なんと前回から7年ぶりでした。みたら自作磁石版も前のバージョンだわ。
以前のブログを読んで、釣り物 (つりもの:釣り船で掲げる目標とする魚種や釣法で、もっとも本命とする魚の名前の場合が多い。例としてマダイとか根魚五目等) の内容を思い出します。
このためにブログを書いてるし、間が空くとほぼリセットされてしまうが、読み直した後だと全然違う。
餌も支給されるので、冷凍庫に残ってる余り物を持っていくだけにしよう。
あ、あと、船長が鬼の様に飛ばして水をかぶるので、晴れでも短パンとかは危険。薄手のカッパとサロペット、着替えは必要。
水深は極浅い・・・そして長~い長い堤防・・・思い出してきた。
お世話になったのは、日立久慈港 宮田丸さん
帰港後撮影
参加は、まるかつさん(幹事)、しおどめさん、今やん、あかべーさん、すずきんさん、ヤンさん、ぴーぴーさん、ポン太さん、いとうちゃん、うぞっの10名
朝4時半集合で、もう空は明るい。
車を止めて、船が着く場所まで行って、席決め
本日の釣り座 (つりざ:船上で釣り人が座る位置) は、左トモ。いい場所なんだけど、キーパーを止める場所が限定されているのと、職漁用のローラーの位置がちょっと邪魔。背もたれになりそうでならない。
なんかいまいちのセッティングしか決まらないまま、朝5時に河岸払い (かしばらい:船を離岸し、海に出る事) 。
前の時はウルメイワシだったけど、今回はサバ短とカタクチイワシの支給。
普通、港の防波堤超えるまでは速度制限あるんじゃ?というほのかな疑問の中、結構なスピードにて港の長い防波堤横を南進。
と、防波堤超えると、ガーッってフルスロットル。
あははは、ちゃんと速度制限していたのね。
久しぶりの宮田丸らしさを楽しみます。
少し走った後、スーパー堤防前到着でスローダウンして、ポイントの確認。
後で見てもこのスーパー堤防はGoogleマップ上にはなぜか表示されない。
地図はGoogleマップより
でも航空写真には写ってるので描き足しました。
「プッ 」とサイレンにて開始合図です!
「水深17m。根掛かりあるから気をつけて! 」
最初は、底からイワシ、サバ短、ホタルイカ、オキアミ (おきあみ:寄せ餌としてよく使う4cm程度のプランクトンの事。小さいものはアミエビと呼ぶ) と4種類全部つけて様子みます。餌は家の冷凍庫で残ってた奴。
と、底に着いてすぐ底切って、ここの根は、オモリが根掛かり (ねがかり:仕掛けが海底に引っ掛かること) もするが、結構上の針まで根掛かり (ねがかり:仕掛けが海底に引っ掛かること) ます。
なんか沈めているのか、ほとんど移動しなくてもズドンと水深が変わったりもする。
そんな時は、 「ピンチだけどチャンス! 」とイケ~ッって責めると、根掛かり連発。
で、輪ゴム結束を利用して引っ張っては離すを繰り返して取るけど、今回は輪ゴムが切れる。
ん?残ってる輪ゴムを引っ張ってみるとどうも劣化してて切れやすい。これは痛いな!失敗。
結局、直結するしかなくなります。となると今後は捨て糸 (すていと:胴突き仕掛けで、一番下の針の分岐からオモリまでの糸の事。根掛かり時に切れる事を期待して、細めの糸を結ぶことが多い) が切れやすくなる。
うーん、仕掛けはあってもオモリの減りが少し速いな~
あと、波はほとんどないんだけど、ウネリがボチボチあって、堤防に跳ね返って変なウネリで気持ち悪くなってきた。
防波堤の壁面をみるとウネリが出てるのがわかりますかね?これが微妙に気持ち悪い。
船長も、 「酔うわ~ここ浅いし、漁じゃこんな所ややらんし 」みたいなことを言ってました。
右舷 (うげん:船の船首に向かって右側) でポツポツ、クロメバルが上がり始めて、
俺は気持ち悪さが悪化しないように、細かい作業は諦め、餌もサバ短オンリーに変更。
流し (ながし:一つのポイントで釣りを開始して竿を上げるたまでの一単位。通常潮の流れにまかせる流し釣りの場合に使用する。流し終わると別のポイントへ移ったり、同じポイントの場合は潮上まで戻って流しなおしたりする) 変えで反対舷トモのすずきんさんの樽を見ると大きなクロメバルが二尾泳いでます。
一尾直前で落とした!とか言ってて、右舷 (うげん:船の船首に向かって右側) 、好調みたいですね。
その後、左舷 (さげん:船の船首に向かって左側) も上がりはじめて、俺の竿先も反応があり、
ググッ、ググッと小気味の良さと力強さ、かつ切れのある引き!
いいね~たのすぃ~っ、この暴れ方でテンションがアゲアゲ!
上がってこないぞ?と思ったらドラグ (どらぐ:リールが逆転して道糸が出る力を調整するレバー。急な魚の引きに対応できる) が緩んでました。
やっと上がってきたのはいいサイズのクロメバル!!
おお、これで甘い刺身が食える!
微妙なウネリにも段々慣れてきて、しかも魚が掛かり始めると、気持ち悪さもなくなってきました。俺って単純。
細かい作業もでき始めた。
ただ、持ってきた輪ゴムを強めに引っ張るとやっぱり切れるので、輪ゴム結束ができないのは痛くて、オモリの減りがやはり少し早い。
クロメバルも5尾ぐらいになって、もうメバル系はいいので、クロソイ狙い一択に変更。
針数も2本に減らします。その方が根掛かり (ねがかり:仕掛けが海底に引っ掛かること) も少しだけ減る。
で、かかったのは~クロメバル。
そして~クロメバル。
楽しい引きを感じながら、心の中では 「ソイの皮を食べたいんだって! 」と思ってます。
で、針数は一本に変更。 「これで、クロソイやアイナメ狙いを徹底だ! 」
欲を一点だけに集中^^
と、やりますが、捨て糸 (すていと:胴突き仕掛けで、一番下の針の分岐からオモリまでの糸の事。根掛かり時に切れる事を期待して、細めの糸を結ぶことが多い) が切れてオモリをまたロストして、船長にオモリをもらいます。
そんな中、底でググッといい引きです!
きたきた!この引きは~
そう、クロメバル。
そして、またクロメバル。狙ってる場所だし、美味しいんだから贅沢な悩みですが、ソイが釣りたい。
終盤、スーパー堤防を離れ、港に戻る途中の、港の防波堤入口で再開。
ここでいとうちゃん、ポン太さんが、デカいクロソイ(→ムラソイでした)をあげました。
それ見て、なんとか俺も!と頑張りましたが、オモリをロスして納竿 (のうかん:釣りを終了すること) ~っ
くーっ。クロソイ食えず^^
最終釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) は、クロメバル9尾、サバ2尾(餌用持ち帰り)
ま~サイズも良かったし、お土産としては十分なのでOKでしょう!ひさしぶりの宮田丸のフルスロットルも楽しめたし、船酔いも途中で治ったし。
皆さんもボチボチクロメバル、ソイをゲットした様で船長的には 「お土産ぐらいは釣れたでしょ! 」といまいちだった口ぶりでしたが、十分ですね。船中釣果は不明です。
船長にオモリ代金を払おうとしたら、いらん、皆一緒でいいよ!と太っ腹。
帰路は順調で、帰宅後道具を外で洗ってたら、暑くて汗だくだく。軽い熱中症みたいなもの。
少しシャワーで体を冷やし、
クロメバルを下処理し、細サバは身も想定通り脂スカスカだったのでオニカサゴの餌に加工。
クロメバルの血がちゃんと抜けて状態のいい肝を酒に漬け、甘露煮みたいにして本日の酒の肴。
兄宅用に3尾分け、翌日刺身と寿司、煮付けは決定ですが、数はあるので一尾さばいて、半身ずつをお試しの昆布締めと生ハム。
楽しみです。
肝の煮付けは強めの味付けに負けないぐらいの濃厚さがあっておいしいですね。わずかに血の匂いはするかな。
ひさしぶりの宮田丸のクロメバル五目、楽しかったです。
まるかつさん幹事ありがとうございました。
クロメバルさん、ごちそうさまでした。