ま~続けてのまなきゃそこまで負担がかからないと知ってたので気にせず痛い時に飲んだら、すきっ腹だったからか胃の活動がピタッと止まってしまった。
普段しないゲップとか出るし、胃が重い。記憶では胃が動かなくなったのは2回程あるんだが、毎度、胃カメラとか飲んでも異常なしで整胃剤がでるだけで、ただ元に戻るのが一週間ぐらいと長引くんですよね。
歯の方は順調に治療が進んで問題ないんですが、胃が止まると美味しい物を食べたい意欲が下がり、連動して釣りへのモチベーションも下がります。
市販胃薬を飲む程度で一週間ぐらいすると、やっと胃が元に戻ってきました。すると何を釣り行こうかな~って気がムクムク。
お世話になったのは、宇佐美港 治久丸さん 釣り物 (つりもの:釣り船で掲げる目標とする魚種や釣法で、もっとも本命とする魚の名前の場合が多い。例としてマダイとか根魚五目等) カイワリ。
帰港後撮影
いちどアカムツで乗って撃沈した記憶がありますが、カイワリでは初めてで、アカムツ・カイワリ専用宿って看板なので、乗ってみたかった。
電話で予約したら、タックル (たっくる:釣竿やリール、仕掛けなどの釣り道具一式のこと) は80号FLビシ 潮が結構速いらしく+20号追加オモリも準備。ハリス2.5~3号3m 針チヌ2号2~3本針30~50cmクッションとのこと。
シャクリ (しゃくり:竿を上下して仕掛けや餌を水中で躍らせること) 必須の釣りとなると軽い方がいいんだが、100号を背負いかねないとなるとライト系のタックルは無理だな。PE3号にしておきます。
以前洲崎でカイワリ五目の経験が何度かあるが、その時はコマセ (こませ:魚を寄せたり、活性をあげるための寄せ餌のこと) はあまり撒かなかったので、アミエビをチビチビとFLで撒くイメージですかね。
手持ちのウィリー (うぃりー:化学繊維でできた疑似餌。いろんな色がある) とかが付いた市販仕掛けは近いのがちょこちょこあったのでかき集め、後は自作仕掛けを多めに作りました。カイワリ釣りってアマダイ釣り同様に結構外道がかかって針が飲まれて傷むイメージがある。
5:30分集合で、4:50分に船長が来て船前に車を停めるスペースのロープを外して解放されました。お客が多い時は少し離れた漁協裏になるっぽい。
お客は2名だけみたいで、右ミヨシ胴の間寄り。基本この船はキーパー (きーぱー:竿を船に固定する道具。竿置き) が備え付け済みで、釣り座の間が詰まる事がないのでいいですね。カイワリだと付け餌にGクリルLLが料金に含まれてました。


最初から100号指定がでて、FLビシ80号に持ってきた20号オモリを入れようとしたら、つっかえて入らない。そんなこと思いもしなかった><船長に言うと、細く潰した20号を貸してもらえました。
もう一人のお客も到着し、まだかなり暗い中、5:40分頃河岸払い (かしばらい:船を離岸し、海に出る事) 。初島に向かってポコポコゆっくり進みます。

燃費のためなのかやけにゆっくり進むな~なんて思ってたら、船長が船尾でなんかゴソゴソやってます。と、糸を手繰って、あら、なんか釣りあげた。
ゆっくりポイントに向かいながら、晩のおかずをトローリング?^^一尾釣ったら、釣るのは終了して普通に操船に戻ってました。
宇佐美沖の朝焼けをしばし楽しみながらポコポコ。

初島手前でスローダウンにて釣り開始。

船長 「水深93m、ビシ位置で8mまででやってください 」
船長 「ビシの下は全部閉じて、上を半分くらいかな。回収した時に少し残ってるぐらいであまり撒かない方がいいです。 」
とのこと。予想通りだな。
棚を二周さぐるつもりなのでビシは下を閉じ、上を1/3ぐらい開けて開始してみます。
着底して1m棚を切ったら少しだけ仕掛けが落ち着くのを待って、小さくしゃくってコマセ (こませ:魚を寄せたり、活性をあげるための寄せ餌のこと) を撒き、止める。しゃくって止めるを繰り返します。
上の棚まで来て何もなかったら、もう一度降ろして手順を繰り返します。
止めている時に、たまに極わずかに竿先に違和感みたいな反応が出ます。
回収してみると、付けエサが食われている所はある程度。ビシは空。
う~ん、小さいエサ取り (えさとり:魚が針掛かりせずに餌をとっていく目的としない魚の事) は寄ってるみたいですね。
3回程投入回収を繰り返し、次の投入で最初の1mの段階で竿先にちょっと明確なアタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) 。あげてみるとトラギスが2尾かかってました。
その後、繰り返してもなかなかいい反応がないですね。
小さいベラがかかって、ま~これは仕方がないけど・・・
久しぶりなのとあまりに反応が悪くて間違ってるかもと不安になり、「8mまで底から探るのでいいんだよね? 」と聞きにいくと、
船長 「いいよ、今の釣り方でいいと思うよ。 」
お客の様子を良く見ている船長だし、合ってるみたいだな。
ただ、コマセ (こませ:魚を寄せたり、活性をあげるための寄せ餌のこと) を魚が追ってきている感じが全くないな><
ま~今はダメな瞬間なんだろう~と、少しずつコマセ (こませ:魚を寄せたり、活性をあげるための寄せ餌のこと) の撒き方を変えて続けると、
下から3mぐらいで、竿先クン
って軽く竿先を上げると、ググン。軽く合わせて巻き上げを開始。
何か乗りました。っとっと竿先突っ込みます。
少しドラグを緩めて、船長も 「突っ込んだ時に少しだけドラグが出るぐらいがいいよ! 」と放送でサポート。
「既にそうした! 」って突っ込み返す余裕もなく、魚の方が突っ込みます。
おお!小気味よくてグングンと重さも少しある、おいしそうな暴れ方だな。
カイワリってこんな暴れ方だっけ?デカいのか?
カイワリは口が弱かったよね~って派手な暴れ方にドキドキしながら、かなり丁寧に、何度も何度もドラグ (どらぐ:リールが逆転して道糸が出る力を調整するレバー。急な魚の引きに対応できる) を少し出るぐらいで暴れ、いなしいなし巻きます。
船長もタモ (たも:タモ網のことで、魚をすくう網) を用意して横に立ってくれます。
いいね~と暴れながらも徐々に上がってきて、見えたのは・・・
色がカイワリじゃないな~><
無事取り込み完了。マダイでした。そりゃ暴れるわ。
その後、活性 (かっせい:魚の食い気が良さ) が上がらず、付けエサ自体も残ってくるようになってきました。
う~ん。コマセ (こませ:魚を寄せたり、活性をあげるための寄せ餌のこと) を出す時にフワッぐらいのシャクリでほとんど撒かず、待ちをかなり長めに取るように変えて、底から3mの時、竿先、ククン。
同じように軽く合わせて、さっきより暴れないな~でもボチボチ重さがある。
たまにググンってくるんですが、暴れ方が美味しそうじゃない!なんて思いながら、ゆっくり巻き上げると、
船長が横に立ってタモ (たも:タモ網のことで、魚をすくう網) 構えてます。
タモを構える程の魚じゃないと思うよ~なんて心の中で思ってましたが、
見えてきたのは、
船長 「カイワリダブル!下から救うから真っすぐ上げて~ 」
あははは、丁寧にはやりましたが、完全に予想外の本命ゲットでした。

治久丸HPより転載
その後、同じようにやれば続くはずとやってみるが、思いに反して付け餌が残るのがひどくなってきました。
根魚 (ねざかな:海底のごつごつとした岩場などに住む魚) でもいいから来ないかなと、底周辺やら棚を上げて見たり、撒き方を変えてみたり。

初島を眺めながらの釣りはのんびり楽しいんですが、魚のご機嫌は良くないな~なんて思ってたら、
何度か繰り返していた流し変えではなく、船長 「違うポイントに行ってみます。 」
と、ポイント変えです。

港寄りに少し移動して、水深90m前後。
船長 「底から6mぐらいをやってください。 」
着底して、コマセ (こませ:魚を寄せたり、活性をあげるための寄せ餌のこと) をヌワッってしゃくってちょっとだけコマセを出して長めに止めるってのを二回繰り返したら底から3m。
竿先ククン。
おっと乗ったな!竿先を上げていい反応のまま巻き上げます。
大きくはないが結構頻繁に暴れますね~
ドラグ (どらぐ:リールが逆転して道糸が出る力を調整するレバー。急な魚の引きに対応できる) を出す事はなく間隔の短い暴れ方のまま上がってきたのは、
船長が放送で 「カイワリのトリプル! 」
あははは、小さいカイワリだったので、そのまま上げて
船長 「船に当てないように真っすぐ~ 」
っと無事、トリプル回収。

今度こそ同じようにやればウハウハじゃない?と、急いで再投入。
下から少なめのコマセ (こませ:魚を寄せたり、活性をあげるための寄せ餌のこと) で3mぐらいまで上がったら・・・
竿先ククン!
おおお、また来た!ウハウハだ!
って巻き上げてみると、黄色すぎるって!肩透かしのレンコダイのダブルでした。
続けても鮮やかなレンコダイのトリプル。
上からやってみるか!って狙い方を変えたら船長も同じ事を考えてたらしく、
船長 「カウンタが合ってるなら、棚の上10mぐらいで落とさずに止めてみてもいいかも 」
なんて放送も出て、
着底させずに10mで止め、仕掛けが落ち着いた頃わずかにコマセ (こませ:魚を寄せたり、活性をあげるための寄せ餌のこと) を撒きます。無反応。
何度かコマセ (こませ:魚を寄せたり、活性をあげるための寄せ餌のこと) を撒いても無反応。
1m下げて9m無反応。
さらに1m下げてコマセ (こませ:魚を寄せたり、活性をあげるための寄せ餌のこと) を少し撒きます。ダメだな。
さらに1mで7mまで下げたら、竿先ククン。
おおっ、いい感じ!軽く突っ込むし、グングンとおいしそうな引き!
いい型のが来たんじゃない?とテンションを上げて巻き上げると・・・
あがってきたのは明るいオレンジのような、また君か><
レンコダイにしてはボチボチのサイズ。紛らわしいな~。
上からでもダメみたい。
下からで上げないでベッタリの方がいいんじゃないってやってみると、タマガシラ。
う~ん、このレンコダイを避けて本命にたどり着く方法をいろいろ試しますが、解決できないまま、
11時頃、時間にて納竿 (のうかん:釣りを終了すること) ~っ
最終釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) はカイワリ5(~26cm)、マダイ1(36cm)、レンコダイ10(5リリース、~32cm)、タマガシラ1、以下リリース トラギス2、ベラ2
船中カイワリ1~5。



狙って釣った感がいまいち薄かったですが、それでもま~本命をバラシなしの5尾なら良しですかね。後半はレンコダイを避けられればもう少しいけたのかもですがどうにも避けられず、船長曰く、前日は外道 (げどう:狙っていない種類の魚のこと) さえ反応が悪かったそうです。途中仕掛けが幹糸と絡むのが二回発生したので天秤を10cm長い奴に変更して投入手順も変えたのですが、3本針仕掛けぐらいだと少し長めの方がいいんでしょうね。変更後は発生しませんでした。あと、100号のシャクリは疲れますね。やっぱLTがいいな。
手を洗ってお会計を済ませて、同乗のお客は午後のシロアマダイ釣りも乗るとの事で、挨拶早々に帰路に。
渋滞に巻き込まれたらハマるので、とにかく東伊豆から抜けとかないと!
無事、わずかな渋滞程度で帰宅して、道具を洗って、レンコダイは、ひさしぶりの胡麻漬け用に最初の工程の塩水漬けへ。

当日はチビカイワリを塩焼きに。

いや~小さいから脂の乗りが少ないかも?なんて思ってましたが、焼いてみるとジュージュー
上品な味と脂の甘み、そして身離れの良さと皮の美味しさ。う~ん。チビとは言え侮れない。
やはり、カイワリの塩焼きは美味しいですね~。大満足でした。
カイワリさん、ごちそうさまでした。

















