シマアジ同様ボチボチのサイズのアラを釣りたいお年頃。
年末の冷え込みの中、オニカサゴの看板を立てたアラ狙いです。
三次郎丸さんは、誰もがアラを狙っている事を知らずに乗合 (のりあい:釣り人が集まってのる釣り船形態) で初めて乗ってから何回目ですかね?
オニカサゴは結構いいのを釣らせてもらったけど、アラは小さいのしか釣ってないんですよね。指を咥えて見てるばかり。
今回もマルッチさんの友達の仕立 (したて:チャーター船のこと) てに同乗させてもらいます。
お世話になったのは、飯岡港 三次郎丸さん 朝3:30集合。

帰港後撮影
ジャンケンして釣り座決め。左舷 (さげん:船の船首に向かって左側) はマルッチさんグループで左トモから、マルッチさん、あかべーさん、すずきんさん、うぞっとなりました。

前回のかんこさんしかりで、自分が見た限り、この船でデカいアラがかかるのが多いのは、全部トモでかつ左が多いんですよね~
最初からいつもそうですが、船に乗ってキーパーつけたらすぐ河岸払い (かしばらい:船を離岸し、海に出る事) して電気が消え、結構な速度で90分しっかり走ります。早めにスローダウンして現場で用意って流れですね。
前回、4kg越えのカンコをもらってクーラーもお腹も満足だったんですが、釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) は酷いもの。
釣法を真面目に見直しました。
2つほど追加したポイントとして、 「遅潮のセットアップ 」と 「餌が落ちる演出 」です。
予報では港回りは凪だけど、ポイント周辺は波と風が結構あって、時間と共に収まるはず。寒い中頑張るぞ~。
しっかりポイントまで走って、スローダウン。

船室からでると、
風も波も予報通りでボチボチある。しかし、あれ?大して寒くない!船長はスパンカー (すぱんかー:船尾についた2枚組みの帆で、船首を風上に向けるのに使用する) を出し、皆はセットアップ。
朝焼け間近で少し暗く、鮫が寄ってくるので水中ランプはやめておこうって話の中、投入サイレン。
船長 「水深140m 」
船長 「潮も速く風もあって海がわちゃわちゃで、オマツリもしちゃうと思うけど、何がかかるかわからないから、顔を見るまでは丁寧ね! 」
アナウンス通り、潮が速いですね。
船長 「左舷、落とすのが遅くなるかもしれないけどしっかりサミングしてね~ 」
っと指示がでます。
着底して、だいぶ水深より糸が出ますね。しかも糸が全部船底側。
釣りはギリできるけど、少し糸を出さないと着底しなおせない。
船長からも、 「底さえ取れれば何が来るかわからないから! 」とアナウンス通りの状況。
そこからは、まずメダイとかがトモ側から上がりはじめ、ユメカサゴやら、チビアラがポツポツ。

海の状況がよかったら、船長は2kmとか流し (ながし:一つのポイントで釣りを開始して竿を上げるたまでの一単位。通常潮の流れにまかせる流し釣りの場合に使用する。流し終わると別のポイントへ移ったり、同じポイントの場合は潮上まで戻って流しなおしたりする) っぱなしにできるポイントですが、潮が速くて釣りにならなくなってきたら場所移動って感じの日でした。
ただ、風や潮向きは変わらず、船底側に抱き込む感じで、ものすごく釣りにくい。
底を取るたびに糸を出すしかなく、糸を出さなくても右舷 (うげん:船の船首に向かって右側) とオマツリするのに、糸を出し過ぎるとオマツリ頻度も上がる。
迷惑もかけたくないけど、やっぱりオマツリ (おまつり:他の人の仕掛けと絡まること) しちゃいますね。20mぐらい糸が出たら入れ直しを繰り返します。
すでにPE4号で200号なんで、タックル (たっくる:釣竿やリール、仕掛けなどの釣り道具一式のこと) での調整もあんまできないしな~

定番ユメカサゴやら、いいアタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) もあるんですが、暴れすぎだよな~ってのはメダイ。
ただ、小さい魚でも、オモリ200号でかつこれだけ潮が速いと、巻き上げは全部重い!!全部大物に感じてしまう!
途中は重いからワクワクしてあげると、落胆を繰り返します。
マルッチさんがアラを上げ、他の方もアラを上げた様子ですが、俺は外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) ばかり。
下せば魚の反応もあってチャンスタイムとわかってるし、やってるときはオマツリ (おまつり:他の人の仕掛けと絡まること) リスクを少しでも下げようと必死で、写真さえ撮る余裕なし。
そんな中、マルッチさんが3.4kgのアラを上げました。やっぱ左トモくるよね~

なんて指を咥えて羨ましがってたら、俺の竿先にもいい反応。
ググッ!!
なかなかに暴れます。しかも間にも少し休むし。
いいね~きたね~
巻き上げて徐々に、俺の首が斜めになっていきます。ず~っっと暴れる。ず~っっと元気。
途中弱るとか、長めに休むとかしてよ~。
上がってきたのはグレーはグレーでも青みのあるグレーで茶色っぽいグレーではない。
デカいメダイでした。美味しいからいいんだけど、アラがほしいのよ。
巻き上げ途中でかかったサバを餌に切って、もってきたヤリイカ餌と併用しますけど、釣れませんね~。
その後、右ミヨシ (みよし:船の中の位置で船首側を言う) の方も2kg超のアラを上げたので、頑張って続けてましたが、少し風が収まって潮も少し緩めになった頃からアラの確率が下がった感じ。
そこからは潮の向きも少し変わって、糸が船底側にあまりいかなくなり、釣りやすくなってきました。
そんな中で最初いいアタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) で、乗った直後もいい暴れ方!でも途中が休み過ぎなのはカンコ、連発です。
あかべーさんが、いいオニをゲット。
いいな~また指を咥えて羨ましがっていると、
俺の竿にもいいアタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) !暴れ方は、重みがあって間も休む。
今度こそ来たでしょ!
しかし、俺の首が途中からどんどん傾いていきます。
暴れすぎでしょ!ズーッっと暴れている。最初は赤かったのに、明らかに違うな~
でも一縷の望みで上がってきたのは、
小さめ鮫でした。そうだよね~。
その後、最後の流し (ながし:一つのポイントで釣りを開始して竿を上げるたまでの一単位。通常潮の流れにまかせる流し釣りの場合に使用する。流し終わると別のポイントへ移ったり、同じポイントの場合は潮上まで戻って流しなおしたりする) で、イカ餌もなくなってサバ餌でやってたらまたいい反応!!!
またいい暴れ方で、休むし基本重い!!
途中暴れなくなったからダメか?と俺の首が傾きはじめたが、50mでグングンと一暴れ。
おおおっ、こりゃ来たんじゃない?と首が元に戻りました。
目をキラキラさせて上がってきたをのぞき込むとオレンジの・・・、
いいサイズの、カンコでした。ガックシ。
そのまま時間で納竿 (のうかん:釣りを終了すること) ~っ
撃沈です。一人外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) 祭りをしてしまった。
ただ、美味しく食べられる魚はいっぱい。前回は釣っていないのに氷を追加で購入したが、今回は外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) のために氷を追加購入。
いつか本命のために、ニコニコしながら氷を追加する時はくるのだろうか。
最終釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) は
カンコ3(~1.4kg)、メダイ2(~3.4kg)、沖メバル、ユメカサゴ3(1チビリリース (りりーす:釣った魚を放流すること) )、サバ5(2は餌として使用、2リリース (りりーす:釣った魚を放流すること) 、1餌用キープ)
色が似ているカンコをオニ、メダイがアラであれば、完璧だったんだが。



いろいろ考えていた方法は、まったく想定とはズレていたので意味なしでした。
そんな余裕なかったし、左舷だと、トモ以外はオマツリ (おまつり:他の人の仕掛けと絡まること) をできるだけ減らせる様に底に如何にいられるかって状態。
ただ、潮が流れると魚がいろいろかかるし、サイズが大きいのがいるのでワクワクしますね。なかなか行けないけどいいポイントだと実感しました。暖かったし、後半は天気は予報通りで風は収まったし。
帰路は都心を通るので渋滞に捕まって道具を外で洗うのはギリギリと少し遅くなりました。
お腹をあけてみると、カンコの肝の色が悪いのが多くスルーして、色がきれいな胃袋2個を表面を綺麗にして湯がいておつまみに。一尾に胃袋の中にはカニが入ってました。痩せてる方のユメカサゴにはタイノエご夫婦がいましたね。しかもアカムツほど雌雄差がなかった。
小葱が欲しかったが、ポン酢(馬路村)をかけて、オニでやりたかったんだけど、カンコでも旨い^^

メダイは大きい方は冷蔵庫にも入らないので三枚におろしちゃって、大きいメダイは美味しいので当日でも少し刺身にしました。

いや~いいですね~デカいメダイは美味しい!いくらでも食べられそうな味で、旨味と脂が程よいな~
お風呂入って、200号で揺れる船での釣りはきついわ~なんて証で、翌日朝まで10時間、大谷選手並みに爆睡しました。
なべちゃん、マルッチさん、幹事ありがとうございました。
カンコさん、メダイさんごちそうさまでした。