マルイカに行こうと思ったら急に釣れなくなってるし、水深も深くなってる?
まだ冷凍ヤリイカが残ってるからま~いいか!
じゃ、マコガレイでもやろうかな~そろそろ。
でも、あったかくなってくる方が美味しいって去年聞いたから、数は減ってももうちょっと先かな~
マルイカ、マコガレイとマできたら、マハタかな?
むちゃくちゃな思考で大原のマハタに決定!!
お世話になったのは、大原 進誠丸さん。

帰港後撮影
朝、コンビニでの買い出したものをタックル (たっくる:釣竿やリール、仕掛けなどの釣り道具一式のこと) ボックスに入れていると、
「ん?おかしい 」
なんと、作った仕掛け、全部家に忘れてました!!!
ええええ、宿に予約するときに、 「仕掛けは宿で買えるよね? 」
って聞いた時、 「今切らしてて、一組しかない 」
との返答が蘇ります。
普通、 「じゃ多めに作らないと! 」と思うだけの話ですが、今回は釣りができるかどうかの話、ヤバい!!
ごそごそとタックル (たっくる:釣竿やリール、仕掛けなどの釣り道具一式のこと) ボックスを探すと、
10号、7号、5号のフロロ (ふろろ:ハリス等に使用される糸の種類で、フロロカーボンを短縮したもの。ナイロンよりも伸びが少なく、比重が重いので沈下速度が速い) と、針はある。
ふ~仕掛けを作る材料はある。助かった^^
朝4時15分集合で、30分前に着いて、ちょっと街灯が明るめの所に止めて、仕掛けを結びます。
幹一本と替えハリス (はりす:仕掛けの中で針が結ばれている糸。魚に警戒されないように最も細い糸を使う場合が多い) 2本だけ作りました。
時間的にはもっと作れたのですが、巻いておけるものがなかったので絡みそう。
集合時間5分過ぎに、船長と若船長が到着し、お客は合計3名で右トモを指定されました。
4時45分ぐらいに河岸払い (かしばらい:船を離岸し、海に出る事) で、遅めの速度で沖に進みます。
だいたい航程1時間ぐらいで、水深40mからの開始。

あまりにひさしぶりなので、餌付けを若船長に確認してもらって、
そこから3mぐらい切るように指示されます。
結構高めですが、ま~経験が多いわけではないので言われるがまま。
船長にもいろいろ教えてくれるようにお願いしてあったので、
「仕掛けの幹の長さが長すぎるので、短くしないとタモ取りで失敗する 」
「投入は、幹を持ちならもう少しそっと入れる 」
「棚の確認は頻繁に、アタリがでなかったら完全に巻き上げ直して、違うポイントに落としてみる 」
「急に深くなったポイントがよくアタる 」
「孫針は深くささないと、途中で外れる 」
若船長からは、
「マハタはヒラメと違い、くわえても吐き出す時があるので、孫針は大き目のイカリ針(トリプルフック)がいい 」
「すべて向こう合わせなので、突っ込むまで待つ 」
などと、アドバイスが飛びます。

ふむふむ、ま~基本的に俺の場合は、人のアドバイスを咀嚼して本質だけ取り出し、
一度崩してからまた作り直すのが好きなんですが、今のところ、言われたままにやってると、
餌が暴れはじめた?
って言ってるそばから 「クン 」
「あ、あたった! 」
動かさずに~なんて思ってたら、軽く 「グィ 」
「う~ん、まだかな~ 」
って思っている内に、 「グィン 」と竿先がはいったので、竿先を上げて手巻き開始!!
「おおお、乗ったね~ 」
いい感じだが、ガンガンとはこずに柔らかめにグィングィン
「あああ、こりゃ平たい魚だな~ 」
案の定上がってきたのは、ボチボチのヒラメ君
いや~ヒラメを釣ったのはいつ以来なんだろう?
船長のアドバイス通り、短い幹でいい感じにタモ (たも:タモ網のことで、魚をすくう網) 取りされて
とりあえず、お土産は確保です。エンガワが食べれるって幸せです。
さぁ、あとは本命マハタだな!

ただ、海は結構なウネリで、北風はとにかく冷たく、なかなかな海況。
しかも、潮はぼちぼち流れるのにアタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) がない。
船長も 「水温が低すぎる 」
魚の活性がないらしい。
30~70mをいろいろ流し (ながし:一つのポイントで釣りを開始して竿を上げるたまでの一単位。通常潮の流れにまかせる流し釣りの場合に使用する。流し終わると別のポイントへ移ったり、同じポイントの場合は潮上まで戻って流しなおす) 替えしても、船中でも本命が上がらないながら、中盤、一瞬だけ活性があがり、
右ミヨシ (みよし:船の中の位置で船首側を言う) の方が2kgクラスの本命を2本あげました。
俺も続きたかったのですが・・・・
アタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) がないな~入れなおしてみようかな~と餌を弱らせないようゆっくり目で上げていると、
「グィン! 」
「うわっなんか乗った!! 」
おおお、ドラグ、 「ジジーーーッ 」
「走るね~ 」
かなり緩めにドラグ (どらぐ:リールが逆転して道糸が出る力を調整するレバー。急な魚の引きに対応できる) をしていたので、結構走りますが、少しだけ絞めて、ジジジジ、ジジジジとたまに出ます。
「こりゃいい感じの青物だな~ 」
「このまま止まらないとやばいな~ 」
なんて思ってたら、なんとか止まってやり取りできる感じに、
そこまで大きくなさそうなのでハリス (はりす:仕掛けの中で針が結ばれている糸。魚に警戒されないように最も細い糸を使う場合が多い) 7号なら上がるかな!!
って思いながら少しずつ巻き上げはじめれた段になって
「クン! 」とテンションが軽くなりましが。
「クーーッ バレました。 」
あげてみると、ハリス (はりす:仕掛けの中で針が結ばれている糸。魚に警戒されないように最も細い糸を使う場合が多い) が針を結んだちょっと手前でプツン
口のザラザラな部分にでも擦れたかな~
船長はハリスが切れると全部 「サメだな 」って言うんですが、あんなサメはいないですね。
たぶん、最近たまに上がっていたといわれるワラサだったと思います。
あげれる感じだったんですが、 「残念~っ 」
すごく丁寧にやったので、太いハリス (はりす:仕掛けの中で針が結ばれている糸。魚に警戒されないように最も細い糸を使う場合が多い) 以外に手はなかったですね。今日は仕方がない。
そのまま、何もなく時間で納竿 (のうかん:釣りを終了すること) ~っ
最終釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) は、マハタ0、ヒラメ(帰宅後測定1.4kg)1

船中では右ミヨシ (みよし:船の中の位置で船首側を言う) さんがマハタ2のみです。水温がもう少し上がらないと厳しいそうです。
ヒラメは、釣った後船長に〆てもらって、港で氷をもらって帰宅。食べ頃サイズなので楽しみです。
結局、仕掛けを忘れたことは釣りにはほとんど影響なかったです。少し忙しかったぐらいで、8号ハリスがタックル (たっくる:釣竿やリール、仕掛けなどの釣り道具一式のこと) ボックスに入ってたら、もしかしたらワラサが上がったかも程度ですが、8号でも切れるときは切れますし。
釣法メモとしては、棚切りは基本は3mでいいとは思いますが、活性がある程度高いときではないかと思います。マハタも遊泳力のある魚なので底から見つけてもらって飛びついてもらう上でも少し高めがいい。ただ、活性が低いならもう少し下げるべきかな~という感じはありました。根掛かり (ねがかり:仕掛けが海底に引っ掛かること) との兼ね合いもあるので、活性と海底の状況で調整できる経験は必要ですね。
あとは基本スキルとして、イワシを長い時間元気よく泳がせれる餌付けなり取り回し、仕掛け等は、少しずつしかあがらないですね。続けていく必要もあるかと思います。
ただ、この宿には正直もう行かない可能性が高いです。坊主 (ぼうず:狙った魚が一匹も釣れない事。オデコともいう) はよくあることですし、釣り自体は楽しくさせていただいたのですが、ま~宿を選ぶ基準は人それぞれってことで^^
帰宅して、内臓系をまるかつさんのレシピにあった、豆板醤を加えたもつ煮にして食べました。ちょっと粉砕したのと味が濃い目になって美味しそうには見えないですが、白子かな?卵と胃袋が、非常にビールに合いました。

ヒラメさん、ごちそうさまでした。