リベンジです。
お世話になったのは二回目の宿、勝浦 勝丸さん

帰港後撮影
宿に電話で予約すると、オモリは150号で、速い時用に200号があれば持ってきてとの事。
朝4時集合で、朝3時10分ぐらいに港到着。30分ぐらいに大船長がいつのまにか来て、エンジンを掛けます。
女将さんがきて受付済ませたら、荷物を下し、車を止める場所は去年とは違う保安署前とのこと。港で鰹が上がるときは前の場所って言ってました。

場所を教えてもらって着替えて戻ると、大船長が、また何も言わずに荷物を受け取りはじめ、そのまま荷物は右トモに置かれました。
この大船長によるどうやって決まるか不明な釣り座 (つりざ:船上で釣り人が座る位置) システム、好きです。今年も経験。たぶん空いてる時だけ発動するんでしょう。
朝4時集合で、お客4名、大船長も竿をだして、お客2名が少し遅刻してしまい、釣り人5名で前回より遅めの4時20分河岸払い (かしばらい:船を離岸し、海に出る事) 。

想定外だったのは、沖に出たらモヤがかかっていて、なんとも 「寒い 」
一応小雨の可能性があるかなと、薄手のカッパは用意はしてきているが、Tシャツ一枚では寒いがカッパを着るほどではないぐらい。さすが勝浦とは言っても、寒いってのはビックリ。しかもモヤで視界もいまいち。
去年はゆっくり目の40分ぐらいでポイントに着いたと思ったが、今年は一時間ポコポコ

最初は、フラッシャーでの餌&お土産アジ・サバ釣りです。

110~130mぐらいの棚をアナウンスされ、投入~っ
70mぐらいで仕掛けが止まります。
サバですね。
自分は、太いのが釣れたら人間の餌で、そうでなければ最悪餌が釣れればいいので、数はあまり必要ない。
多点がかかると処理が大変なので追い食い (おいぐい:別の魚が残りの針にかかること) は狙わず巻き上げます。
毎回2尾づつぐらいをかけて、全部細いサバなので、人間の餌はないかな~

10尾ぐらいになって、これでいいやとなったら、
お隣の大船長か、 「サバはまだ脂のってて旨いよ! 」との事。
そうなの?って事で、樽の中の大きいのから2尾の血抜きしてクーラーへ。
残りから2尾だして餌作り。
流し直しで、次のポイントはオニも狙えますって事で、オニカサゴ仕掛けに替えます。
ただ、大船長もミヨシ (みよし:船の中の位置で船首側を言う) のお客も、まだアジ、サバを釣るみたいです。
俺は餌を二尾分作って一尾分はクーラーに入れ、オニ釣り開始!
「水深140m。徐々に浅くなります。 」
着底147m。棚切って徐々に142m。明らかに潮が緩い。
去年は底にいられなかったのに、今年は真逆の潮トロトロ。
仕掛けがかなり立ってるみたいで、たまに下の餌が海底に擦れてオッっと構えますが、違うな咥えてない!ってまた棚取りと竿先注視の繰り返し。

見えてる右舷 (うげん:船の船首に向かって右側) では、大船長は大量にサバを釣っていきます。多点掛けでデカいクーラーを持ってきていて、そこに入るんでしょう!
と、いきなり竿先入って大暴れ!その後、ハリス (はりす:仕掛けの中で針が結ばれている糸。魚に警戒されないように最も細い糸を使う場合が多い) 切れ。
こりゃサメだな。
2回そういうのがあって、今度こそ~って思っていると
竿先、クン。あ、咥えたかも~
あ~なんかいるな。咥えただけかね。ってもう一回クン。
今ので針のとこまで咥えててくれればいいんだけどな~っ
っても一度クンクンきたので、オリャと合わせたら、いい感じに暴れます。
おおお、理想的なオニとのやり取り。
ユメカサゴ対策で大きな餌にしている以上、針までは咥えきっていないのがあるんで、どうしても即合わせはできない。
餌を小さくすると、一発で乗るんだけど、ブルブルアタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) のユメカサゴだらけになりますからね。
深い釣りはどうしても外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) 対策重視になります。
上がってきたのは、小さめオニカサゴ。うーん、シャブシャブは無理だな。

流し直しの後、続いてのアタリがあってそのままクンクンがやけに小さく続くので、もうかかってるなって合わせました。
最初は暴れないのでダメかなっても途中でしっかり暴れて、上がってきたのは少しだけ大きくなったオニカサゴ、こいつもシャブシャブは無理だな。
次も軽いな~って、上がってきたのは少し型のあるユメカサゴ。
その後、おおっ、こりゃいいんじゃない!引きに切れがある。
鋭くクックッと竿先が入る。ただ軽いな。大物ではないな~
上がってきたのは、なんと沖メバル!お土産としては一尾はいいね。
他のお客も大船長もオニカサゴの仕掛けに変わり、前回と同じく、徐々に港に近づきながらポイントを変えていきます。
ただ、潮は緩いまま。着底するまでは少し糸がでるので、途中はある程度潮が流れてるんでしょうけど、糸を張るとすぐに水深近くまでのカウンタ値になります。
そして、大船長は竿から伸ばした糸を手でもって、手釣りしてました。そっちの方がアタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) が取れるんでしょうね。
大船長は、鬼の様にユメカサゴを釣って、それらもサバ同様クーラーにぽいぽい。ユメカサゴ上等みたいで、釣ってるお魚の数は凄い。
そんな中、竿先クン。
おっ、いい咥えたっぽい奴。底に擦れたんじゃないよね~今のは。
ってちょっと経ったらクンクンクンと連続で反応したので、オリャ!
乗りました~
しかも、いい感じで暴れてます!鋭さと少し重さもある!
こりゃいいぞ!
途中、大船長とオマツリ (おまつり:他の人の仕掛けと絡まること) してヤバってなりましたが、船長がほどいてくれてバレず、あがってきたのは
ちゃんとしたオニ。これならギリ、シャブシャブできるでしょ!

無事、ミッションはクリアだな。
写真でモヤんでてカメラも水滴がついてぼやけます。
もう一尾釣ったらコンプリートって感じなので、集中力を維持して続けます。

流し (ながし:一つのポイントで釣りを開始して竿を上げるたまでの一単位。通常潮の流れにまかせる流し釣りの場合に使用する。流し終わると別のポイントへ移ったり、同じポイントの場合は潮上まで戻って流しなおしたりする) 変えが続いて水深は120mライン。
でも、かかるのはひったくる様に乗ってきて暴れまくるサメと、ブルブルとアタッた瞬間がっくりのユメカサゴ。
日光も出てきて暑くなり、潮は緩いままで活性も上がらず、そのまま11時前に納竿 (のうかん:釣りを終了すること) ~っ
最終釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) はオニカサゴ3(~0.9kg)、沖メバル1,ユメカサゴ(5、うち2尾キープ)、サバ10(当日餌、餌ストック、人間の餌)
ま~こんなもんかな。

船中釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) オニカサゴ0~3(たぶん)
鬼はキロ超えてるんじゃ?って思ってましたが、何度測っても0.9kgでした><
実はミッションクリアしてなかったみたいだが、ま~無理やりシャブシャブしてクリアしたことにします。
岸に上がってからが暑すぎで、帰宅後も道具を洗って魚の下処理に必死で、後の写真は撮り忘れました。
大きい方のオニの肝の状態が悪かったけど、一応煮付けてみましたが、あまりに色が悪くてスルー、生ごみ処理機へ。

奥に見える肝が、 「あんた病院行った方がいいよ 」なオニの肝です。色で食欲がなくなる。
鬼の肝の状態はギャンブル性がありますよね~。個体差が大きい。
当日は、小さい方のオニの肝と、胃袋を楽しみました。色がいい肝は濃厚で最高!胃袋もポン酢で食べればコリコリのつまみ。

4日後ぐらいに、オニのシャブシャブと沖メバルを楽しみたいと思います。
釣法的には、潮が速い前提でしたので遅潮用の仕掛けを作ってなくて、以前作ったもので何とかなったんですが用意重要ですね。あとミヨシ (みよし:船の中の位置で船首側を言う) の方は、4本針仕掛けを使ってました。遅い潮で4本はどうやるんだろうって感じでしたが、細かくは見えなかったです。針数は海況とポイント次第って思ってますが、今のところ自分の技術では3本でも多いですね。外道上等で客が少ないなら針は増やしてもいいって感じ。
あ、あと人間の餌用と思ってたサバは、一尾は全然ダメで、もう一尾は普通でした。サバ味噌かなんかにして味を付ける料理にします。
オニさん、ごちそうさまでした。