2024/09/15 11:07
テーマ:釣行記
魚・釣り物:アカムツアカムツのイラスト 仕立
コメント(14)

ひさしぶりのカンネコ(寒猫)根です。全然カンネコ根に行ってない。ブログを見ると4年ぶりですね。浜茄子丸さんに乗ってみて、うねり (長めの周期で起伏する波) がある中舷側が遠いミヨシで苦戦し、良型釣った瞬間に気が抜けて生あくび。船酔いで竿上げた事を思い出しました。

幹事の仕立 (したて:チャーター船のこと) てで、お世話になったのは、何度も乗ってる仁徳丸さん。この宿は二艘とも船が大きいので快適です。

波崎 仁徳丸

メンバーは、
(幹事)、扇さん、扇兄さん、聖ちゃん、信さん、、ポン太さん、、ヤンさん、、いとうちゃん、ダボハゼさん、、うぞっの16名。

人数が多いので幹事通達で仕掛けは胴突き2本針までで、おもり120号、PEも限定。

水深は130mぐらいだろうし、船もデカいから、ま~変な潮じゃない限りこのメンバーなら大丈夫だろう。

朝4時集合で、10分前に着くとおっとっと、奥かとおもったら人数が多いからか手前側の新しい方の船でした。

すぐに受付して、うれしいかなポイントカードが貯まっていて本日は半額乗船。ご機嫌。

釣り座 (つりざ:船上で釣り人が座る位置) クジで右4番胴の間ど真ん中。

釣り座配置図

予定時刻4時半に河岸払い (かしばらい:船を離岸し、海に出る事) で一路カンネコ根へ。皆さん外にいて、船室があいてるみたいなので初めてこの船のゲーミングチェアに座り、最大リクライニング。楽ちん過ぎていつも撮る日の出の写真はなし。

アカムツポイント

ポイントに到着して、
船長のアナウンスで 「捨て糸は1m~1.5mは取っておいてください。短いと釣果が悪いので! 」
との事。

「うんうん 」と聞いていながら捨て糸60cm、フロートパイプバージョンでスタートです^^

今日のタックル配置

外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) の状況も知りたいしね。

最初の投入で水深120mぐらい。浅いな~。潮も緩い。
船中アタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) なし。外道さえあたらず、ホタルイカの肝さえ残ってきます。

魚の活性があがりませんが、そんな中竿先がいい感じでクンクン。

あ~なんか乗ったね。

アカムツ釣りでは、合わせはなしで聞き合わせ (ききあわせ:魚がかかっているかどうかを確認しながら竿を立てること) のまま電動をオン。
途中、いい感じで暴れますが、ちょっと暴れすぎだな~もう少し休んでくれれば・・

しかも途中小刻みのブルブルがたまに混じる。 「こ、こいつぁ 」

上がってきたのは、赤いけど、変な色も見える。
そう、途中頭によぎったホウボウです。上の針に食いついてました。捨て糸 (すていと:胴突き仕掛けで、一番下の針の分岐からオモリまでの糸の事。根掛かり時に切れる事を期待して、細めの糸を結ぶことが多い) の短さは関係ないな。

ホウボウ

で、続いてのアタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) はいまいちノソッっとしてるが、急にグングン。

あ、軽いけど鋭さもあるぞ。いいかも。で、でもなんか違う。

上がってきたのは、赤いけど、白いのも見える。

あははは、アマダイでした。アカムツ釣りでアマダイは初めて見た。

俺が悪い事してるのが、バレる~っ。

こんな魚は底ギリギリでやってないと釣れない。しかも潮が緩いから枝も落ちてる証拠。

でも、周りが捨て糸 (すていと:胴突き仕掛けで、一番下の針の分岐からオモリまでの糸の事。根掛かり時に切れる事を期待して、細めの糸を結ぶことが多い) を伸ばしてるのに本命が上がってないからま~いいか!

上にもいる時は下にもアカムツはいるし、上にいない時でも下にいることはある。他の皆が上て釣れてないなら集中力維持のためにも捨て糸 (すていと:胴突き仕掛けで、一番下の針の分岐からオモリまでの糸の事。根掛かり時に切れる事を期待して、細めの糸を結ぶことが多い) 維持だな。

ただ、外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) の活性もそこまで高くはないので、アピール力と浮力を強化。

船団と仕掛け変更


発光版のマシュマロボールと、フロート二個付けに変更して捨て糸 (すていと:胴突き仕掛けで、一番下の針の分岐からオモリまでの糸の事。根掛かり時に切れる事を期待して、細めの糸を結ぶことが多い) は60cmを維持。


今日の必殺技は、近くのスーパーで見つけた、ホタルイカの魚醤漬け干物。これ食って、アカムツの気持ちに寄り添う作戦。

ホタルイカ魚醤干し


うーーん。肝が濃厚~。口の中がホタルイカ臭くなるけど、美味しい。これでアカムツの気持ちになれた気がする。

お隣のと、にもアカムツの気持ちになれるように必殺技をおすそ分け。


カンネコ根アカムツ 仕掛け・タックル図

その後、ホウボウと、ユメカサゴ、ドンコ2尾を追加。この時点で、自分だけ 「外道祭り 」をしてました。

しかし、左舷 (さげん:船の船首に向かって左側) で本命が出たよって話が出てから、ちょっと本命の雰囲気がでてきました。

左舷 (さげん:船の船首に向かって左側) は小アラとかも含めてポツポツ本命も出てきた様子。

釣れてる外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) は全部底ベタベタの魚だし、この状態で外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) の活性も高まったらさすがにアカムツの確率が下がる!!とココで捨て糸1mに延長


ほどなくお隣のが小型ながらルビーをゲット!!


俺の竿先も、ビクッと派手目のアタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) が出て、聞き合わせて乗ってる事を確認して電動オン。

いや~このグングンと鋭さがちょっとある断続的な暴れ方と、しっかり休むこの感じ。

本命でしょ~っとニコニコ。

上がってきたのは、30cm強程度ですが、それでもお腹デップリのルビーです。

アカムツ一尾目


これで炙りが食べられる。うれすぃ~っ

その後、アカムツを連発。

俺の竿先にアカムツっぽいアタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) が出て、でも乗らず。ヤバッ!ここは焦らずソーッと戻し。

「お願い餌が残ってて! 」とこの時だけはと糸をしっかり出し、場所を動かさずに再アタックを待つと、グンと乗りました。

「ふ~っ。 」波崎ではあんまり必要ないけど、東京湾流の乗せで少しサイズダウンのアカムツを追加。


右舷の様子

左舷の様子


右隣のも、なんかいまいち暴れてなさそうだが、丁寧に巻き上げてます。

上がってきたのは小さめながらアカムツでした。さすがですね。

は快調に本命を追加していき、俺もなんとか一尾追加。

もサイズアップした一尾を追加。


ホタルイカの魚醤漬け干物を食った男達は、アカムツの気持ちがわかりますからね。

その後、徐々に魚の活性が下がっていきます。ドンヨリ。

写真を見るとわかりますが、右舷 (うげん:船の船首に向かって右側) 胴の間は常に日陰。釣果が日陰の身だと困りますが、日光の日陰はこの時期天国。
海をわたる風は心地いいし、刺すような日差しはないので快適だわ~っ

終盤になって、右舷 (うげん:船の船首に向かって右側) 8名の内、本命が釣れていないのは2名。

仕立 (したて:チャーター船のこと) て目標である難題のアカムツ全員ゲットは厳しくなってきた。

「しょうがないな~ 」の所へ行って、アカムツの気持ちになれるようにホタルイカの魚醤漬け干物を食べさせました。

これで完璧。

俺は、アタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) がないとつまんないので、捨て糸を60cmに戻して集中力をつなぐことにします。

その後、ユメカサゴが一尾かかりましたが、他は外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) も釣れない程活性低下。

そんな中、誰も船中釣れないのに右舷 (うげん:船の船首に向かって右側) で取り残されていたが執念で本命ゲット。すばらしい、もうれしそう。

しかし、魚の活性は戻ることなく、11時30分時間で納竿 (のうかん:釣りを終了すること) ~っ

ごめん、時合 (じあい:魚がよく釣れる時間) 前ににホタルイカの魚醤漬けを食べさせてあげればよかった。

最終釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) は、アカムツ3(33,29,27cm)、ホウボウ2、アマダイ1、ドンコ2、ユメカサゴ2(リリース)

船中釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) アカムツ0~6尾。がダントツでしたね。

本日の本命

本日の外道

途中渋滞に少し捕まりましたが、連休初日の割にそこまででもなく、帰宅して道具をあらって魚を下処理。

デップリアカムツは寿司用。一番小さい痩せた奴は本日塩焼き。中間を兄宅に置いてきました。

痩せたアカムツだけ見たなりすぐわかりますけどご夫婦ご在宅で、3尾ともメス。

肝は小さめでしたが、デップリ君が特にすばらしい真子を抱えていて、本日は真子と肝の煮付けと塩焼きです。

いや~真子が最高!アカムツの身の旨さは世に知られているけど、肝と真子の旨さは知られていない。味の劣化が早い肝と真子の旨さは、釣り人が楽しめるお宝ですよね。

アカムツの真子と肝の煮付け

今回特に真子がいい状態で、ホロホロと砕けながら口の中に広がって舌全体で感じる旨さは、目をつぶって 「うめ~っ 」って奴です。日本酒がグビグビ。肝も小さめながら、きめ細やかな旨味と栄養の凝縮ながら上品さを感じます。絶品。

アカムツの塩焼き

塩焼きも、身がホロホロで脂じゅるじゅる。ご夫婦がいたので栄養が取られているはずですが、それでもこの脂はすごいな。アカムツは身離れもよくて魚を食べるのが下手な俺も、細かいところまでしっかり楽しめます。塩が付いた皮がいいですよね~。ただ、家庭用のグリルだと先に焼いた側を網に付けると皮が取れちゃうので串を刺して焼くべきなんでしょうけど、コンロでやると悲惨だからな~

ひさしぶりのアカムツ最高でした。

釣法的には、結局アカムツを釣ったのは捨て糸 (すていと:胴突き仕掛けで、一番下の針の分岐からオモリまでの糸の事。根掛かり時に切れる事を期待して、細めの糸を結ぶことが多い) を伸ばしている間だけで、最近の状況だと船長の言う通りと言う事ですね。すぐに調整するとかじゃない限りしっかり捨て糸 (すていと:胴突き仕掛けで、一番下の針の分岐からオモリまでの糸の事。根掛かり時に切れる事を期待して、細めの糸を結ぶことが多い) を取るのが正解。あと、群れに当たった時でも船全体が当たる感じがなかったので、群れが小さいというかちょっとアカムツの数がカンネコにしては少なそうに感じましたが、それは潮が緩い関係なのかもです。
活性が高い時は潮先 (しおさき:潮が流れる先の方。船釣りの場合は船が流されて船の中で最初にポイントに接する位置で、寄せ餌を撒く場合でも寄せ餌が流れ着く方向になるため、釣れやすいことが多い) に釣果が集中するけど、渋い時は船全体に釣果が分散するアカムツ典型の日でした。こういう時は、ちょっとでも気に食わないとアカムツはプィしちゃうので、いかにその日のアカムツが好むセッティングに合わせ込めるかですが、ちょっと魚醤干しの量が足りなかった感じですね。もっとアカムツの気持ちにならないと。

潮が緩いながら人数も多くてオマツリ (おまつり:他の人の仕掛けと絡まること) も結構発生してましたが、仁徳丸は仲乗りと船長とも迅速に対応するのでなんとかなりますね。

アカムツさん、ごちそうさまでした。

、幹事ありがとうございました。お隣で楽しかったです。涼しかったし。


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Re:
>スパ郎さん
餌のホタルイカを齧って釣る検証は、スパ郎さんにお任せします。
他のゲストもあったので、3尾でも楽しめましたね。美味しかったです。
うぞっ
2024/09/17 19:04:47
>>返信

うーん、アカムツの気持ちになるなら是非餌のホタルイカを齧って欲しかった。。。
は、置いといて、3つ取れれば上々でしょう。
お疲れ様でした。
スパ郎
2024/09/17 18:16:21
>>返信
Re:
>マルッチPPさん
既に飲み過ぎました。
でもゲストも美味しかったですよ。
一尾大きいのが欲しかったですが、それでもやはりアカムツは美味しいですね。
うぞっ
2024/09/17 11:05:17
>>返信

本命もゲストも これだけ
色々つれたら 楽しいでしょうね〜🎵
美味しい魚一杯
飲み過ぎ注意っすね^^;
マルッチPP
2024/09/17 08:29:24
>>返信
Re:
>あかべーさん
ちょっと干物の量が足りなかったみたいで、もう少し本命を釣りたかったですが、食べたら満足してしまいました。
やっぱ美味しいですね。
次は一緒にアカムツの気持ちになりましょう。
うぞっ
2024/09/16 18:34:30
>>返信

本命&多彩なゲストおめでとござるw
魚醤漬け干物ですか、やっぱ、魚の気持ちになるの大事なんですねwww
来年は同船出来たらいいな^^v
あかべー
2024/09/16 15:30:21
>>返信
Re:
>今やんさん
ごめんね~釣れ始める前に持っていくべきだった。
リベンジですか!間をあけずに釣行すると見えてくるものが多いので、爆釣してください。
お疲れさまでした。
うぞっ
2024/09/16 11:22:40
>>返信
Re:
>すずきんさん
あの船団の感じだと活性はほぼ一緒だと思いますよ。
乗合船は週に複数乗るぐらいの猛者が多いので、ああいう活性が低めの時に迅速に条件を合わせ込める人が沢山いるんだと思います。いわば、今回のシドちゃん状態にすぐ修正できる人だらけ。年一釣行とかじゃ合わせこむ頃に時合が終わるって感じになりがちですが、続けて海にでないと難しいでしょうね。
お疲れさまでした。外道もいろいろ美味しかったですよ。
うぞっ
2024/09/16 11:19:58
>>返信
Re:
>なべさん
お疲れさまでした。途中は絡めませんでしたが、顔見れてよかったです。
Tシャツ、もしかしたら残ってるかもなので、もしあったら連絡します。
またよろしくです。
うぞっ
2024/09/16 11:11:37
>>返信
Re:
>まるかつさん
魚は忖度してくれないから、人間がすべて魚に寄せていくしかないですからね^^
爆釣とはいきませんでしたが、お互いアカムツの気持ちに少しはなれて、餌を気に入ってくれたみたいで良かったです。
またよろしくお願いします。
うぞっ
2024/09/16 11:10:35
>>返信

ホタルイカの醬油漬けをもっと早くお口に入れてくれなきゃ~めっちゃ美味しくてお酒って頭を過ってしまったわ。(笑)
時合の時にしっかり決めなきゃいけないのに唯一のアカムツっぽいのを水面バイバイした後はあのカサゴちゃんで終わり。。
右舷側で魚種、数共に1番だったんじゃない?
単独リベンジ考え中~
また遊びましょう!
今やん
2024/09/15 19:41:47
>>返信

アカムツの気持ち、分かりたかったなぁ~^^;;
私は外道はサバ一本だけでしたが、多彩なゲストですねぇ。色々楽しめそうで羨ましいです。
潮も流れなかったので、そういう日だなと思ってたんですが、乗合船の釣果聞いてびっくり
こちらの低活性とはえらい違いでしたが、アカムツの気持ちがわかるうぞっさんとしての見解はいかが? ^^
すずきん
2024/09/15 16:13:53
>>返信

うぞっさん
昨日はお疲れ様でした!
久々にお会いできましたが、釣り座が反対だったのでゆっくり会話出来なかったのが残念です。
夏場の釣りの際は、いつもあのTシャツです。お気に入りです(^^)
ちなみに、ストックってあるんですか?あるなら購入させてくださいませw
また、ご一緒の際は、よろしくお願いいたします!
2024/09/15 16:05:29
>>返信

なんだか急に「違いの分かる男」というコーヒーの宣伝を思い出しました。
魚醤漬けホタルイカ、ごちそうさまでした。あれを噛み噛みしながらアカムツからのアタリを待つ。苦み走った男になったと錯覚しつつ聞き合わせ!!
素晴らしい効果をありがとう。
まるかつ
2024/09/15 13:35:32
>>返信

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