猛暑の中のオニ・アラ狙いです。
餌が少し足りないかなってのとイカ餌がほしいなってので少し周辺のスーパーを回りましたが、サバはあるけどさすがに小ぶりの烏賊がなかったので、大きめサバ短を作り、イカは釣具屋で小さいのだけ買っていきました。
朝、3時集合で2時15分ぐらいに宿に着いたら、大量の車が宿前に並んでます。
あれ?仕立 (したて:チャーター船のこと) てじゃなかったっけ?と思ったら二艘出てで片方がヒラメ。今数が出ているみたい。
程なくまるっちさん、すずきんさんが来て、宿の電灯もついて受付。
船前に移動して、二艘のうち、初めてのもう一艘が仕立 (したて:チャーター船のこと) てとの事。普段の船より一回り小さいですが、お客8名とのことで広々ですね。
乗合の時は用意をしてる間にあっという間に河岸払い (かしばらい:船を離岸し、海に出る事) して、電灯も消えて船室に入るとすでに皆が寝ていて出遅れるパターンですが、こっちの船はクーラーがないらしく、船尾に集合。
お世話になったのは、飯岡 三次郎丸さん。乗合 (のりあい:釣り人が集まってのる釣り船形態) では何回かのってます。

帰港後撮影
釣り座 (つりざ:船上で釣り人が座る位置) は、右ミヨシを譲ってもらい、前から3人並びました。

凪の快晴の中、きっちり飛ばして90分走りポイント到着。後でみたら飯岡沖38kmです。毎度沖にでますね~

さぁ、オニくん、アラくんよろしく。
最初天秤 (てんびん:主に仕掛けを沈める時に絡みを防ぐためのL字をした金具) で様子を見て、今回は胴突きメインの作戦にしようと用意してきました。
水深アナウンス132m、着底カウンタ134m、何度かあおってる内に、水深カウンタ132m。水深も全然変化しない。
そう、潮は完全に止まってます><。
こりゃ止まりすぎ。前回勝浦でオニが巣から出てこない程潮が速くて底にとどまれなかったのに、今度は逆です。
当分外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) も食わんかな。
ほとんど仕掛けも立ってて天秤 (てんびん:主に仕掛けを沈める時に絡みを防ぐためのL字をした金具) の意味もないから、胴突きにして活性が高まるのを待ちます。

ほぼ活性なしの状況が続いて、やることがないのでマメに日焼け止めを塗ってるだけ。天気快晴で海も穏やかなんだけどな~。
まるっちさんがサメに仕掛けが絡みまくって、噛まれないように恐る恐る外してます。
続いてすずきんさんが、どでかいダイナンウミヘビを上げて、噛まれないように恐る恐る外してます。
船長も、 「潮が遅いから200号じゃなくて150号でいいよ 」オモリ変更の指示がでます。
本命とは関係ない話題しかない。
潮が流れているときは、ほぼ流しっぱなしの事が多いのに、何度か流し (ながし:一つのポイントで釣りを開始して竿を上げるたまでの一単位。通常潮の流れにまかせる流し釣りの場合に使用する。流し終わると別のポイントへ移ったり、同じポイントの場合は潮上まで戻って流しなおしたりする) 変えして、やっとすずきんさんがリリースサイズながらオニをあげました。
そろそろ潮がトロトロしてる?
海も超凪でこれからが本番だな。
天秤 (てんびん:主に仕掛けを沈める時に絡みを防ぐためのL字をした金具) に戻してやってみようかな~と、切り替えてやっと来たのはサメ君(トラザメ?)。
づづいて釣れないように餌を大きくしてるのにたまに食ってくるユメカサゴ君。
それでも魚がかかり始めて、
おっと、今度はやっとおいしそうな引きです。あたりの出方も餌を咥えても、刺激がないと動かない典型的なパターンでした。潮が緩いと、特にオニが引っ張られさえしないので微妙なアタリが出ます。
あがってきたのは、キロはあるんじゃない?ってサイズのオニカサゴ。

三次郎丸HPより

「ふ~なんとか釣れたわ 」
すずきんさんもメダイ後にまた小さいオニがあげました。
まるっちさんもボチボチのオニ。

三次郎丸HPより
なんとか釣りになってきました。
ちょっと目立たせようと水中ランプ投入すると、あっという間にサメのダブル。ランプ封印。
俺にもリリース (りりーす:釣った魚を放流すること) サイズのオニが来て、すずきんさんがまたオニをあげました。
タモ取りしたんですが、掬った瞬間、 「オモッ 」
頭は確かに大きいんですが、それよりおなかの重量感が半端ない。
船長計量で、2kgあったそうです。2kはなかなかでないですよね~。すずきんさんニヤニヤ。樽で泳いでいた小ぶりのオニが嬉しそうにリリース (りりーす:釣った魚を放流すること) されました。

三次郎丸HPより
いつのまにかまるっちさんが、小アラをあげてましたが、 「ちょっと、小さすぎ 」

胴突きでやってみようと変えると、上側の針に速攻でサバ。光物を全部外してもサバ。胴突き封印。

その後、モゾモゾしてるから合わせたら、ぐいぐい引いて、まったく上がってきません。
ドラグ (どらぐ:リールが逆転して道糸が出る力を調整するレバー。急な魚の引きに対応できる) もジジ、ジジって出ます。
「今日イチの大物だ! 」
鋭さがないから、アラの可能性は低そうだけど、でかいアラってだけかもしれんのでいろいろ妄想します。でも上がってきません。
さぁ、だいぶ暴れたから、途中からおとなしくなってね~。
徐々にあがりはじめましたが、ず~っと元気。上まで元気><
でもサメやメダイならもっと首振りの鋭さがあってもいいんだが、重めの鋭さのないグイグイ。
ぜんぜんわからん。でかいアラは釣ったとがないんだから、こんな感じなのかもと良いように妄想し、
やっと上がってきたのは、ヒラメ色!どでかいヒラメ?いやエイ?
はじめましての、カスザメでした。結構なデカさ。
その後、合わせるまでは明らかにオニで、合わせたら手巻きの間にサバになったので、ゴリ巻きしてたら、あがってきたら最後はオニに戻りました。
俺も樽に泳がせていた小ぶりのオニをリリース (りりーす:釣った魚を放流すること) 。うれしそうに泳いでいきます。

そのまま、11時過ぎに納竿 (のうかん:釣りを終了すること) ~っ
暑かった~っ
最終釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) はオニカサゴ4(2リリース)、以下リリース(カスザメ1、サメ7ぐらい、サバ2、ユメカサゴ2)。船中オニ0~4尾。すずきんさんも4尾あげましたが、アラは小さいのだけでしたね。

この海域にくると、いいサイズのアラがあがるんですけどね~潮が終始緩すぎでした。
帰港までやっぱり90分きっちりかかりました。
とにかくカウンタが全くズレない潮の緩さと、船が流されている距離も短く、可能性が低い日でしたね。
イカを付けると先にサメが釣れるので、結局オニがかかるのはサバ餌。
胴突きも、上の針にサバが食いついちゃうので使えなかったし、目論見が全部外れる日。
あの潮の緩さでも、お土産は確保できたので厳しい中なんとかなって良しとしましょう。
帰りは渋滞にはまりました><
もちかえりのオニのサイズは、もうちょとあるかなと思ってましたが1.05kgと600g。
小さい方は兄宅に行き、1kの方は下処理したら冷蔵庫行きで寝かせます。
当日はビールで胃袋と肝をつまみにやったら疲れて日本酒までたどりつけず。

オニカサゴの肝の濃厚さに唸り、胃袋のコリコリを堪能しました。
オニカサゴさん、ごちさうさまでした。
まるっちさん、幹事さん、ありがとうございました。