝3時半から受付で、その後船に乗り込み 「船電源は~ 」と探したらないらしく、
バッテリーを車から降ろし忘れたので、船長に車に取りに行ってくると伝えたら、 「バッテリーあるよ! 」
と駐車場まで少し距離があることもあり、船に乗せてあるバッテリーを借りることにしました。
しかし、この決断が・・・。
この二号船は、キーパーは持ち込んでも付けられず、全員備え付けです。
朝4時、釣り座左トモ、お客3名(3名から出船)にて河岸払い (かしばらい:船を離岸し、海に出る事) して一路北へ!
少しのうねり (長めの周期で起伏する波) と向かい風で結局ポイント到着まで前回よりかかって2時間強。
水深130mで開始。
さぁデブいアカムツ君、よろしくです。
着底して程なく竿先ブルブル。サバですね!
巻き上げ始めると、電動リールがクッっと巻き上げ停止!
あれ、と再度巻き上げを始めても程なく停止。ディスプレイを見るとバッテリーゲージのレベルが一番下。
「バッテリーないじゃん! 」
必死で100mを手巻き、巻き、巻き。
つかれた~
もう一つバッテリーが置いてあったので、それをエッサホイサと持ってきて交換。
つないでみるととりあえずフルゲージになったので、一安心。
左舷 (さげん:船の船首に向かって左側) は俺だけ。
さてと、やり直しだなと再投入すると、またすぐにサバがかかります。
フル速度で巻き上げると、ゲッ、バッテリーゲージが半分に下がる。
巻き上げが止まることはないが、このバッテリー容量も怪しい!ヒヤヒヤの超ストレス!
とにかく、サバも多い感じなので、光物全くなしの黒ホタバージョンに仕掛け変更。
それでもサバの猛攻は続き、最後は餌以外全部黒い仕掛けに黒ホタ一本針でやります。
一本針にしてから途中でサバにつかまる事はなくなりましたが、底でも食うので何もできず。
前半は、サバと遊び続けてました。
バッテリー不調や仕掛けの調整なりで、写真なんか撮る余裕なし。
やっと、アレ?なんか違うって魚がかかって沖メバル。
サバの間にたまに沖メバル。
沖メバルも最近は高級魚扱いですが、今日はもっともっと高級魚狙いの日!
一度突っ走る青物 (あおもの:プランクトンや小魚をおっかけて海水面近くを泳ぐ遊泳力のある回遊する魚で、青みや緑がかった魚の事。ブリ、ヒラマサ、シイラ、サバなどが代表例) がかかってカツオでしたが、直前でオマツリしてバレました。><
中盤、なんとか底で少し釣りができるようになって、
竿先がグィと入ります。
巻き上げはじめると、グングン!
おっ、いい引き!おいしそうな引きです!
「やっときたか~ 」
サイズもボチボチありそうだな~とニコニコ
しかし、休みはするんですが、ちょっと連続的すぎるな~
でもダブルとかもありえるので期待マシマシで上げてみると、
鮮やかな赤い?赤いというか緑も・・・
50cm近いホウボウでした><
アカムツと間違えやすい魚の一つですけど、おいしそうな良型 (りょうがた:大きなサイズのこと。 「りょうがた 」もしくは 「りょうけい 」と読む) です。
にしても、アカムツかもと期待してたので残念。
その後、投入直後に仕掛けを止められたシイラ君も、一尾フライにしようかとクーラーへ。
少しサバが落ち着いてきたかと、少しアピールを増やすと瞬殺でサバにやられます。
この頃は、捨て糸 (すていと:胴突き仕掛けで、一番下の針の分岐からオモリまでの糸の事。根掛かり時に切れる事を期待して、細めの糸を結ぶことが多い) を110cmまで伸ばしてもすぐ食いついてくるムシガレイ君ばかり。
最初はグイィと引いて期待させてくれるんですが、途中の巻き上げでは薄っぺらいだけあって軽い瞬間があり、暴れると重い。
この状態になったらムシガレイとすぐ判別できるので、ガックシ。これ以上捨て糸 (すていと:胴突き仕掛けで、一番下の針の分岐からオモリまでの糸の事。根掛かり時に切れる事を期待して、細めの糸を結ぶことが多い) を伸ばすと本命の確率も下がるので、頑張るしかない。
さらに、終盤になって、恐れていた巻き上げ停止。また手巻き100m。
バッテリー切れですね。
教えてもらったバッテリーの場所にはもうなかったので、船長に聞くと、
「まだあるよ 」
とバッテリーを出してくれますが、つないだ途端ローレベル。
リールが悪いのかも?と予備のリールに変更しても、同じ症状。
再度船長に聞くと、最後のバッテリーが出てきましたが、
それも結局ローレベル表示。
ク~っ、足元には4台のバッテリーが並んでいるにもかかわらず、時間を待たず終了~っ
これがやることがなくなり、うなだれて撮った冒頭の写真です。
最後の流し (ながし:一つのポイントで釣りを開始して竿を上げるたまでの一単位。通常潮の流れにまかせる流し釣りの場合に使用する。流し終わると別のポイントへ移ったり、同じポイントの場合は潮上まで戻って流しなおしたりする) 変えは、道具を片付けてました><。
船中、本命の顔を見ることなく時間で終了~っ
撃沈ですね~。
帰路は追い風で波もなく1時間20分ぐらいで釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) とは裏腹に順調に帰港。
良かったのは、トモにはひさしがあって釣行中は左トモが終始日陰で快適だった事ぐらい。
船の写真も撮り忘れて、帰宅しました。
最終釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) は、ホウボウ1(47cm)、沖メバル4、シイラ2(1リリース)、アジ1、以下リリース、サバ(多数、持ち帰り1)、ムシガレイ10、ユメカサゴ2
撃沈覚悟でしたが、ちょっとミスもあって厳しかったですね。
ただ、お土産はなんとかあるので、明日ホウボウのスープ系やシイラのフライを楽しみます。
当日は、30尾近くつったんじゃないか?のサバの中で格別の魚体だった一尾を持ち帰ったのですが、切ってみると案の定真っ白。
その身に塩を振って焼きました。
グリルの中で皮目からジュルジュルと脂が浮き出ます。
サバの塩焼き、最高でした。
サバさん、ごちそうさまでした。