外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) とは言え釣れたのは美味しい魚ばかりですし、高級魚の部類。
カンコの一尾を兄宅へ送り出したら、最近兄の釣行タイミングが似ていて兄も外道祭りをしたらしく、 「冬のツムブリは美味しいらしい 」との話で、ツムブリの半身になって帰ってきました。
まずはメダイとツムブリの刺身と、メダイを塩麹パウダーをふって焼きました。

メダイの刺身は相変わらず美味しかったですが、ツムブリは兄が捌いている段階でいまいちを感じていた通り、脂の乗りは冬の割に悪く、そうなると寝かせたわけではないのでちょっと歯ごたえのある癖のない刺身でした。真冬なのにここにも温暖化の影響がでているのかも。
カンコ、メダイ、ツムブリのしゃぶしゃぶもやってみました。

カンコはほぼほぼオニカサゴで、噛みしめる程に美味しさを感じポン酢との相性も最高。これならオニカサゴリベンジはなくていいかってレべルで満足してしまいました。あと、思いのほか美味しかったのはツムブリしゃぶでした。脂の乗りはそんなでもないですが、少しだけ火を通した状態がポン酢とベストマッチですね。メダイのしゃぶしゃぶより美味しかったです。
もらったツムブリの身が結構大きかったので、残りは竜田揚げにしました。これはま~外れなく寒くてもビールが進む味。出汁に使った昆布と、カンコの身の切れ端も天婦羅にしてお酒のつまみにしました。

メダイは大量に身があったのと小さい方は、定番のフライにもなってます。

カンコの頭はカチ割って塩焼きにしたのですが、写真を撮ったつもりが忘れていて、大好きなホホ肉が、巨大なまま綺麗に取り出せたので、それをパチリです。やっぱりホホ肉最高ですよね。

デカいカンコのカマは別日に塩焼きにして、ブリンブリンの肉肉しさも堪能。

熟成カンコの身は、買ってきたイシガキダイの身と共に握りにもなり、ほんのわずかなカンズリと醤油でカンコ握りは美味しさが際立ちます。

薄く皮が引けたと思ったのに、湯がいた途端、キュッと縮まって身が厚くなったように見えるのはカンコの皮で、歯ごたえとコラーゲン~って感じでいいですね。。

ユメカサゴはトマト煮に。

後半にはメダイの味噌漬けもいい感じに仕上がってます。

後は沖メバルの刺身やらポアレなんてのにもして、完全に外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) 祭りの後の外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) づくしの一週間を堪能しました。
カンコさん、ツムブリさん、メダイさん、ユメカサゴさん、沖メバルさん、イシガキダイさん、ごちそうさまでした。