今年も主催のヒラメ仕立 (したて:チャーター船のこと) てに乗せてもらいました。

当初11名の予定でしたが、インフルとか体調不良で参加9名。流行ってますよね~インフル。

お世話になったのは、大原港 春日丸さん。

大原 春日丸


参加は、復活の、中ちゃん、、マルヤマさん、(幹事)、うぞっの9名。

予報では、出船には問題ないが、波風は結構ありそうで、波は収まらないけど風は少しずつ下がるって予報。海ほたる通過時は風速7m。予報どおりの風って感じですね。

朝4時集合で3時20分ぐらいに港に着いたら、なんか港が閑散としてる気がします。こういう違和感は以前祭りで沖に出られなかったのを思い出さされるので嫌だな。ただ、閑散としてるのは船側だけで、道路には釣り客の車が沢山並んでましたから、ただ、朝が早いってだけですね。

以前車を停めた場所に工事が入っていて近くに停められない感じで、探してギリギリ近場にとめる事ができました。

ほどなく船のエンジンがかかって港も活気が出てきた頃皆さん集まって、挨拶し、釣り座のクジを引いたら、左舷 (さげん:船の船首に向かって左側) トモ。

釣り座配置図


これだけ大きな船に9名でどうせ横流しだろうから、ま~あんまり釣り座 (つりざ:船上で釣り人が座る位置) は関係ないかな。でもある程度透明度があれば四隅の方がヒラメから見える射程範囲に入る可能性は少しだけ上がる。ラッキーですね。

浅場か深場は当日決めるとのことで一応バッテリーを持ってきたが、結局去年同様浅場をやるとのこと。去年のブログを読み返してきて10mとかだったので、手巻きでいいけど、せっかくバッテリーもってきたから繋ぐかな。

ヒラメに関する釣行記の画像


河岸払い (かしばらい:船を離岸し、海に出る事) して一路北に向かいます。

流石に北風強く波もあって進むのが遅い。船もボチボチ跳ねて少し気持ち悪くなってきた。若干の船酔いでしたが、太東崎灯台あたりでスローダウン。跳ねる動きにどうも自分は弱いけど、釣りの流し (ながし:一つのポイントで釣りを開始して竿を上げるたまでの一単位。通常潮の流れにまかせる流し釣りの場合に使用する。流し終わると別のポイントへ移ったり、同じポイントの場合は潮上まで戻って流しなおしたりする) になって揺れは大きくてもノッタリに変わると次第に酔いは収まりました。

浅場ヒラメポイント


風が強くて少し流されるのが速そうってことで、オモリは重めのLT (らいとたっくる:小型軽量のリールや柔らかめの竿、細いラインで組み合わせた従来よりも軽めのタックルのこと) 60号、ノーマル80号指定が船長から出ます。

美しく空が色付く頃釣り開始。最初は水深16m。イワシ君頑張ってね!この釣りは君たちが頼り。

ほどなく左ミヨシ (みよし:船の中の位置で船首側を言う) 周りが騒がしい。

どうも復活のが本命を上げたみたいですが、自分はまだ軽く船酔い中で状況を確認する余裕がない><

しかも、竿先に小さな振動が凄くでます。

もしかして、イワシ君がヒラメから逃げてる?っと妄想だけが膨らみます。

しかし、続けるにしたがって、単純に水深が浅く、LTでかつイワシが元気なだけっぽい。そうなのね~っと思ったころ流し (ながし:一つのポイントで釣りを開始して竿を上げるたまでの一単位。通常潮の流れにまかせる流し釣りの場合に使用する。流し終わると別のポイントへ移ったり、同じポイントの場合は潮上まで戻って流しなおしたりする) 直しの合図。

次は水深10m強。さらに水深が浅くなりました。

太東岬灯台前朝焼け


船の向きも逆になって、抱え込むような状態で、竿先グイーンと船底側に引っ張られます。

キタ?っとテンションを張ったらもっとグイーンと船底側に。生体反応がないグイーーーンで、フッとテンションが緩みました。

根掛りですね。オモリも仕掛けもイワシさえ無事でした。凄い手ごたえだったので一瞬大物か!と思いましたが、生体反応がなさすぎ。ただ、こんなスピードで船は横に流れてるんだ~ってのは実感できました。そりゃこんな状態でイワシが泳いだら竿先に元気そうな反応はでるわな。

根掛りするならと、たまに底をコツコツする状態から、たま~に底にこするぐらいの少しだけ浮かし目に棚を取る様に変えた直後、竿先、ガッ!

あ、また根掛り?んいや違うな、咥えた?

ん、少し重いな、咥えたっぽいけど~と思ったら結構すぐに竿先がガガガッって入って竿先グンとあげると今度はグングングンと明確な生体反応!

のったね!結構重い!でも船が流れてるからか?

なんて思いながら、ドラグを調整しながら巻き上げると、浅いのでほどなく魚影 (ぎょえい:魚の数や密度の事で、程度は濃い薄いと表す) が見えて、あ、ヒラメだね~。お隣のにタモをお願いして、無事ゲット!!

あら、流れで重いんじゃなくて、良型 (りょうがた:大きなサイズのこと。 「りょうがた 」もしくは 「りょうけい 」と読む) でした。

良型ヒラメでドヤ顔
春日丸釣果ブログより

樽からはみ出すヒラメ


樽からはみ出してますね。去年、船長に締め方を教わったが、ボンヤリとしか覚えてなかったので、に教えてもらいなら後で締めてクーラーに。

どうも右ミヨシ (みよし:船の中の位置で船首側を言う) も上げたみたいで、3枚にて朝のサービスタイム終了だったようです。

ここからは、船中長い沈黙が続きます。船長もたまにイワシ餌の補充に船を回りますが、

船長 「餌減らないね~ 」

と少しだけ減った餌を樽に追加してまわってます。

他の船もお客多し


餌のイワシは流れが速くてよく泳いでるからか結構長持ちして、弱って泳がなくなったから交換みたいなのがたまにしかないです。たまに孫針が外れてるぐらい。

太東岬


ヒラメによるガシガシでスカるみたいなのがなく、イワシに跡さえつかないので、餌の消費は少ない状態が続きます。

左舷の様子


右舷の様子


中盤を回った頃、右舷 (うげん:船の船首に向かって右側) 側で二枚上がったみたい。

おっ、やる気出してきたの?

と、次の流し (ながし:一つのポイントで釣りを開始して竿を上げるたまでの一単位。通常潮の流れにまかせる流し釣りの場合に使用する。流し終わると別のポイントへ移ったり、同じポイントの場合は潮上まで戻って流しなおしたりする) 直しで真面目にやってると、竿先ガガッ、ガガガガッと以外とわかりやすく魚のアタックがいきなりあり、反応も続くのでそのまま竿先をグィと上げると、グングングン

来たわ、また。

この頃は既に水深は7~8mの場所でやってたので、あっという間に海面に魚が見えて、またタモ (たも:タモ網のことで、魚をすくう網) 取りしてもらって二枚目。

渋い中なんとか二枚目をゲットして、ご機嫌です。今度のはしっかり樽に収まります。

二尾目ヒラメ


その後、竿先がいきなり入って、しかも凄い遊泳力で、こりゃ絶対青物 (あおもの:プランクトンや小魚をおっかけて海水面近くを泳ぐ遊泳力のある回遊する魚で、青みや緑がかった魚の事。ブリ、ヒラマサ、シイラ、サバなどが代表例) やん!

って感じで上がってきたのはイナダ。プックリしてたのでうれしい外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと)

終盤もう一度竿先が入ったんですが、こんどはえらく食い上げ (くいあげ:魚が餌をくわえたまま上に泳ぐこと。速く巻き上げないとバレることがおおい) てさっきのイナダよりも遊泳力がだいぶ強い。

こりゃ、もっとデカい青物 (あおもの:プランクトンや小魚をおっかけて海水面近くを泳ぐ遊泳力のある回遊する魚で、青みや緑がかった魚の事。ブリ、ヒラマサ、シイラ、サバなどが代表例) だな!って思った瞬間、ハリス切れしました。

ハリス (はりす:仕掛けの中で針が結ばれている糸。魚に警戒されないように最も細い糸を使う場合が多い) 6号だったんですが、そこまでテンションは張ってないつもりなのに見事に切れてました。

終盤だったし、本命も2枚あるからと持ってきていたマハタ用のハリス10号の仕掛けを投入しましたが、しばらくして11時半に10号仕掛けでの青物 (あおもの:プランクトンや小魚をおっかけて海水面近くを泳ぐ遊泳力のある回遊する魚で、青みや緑がかった魚の事。ブリ、ヒラマサ、シイラ、サバなどが代表例) 狙いは不発にて時間で納竿~っ。

なかなか、渋い日でしたね。今年はヒラメ低調らしいですが、絶対数が少なそうに感じました。

最終釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) は、ヒラメ2(2.2kg、1.0kg)イナダ1(46cm)でした。

船中ヒラメ0~2で、仕立 (したて:チャーター船のこと) ての目標の全員ゲットは未達、ノーピクのガックシ疲れる人もいたそうです。

本日の釣果 ヒラメ


本日の釣果 イナダ


釣りとしては、LT (らいとたっくる:小型軽量のリールや柔らかめの竿、細いラインで組み合わせた従来よりも軽めのタックルのこと) だったので楽でしたし、ピカピカ反射板とか水中ランプとかの装飾も用意してたのですが、皆さんが付けている人も多かったので、自分だけ釣れなかったら切り替えようと思ってすごくシンプルな仕掛けでやりました。どっちかというと、棚を低く取り過ぎないで、底にいる魚から餌が見つかる確率を増やす感じでやってました。浅いから明るいしね。

ウネリは結構ありましたし最初の30分ぐらいは気持ち悪かったですが、風も徐々に収まって予報通り。

ペットボトル氷を返却して粉砕氷を受け取り、皆に挨拶早々急いで帰って渋滞が発生する前になんとか帰宅できました。

道具を洗って風呂に入り、魚を下処理して、1kgのヒラメは兄宅に持っていきました。

魚は翌日以降食べますが、前回知ったヒラメのホルモン煮をのレシピを元に、通常の煮付けよりも少し薄味で最後に味噌を少し加える感じで作りました。

ヒラメのホルモン煮


ん~いいね~図体の割に小さかった肝ですが、捌いてすぐ長めに日本酒につけて臭みを取り、胃袋も湯がいて包丁の刃でしごいて汚れもしっかり取ってから切りました。肝は濃厚でこのコクというか栄養を感じる美味しさ、胃袋の歯ごたえ、卵の旨味を日本酒を飲みながら堪能。

ま~年一ヒラメにしては上出来だなとご機嫌にてご就寝。

ヒラメさん、ごちそうさまでした。

、幹事ありがとうございました。