
フグ食べたいけど、外海は釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) も海況も安定しない。
じゃ撃沈覚悟で湾フグかな?なんておもっていた最近なんですが、
今年インフルAをすでに経験し、それからいまいち風邪っぽいのが治らない。ただ体力が落ち (おち:寒くなる時期に魚が深い場所に移動する事) てるってのもあるんでしょう。
なので、なかなか釣行に踏み出せなかったんですが、
また海が荒れそうだし、なんか午前中はOKっぽいって事で
急遽出陣。
ただ、朝、目覚まし1時間前に目が覚めて、もう一度寝ようとしてもお腹がズーッっと 「ギュルルル~ 」って言いっぱなし
痛くはないけど、こりゃヤバイ?インフルB?
でも、予約なしの宿なのに 「自重 」という言葉は思いつかず、もう寝付けないだろうってことで、そのまま起きて出発しました。
お世話になったのは、金沢八景 野毛屋さん


フグとテンヤ (てんや:オモリを針の軸に組み込んだ釣り道具および釣法) マダイでは有名な宿ですが、
鶴見の富士丸さんが船体整備でフグ船休みとのことで、あとやってるのは、浦安行くか、ここぐらいってことで初めてお世話になります。
朝6時過ぎに宿に着くと、釣り座 (つりざ:船上で釣り人が座る位置) は結構埋まってましたが、右ミヨシだけはなぜか空いてる。
「トラップ? 」とかに見えますが、潮も風向きも頭に入っていないので、考えても意味がわかるわけがなく、そのままゲット。

軽トラに荷物を積んで桟橋までは歩きます。
お腹は、宿までの道すがら二回コンビニでトイレ借りるほどダメダメですが、おなかが痛いわけではなく、宿に着くとピタリと大丈夫。
変な所で、人間ってすごい!!
朝7時15分、河岸払い (かしばらい:船を離岸し、海に出る事) です。
今日は普段のフグの船長は、撮影があるみたいでそっちの仕立 (したて:チャーター船のこと) らしく、別船長。
最強寒波来襲とはいえ、覚悟していたほどは冷たくないな~って感じ。
ポイントはほぼ八景沖ですね。すぐについて釣行開始。

仕掛けおろして、どうやるんだっけ?
ってそばから、一回目のアワセで、うん?
っと、ちょっと重い
だがリールが巻けない?
空回り?
あれ、ドラグ (どらぐ:リールが逆転して道糸が出る力を調整するレバー。急な魚の引きに対応できる) ?
クラッチを何度か入れ直したら正常化!
巻けだしたら、っと、重いままで、あれ少し泳いでる。
やっぱり釣れていたみたいで、しかもバレ (ばれ:魚がかかったが逃げられること) ずに船中一尾目をゲット
あははは、これこそ 「釣った 」じゃなくて 「釣れた 」パターン

その後は、船中ポツポツ、忘れた頃に皆本命を上げます。

俺は、やはりお腹のピーピーが気になるけど、なんとか持ちこたえてる感じ。
ただ、ずーっとアタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) を待って誘い、また集中して待つって釣りにはきつい体調でした。
間にテナガダコを釣って、
程なく、底で待ってるときに違和感を感じてオリャで、一尾追釣。

この辺りで丁寧にやる集中力というか元気がなくなり、流し (ながし:一つのポイントで釣りを開始して竿を上げるたまでの一単位。通常潮の流れにまかせる流し釣りの場合に使用する。流し終わると別のポイントへ移ったり、同じポイントの場合は潮上まで戻って流しなおす) 替え時は横たわってました。つらいぜ。
朝も食欲がなく、ほとんど食べなかったからでしょうが、なんとか買ってきたパンを口に突っ込み、
でも仕掛けは降ろします。

なんか違う事やってないと続けられる気がしないので、一人キャスト練習してみたりすると、
あれ?なにこれ?みたいな乗りで釣れたのは、マコガレイ。食わせの胴付きにかかってました。

日光が出てくれたのでなんとか寒さはまぎれましたが、それでもやっぱり最強寒波はなめちゃ~ダメで、手先は凍え、体は震えます。
その後も自分をだましだましカラ元気でやってて、午後に入って風が出た上に日も隠れてポキッと折れる寸前でした。
終盤まで頑張って、根掛かりしてカットゥをロストした所で、 「オカズあるし! 」と、珍しく早仕舞しました。でもこれが最後の流しでした!
最終釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) はアカメ2、マコガレイ1(39cm)、テナガダコ(リリース)、岩、貝殻、軍手などなど
船中釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) は、2~10尾(アカメ、ショウサイ込)


ふ~っきつかった~(別の意味で)
魚がウハウハ釣れてたらアドレナリンが出てなんとかなるでしょうが、冬のフグ釣りだとちょっとね。
それでもなんとかアカメ食べられるし、マコもいいサイズなので、最低ラインは死守って感じです。
左ミヨシの方が、1時半ぐらいから北から西風に変わって強まりましたが、アカメも砂に潜っちゃっってるだろうって、そんなときはゆっくり降ろす速度を何倍も遅くしないとアタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) が出なかったと言ってました。
どこまで海の中と一致してるかは別として、湾フグの猛者たちの引き出しはすごいなって感じです。
帰宅までの運転がまた大変。緊張が抜けたのか、コンビニにもパーキングにも寄りまくりで、ピーピー完全復活。
船上で良く最後の流しまでもったな^^
お腹ピーピーのまま事務所寄って、1時間程仕事してから、
魚の下処理だけして今日は料理なし。
朝起きると、風邪っぽさとかは全くなく、お腹ピーピーがただただ継続しているだけ。
ま~そんな時もあるか!何食べてこうなったんだろう?