波崎アカムツ 釣法備忘録 2011年版 第三版
久しぶりに釣行したので、改定しました(青色部分)
まだまだ、釣行の度に変更されているただの備忘録です。できるだけ、選択根拠を書き入れてますので、皆さんの釣り方にあわせて調整してください。参考になれば幸いです。
波崎アカムツの特徴は、比較的長めの流しの中で、短い時合が突然訪れる事
そして、その時合にどうやって外道にやられないで、仕掛けを突っ込むか
そこが、最低条件です。そこから始まるのに、意外とむずかしい
■ 棚
・波崎アカムツの遊泳層 0~2.5m
・ドンコ、ユメカサゴなどの外道の活発な層 0~1.0m
・サバの層 0~海面
下の波崎アカムツの棚分布は以前のデータ取りましたが、こんな感じであっていると思います。
もう少し上にもいる日があるかな~って感じ
ただし、私自身は今の所実感はないんですが、先達さんは多くの方が、デカムツは比較的上の層にいると言われます。
これらの条件の中、突然訪れる一日に1度か2度の時合。
船が群れに突っ込む時、しっかりアカムツのいる層に餌の付いた針があるかが最も重要です。
悩ましいのは、外道の活性の高い0~1.0mにも確実にアカムツはいるということ。
胴突き仕掛けを使う場合、底一辺倒を狙うわけですから仕掛けの特性上、広い棚をカバーできるので、基本的に棚を探るわけではないです。いる棚はわかっているという前提をスタートとしてます。
アカムツの確率を上げるためには、下まで攻めた方がいいが、攻めると外道にやられて、肝心な時合を逃してしまう。
150mの回収、投入時間は、時合の期間に比べて思いのほか長いという認識は強く持つ必要があります。
如何に、外道に食われないギリギリのレベルで、沢山の餌と針を入れれるようにその時の外道の活性にあわせて仕掛けを微調整するわけです。
ここで、デカい奴は、上目にいるという情報と、経験的に下の層は捨てた方トータルで安定するという思考を持てば、比較的捨て糸を長めにとった攻め方になり、
外道の処理を、できるだけ速くする努力をして、積極的に下も攻めるなら、捨て糸を短めにとった攻め方に分かれます。
数が釣れる魚なら、釣りながら調整できますが、ボウズ覚悟のチャンスの少ない釣りだからこその組み立てです。
以上の考え方を基本として、後は釣行日の状況で調整します。
現状の基本の調整としては75cmでスタートした捨て糸は、底の外道のドンコがかかる頻度が高いと25cmずつ伸ばしていきます。最高1.5mまで伸ばしたことがあります。
頻度が下がると、また捨て糸を削ります。しかし、75cmより短くはしません。
下の針のハリスが短めなのを見てもわかると思いますが、底を攻めすぎると、痛い目あいますよ~っ
サバが多いときは、針数を削減して、目立つ装飾を取ります。逆にサバの活性が低いとみると、3本針に戻しもします。
調整をあまりしない前提ならば、捨て糸1m前後、2本針が安定していると思います。
調整を前提とした、現状の基本仕掛けは以下です
■ 餌
最もポピュラーな餌は、ホタルイカとサバ短冊
サケ皮もいいといわれますし、イカの短冊を持参される方も多いです。
今までの経験では、ホタルイカの肝に異常に反応した日がありました。
常連さんに聞くと、サバ短冊に食いがいい日もあるといいます。
ただ、やはり、ホタルイカとサバ短冊の抱き合わせが一番安定してます。
抱き合わせが一番釣れるわけではないです。まるかつさんも同じ表現を使いますが安定してるんです。
チャンスが少ない釣りだからこそ、どちらか絞れないうちは、安定度を取るわけです。
ホタルイカが釣れる時は、胴抜きを2杯付けもいいと思いますし、新鮮なサバ短のみってのもあると思いますが、やはりスタートは抱き合わせがベストと今は考えてます。
そして、ホタルイカはサバ短冊に比べて持ちが悪い。特に肝についてはすぐ取れます。
混んでない時や、4隅をとれた場合は、肝が取れないように丁寧に仕掛けを投入します。
比較的長い流しの波崎で、確実に餌を棚に置くには、抱き合わせに利を感じざるを得ない。
時期や、前日の情報にて修正はありえると思いますが、その辺りのノウハウは今のところ全くありません
サバ短は幅1cm、長さ5cm~8cm、厚さ1.5mmですね。長さは食い込み状況で調整してください
常に、外道として釣れた新鮮なサバでサバ短を作れば食いもいいですし、持ちもいいです。
当然、回転しないように丁寧に注意して付けてください。
ホタルイカの胴抜き(壺抜き)作業は、今回の釣行で少し変えました。ホタルイカの胴をハサミで切って剥いたほうが、肝が全く痛まずに付けれるので、いい感じでした。
■ 針
現在はホタ針をメインに考えています。
アカムツはデカい奴ほどバレます。これは、やればわかりますが凹みます
なんせ、アカムツは巻き上げ中の暴れ方でほとんど特定できますので、でかいアカムツをバラシタ時の悔しさは、半端ないです。
バレる理由は、口が弱いこと
そして、海面まで断続的に暴れること。
さらに、デカイ奴の暴れ方はかなり激しいことが上げられます。
かかってからのリールの巻き上げ速度は低速の速め。
速すぎると、口が切れます。
遅すぎると、暴れている間に針穴が広がってバレます。
口切れはリールの巻き上げ速度で調整が付きますが、デカい奴が、針穴が広がって抜けるのは、針の懐の深さ頼りの面があります。
ホタ針は、バレにくい。ムツ針よりはるかにバレにくいです。
魚を乗せにくい面もあるんですが、波崎のアカムツは、湾アカムツに比べて比較的素直に乗ってくるので、デカムツほどバレル経験をした人間には、ホタ針は味方です。
現状は、食いが渋くて乗りにくい時のみ一番下をムツ針17号にするだけで、基本をホタ針で構成してます。
アカムツの場合は、下の写真のように、針穴が広がってバレやすいです
■ 釣り方と誘い
私の誘いは、波崎においては基本がゆっくりです。
アカムツは浅い所にいる奴ほど速い動きに反応します。湾アカムツでは50mラインを狙いますが、ここではウィリー釣りぐらいのシャクリをガンガン入れては仕掛けを止めて食わせたりもします。そしてしっかりその動きにアカムツが反応するんです。目でみて食ってくる。
しかし、水深120mぐらいになると、速い動きにはあまり反応しない。
深さに関係なく重要なのは、餌を食わせるときは、完全停止です。追っかけて食うというよりは、止まった餌を食う。
ゆっくり誘って、アカムツに気づかせ、完全に止めている時に食わせるのが今の私の基本です。
完全に仕掛けを止めるには、底に仕掛けをつけるのが一番。
船の動きに関係なく、底に付ければ、仕掛けは静止します。
そして、食いが渋いときは餌の端だけを咥えることがあります。このとき、弾いちゃうと再アタックがありません。
当然仕掛けを急に動かしても再アタックがありません。
何度か再アタックをするために、テンションをゆるめにキープする底に付けた釣りとしてゼロテンションをメインに採用してます。
定期的に底から仕掛けを50cmぐらい離して誘いを兼用しながら仕掛けを手繰りよせ、底につけてテンションをゆるくした状態でアタリを待つ。コレの繰り返しが基本です。
アタリを即アワセせず、食い込みを見極めて聞き合わせすれば、魚が反転して十分針かかりします。
乗っている場合はそのまま巻き上げ。乗っていない場合は慎重に元に戻して再アタックを待つ攻め方をしてます。
ただ、底に仕掛けを付けた釣りは、潮の速さによっては、糸を出さないといけない場合があります。
150mの釣りで、糸を出す事は、周囲の釣り方、状況を把握してから実施してください。
糸を出すのが悪いわけではないです。
速い潮での潮先にいた場合は糸を出してあげないと、周りの人が釣りにくくもなるわけで、その辺が把握できない場合は、基本を底を切った釣りにしたほうが無難だと思います。
少しでもこの辺の調整を少なくする上でも、仕立て等ではタックルはできるだけ統一しておいたほうがいいです。PE一号分の太さやオモリ形状でさせも影響しかねない。
深場と違っていつでも投入していい船で、150mでの底をつける釣りですから、不毛なオマツリを避ける努力はしておいて当然です。
誘いに関しては、人それぞれです。大きな誘いを入れる方もいますし、ユラユラ系や、タルマセ、タタキを入れるかたもいます。釣れている方に合わせるのが無難ですかね。
しかし、大事なのはアタリを待つときの仕掛け停止だと思います。
置き竿の場合は、枝を長めにとって長め、柔らか目の竿で、船のゆれを吸収してください。
■ 外道対策
私の場合、光物は外すのと、針数削減、オモリを黒くする。誘いを控え目ぐらいです。
サバが余りに多いときは一本針にします
■ 釣り座
アカムツは、比較的釣り座の影響が少ない釣りと言われます。
食いがかなりいい時は、潮先が圧倒的に有利になりますが、やはりかなり餌をスルーする魚も多く、船で平均的にアタル事も多いです。
■ ポイント
カンネコ根って超広いです。あの船もアカムツやってんの~?みたいな
しかし、釣れるポイントは限られているみたいで、船長達はそれを明確にわかっています。
沖からも高速の船で60分ぐらい。天気が良くないと陸地もみえない沖です
水深は120~150m 海底は根と言われてますが、岩場というより泥っぽい。最初の着底で、150号のオモリを勢いよく着底しちゃうと、埋まっちゃって離底にウンショッって少し力がいるぐらいです。
少し固めの根の場合は、たまにですが根掛かりがあります。予備のオモリを一つはもっていきましょう
■ 装飾品
蛍光玉はいい方に転ぶことはあっても、食いが悪い事はなさそうです。色はピンク系がいいイメージあるが、緑系もいい日があるので、まるかつさんの情報を参考に両使いを採用してます。外道が多い場合は外すので、ソフトタイプが必須。サイズは3~3.5号。
常連さんで半身タコベイト、フラッシャーを付けている方をたまに見かけましたが、特にいい感じを受けていないので、今のところつけてません。
水中ライトは、赤の点滅が若干良さそうとのまるかつさんから聞きましたが、いまのところ申し訳程度に赤のケミホタルを付けているだけで、今後調べていきます。
■ハリス太さ
実際波崎アカムツで、ハリスが太くても食いが落ちた経験はありません。なので太くてもいいというのが結論。
まるかつさんのアドバイスでは、潮のノリがいい点と張りも重視して、6号を使われているとのことで、6号を使ってみましたが、異常なほど澄んだ潮でも120mでは全く問題なかったです。
■タックル
潮の速さ、深さからもっとも扱いやすいのはPE4号300m
手持ちがメインなのでできるだけ軽いものがいいです
竿は1.8~2.4m先調子。急峻な動きは必要ないので、食い込みを考慮して少し柔らか目の竿。
置き竿の場合はさらに長く胴まで曲がる船のゆれを吸収しやすいものがいいです。
■ 投入
ホタルイカを胴を抜いたものを付けるときは慎重に投入
仕掛けの枝間がハリス合計よりも短い時も、できるだけ絡まないように気をつける
余裕があれば、付けた餌が回転していないかを投入時に確認しながらいれます。
■ 巻き上げと取り込み
リールの巻上げ速度は低速の速め。断続的にゴンゴンゴンと力強く最後までヒキます。
取り込みは、どんなサイズでもタモを使用して、最後まで仕掛けを緩めず取り込んでください。
■ 船宿
カンネコ根に出船する可能性のある宿はこれくらいかな?
信栄丸 (乗船済)
三栄丸
浜茄子丸
東洋丸
征海丸
庄栄丸
ひろの丸
仁徳丸 (乗船済)
ほとんどが予約乗り合いだと思いますので、確認してください。
■ 外道
投入、回収を邪魔するのはサバ。底でかかってくるのはマゾイ、アジ、ドンコ、ムシガレイ、ホウボウ、オキメバル、ユメカサゴ、アイナメ、メダイも。
外道も大きくておいしいです。
■ 料理
30cmを超えるぐらいから格段の脂の乗りになります
血抜きをすると身が綺麗です
小さ目は煮付け(少し薄めの味付けがいいです)
大きい奴は、エラと内臓を落として冷蔵庫で2日寝かせたものを炙り寿司にするのが一番好きです。というか驚愕の旨さ。
あと、釣った当日は、真子と肝も、オニカサゴに勝る旨さをもっています。
どんな料理にしても、白身の最高峰。ぜひ、一度味わってみてください
以上です。
最後に
今回の釣行で、もう二度とできないであろう、波崎アカムツでの3点掛けを達成しました。
追い食いを狙ったわけではなく、アカムツの確率を上げようと、枝間を詰めた3本針仕掛けを、外道の活性にあわせて頻繁に調整して突っ込んだら、ものすごい幸運によって実現しました。
実際、この釣行で3本針仕掛けを使っていた時間は、全体の1/5以下です。3点掛けの後も、外道の状況ですぐに2本針仕掛けに変えざるを得ませんでした。
最も大事なのは、時合に確実に仕掛けを入れ込めることなので、あまり無理しないでくださいw












