寄港後撮影
この時期、キントキかアカハタのテンヤ (てんや:オモリを針の軸に組み込んだ釣り道具および釣法) かって感じなんですが、
見ると、キントキ釣れすぎ>< 食べたいけどTOP30尾とか釣れたら、鱗を取る事を考えるとゾッとする。
テンヤ (てんや:オモリを針の軸に組み込んだ釣り道具および釣法) いこうなか~って思ってたら、兄から身厚のアカハタが届いた。
じゃ~アカハタは食べたので別物~って調べ始めると、おっ、シマアジのデカいのが結構上がってる。これだな!
ヨシケンさんが、松丸さん快適だよって言ってたので電話してみたら、既に満員。
平日なのに~>< でもま~ちゃんと予約を断るってのだから悪いことではない。後で沖で見かけたら片舷6名のってました。
お隣の、安田丸さんに電話してみると乗れるって事で、 「お願いします 」
お世話になったのは、初めての港、初めての宿の、相浜港 安田丸さん。
朝、5時集合で、3時半に港に付いたら、釣り座 (つりざ:船上で釣り人が座る位置) どうすんだろ?とHPをゴソゴソ探してみると、スケジュールのページに釣り座 (つりざ:船上で釣り人が座る位置) の取り方が書いてあった。
民宿もやっている宿に釣り座 (つりざ:船上で釣り人が座る位置) のボードがあるらしいが、なんと宿の場所がわからない。
なんとか別サイトの住所から調べて車でいってみると、看板とか見当たらないな~っともう一度その周辺を車で通ると、おおお、反対側に釣り座 (つりざ:船上で釣り人が座る位置) ボードが。
見てみると、左胴の間 (どうのま:船の中の位置で中央付近(左右両方)を言う) 、右トモ二番、そして左右ミヨシが空いている。
普通ならミヨシ (みよし:船の中の位置で船首側を言う) を取るんだが、前回のアカムツでの痛い目が頭をよぎり、さすがに両方空いてると警戒レーダーがピーピー!
左は寒そうだしと、右トモ二番を取りました。もう少しHPを頑張った方がいいな^^
で、港に戻って車で横になってると、ほどなく中乗り (なかのり:船に同乗して釣り人のお世話をする人。余裕があると一緒に釣りをする事が多い) っぽい人がきて準備開始。
車を止める位置を聞いて、船が寄せられ、乗っていいよって段になると、あれれ右トモ二番に別のお客が。
お客さんは中乗り (なかのり:船に同乗して釣り人のお世話をする人。余裕があると一緒に釣りをする事が多い) さんに言われたって話らしく、聞いてみると、
中乗り 「じゃ右一つ開けるけど、シマアジだから左右分散した方がいいんだよな~、右ばっかり集中してるのよ。ミヨシ側空いてるけどどうする? 」
どうも、常連のお客さんが右トモ二番にどうしても入りたいらしいが、波も高くなさそうだしミヨシの釣り座 (つりざ:船上で釣り人が座る位置) もそんなに釣りにくい感じでもない。。
うぞっ 「じゃミヨシでいいよ 」
中乗り 「別のお客が釣り座取らなきゃ、それでお願い! 」
うぞっ 「じゃ釣り座取られたら右に移るので、左ミヨシで! 」
結局、次のお客が左ミヨシ (みよし:船の中の位置で船首側を言う) の札を持ってきて、俺は右ミヨシ (みよし:船の中の位置で船首側を言う) へ。なぜか虐げられた感アリアリ^^
釣り座 (つりざ:船上で釣り人が座る位置) に執着のない俺だからいいけど、ちゃんとしないとお客によっては嫌な雰囲気になるぞ^^
5時20分河岸払い (かしばらい:船を離岸し、海に出る事) 。
中乗りにちょっと状況を聞くと、現場付いたらわかるけど、餌取りが多くて、ウィリー (うぃりー:化学繊維でできた疑似餌。いろんな色がある) 有利で餌付どころじゃないらしい。
朝焼けの中、15分弱でポイント着いて、ハリス6号のウィリー (うぃりー:化学繊維でできた疑似餌。いろんな色がある) 仕掛けで開始!
「26mまで落として20mまでシャクって探って~ 」
この6mの幅の指示が、たまに上がったり下がったりします。
棚の探りが2周ぐらいできるチロチロとオキアミ (おきあみ:寄せ餌としてよく使う4cm程度のプランクトンの事。小さいものはアミエビと呼ぶ) が撒かれるぐらいの設定で、シャクって見ます。
しかし、何度かやっても、当たんないな~誰も。
って続けてると、俺の竿先ククーン
あ、きた!
ちょっとだけ走りますね。でも青物 (あおもの:プランクトンや小魚をおっかけて海水面近くを泳ぐ遊泳力のある回遊する魚で、青みや緑がかった魚の事。ブリ、ヒラマサ、シイラ、サバなどが代表例) っぽいな~
中乗りさんがタモ (たも:タモ網のことで、魚をすくう網) をもって後ろで構えて、
手繰ったら、あらシマアジではないな~と確認した瞬間、中乗りさんの置き竿 (おきざお:竿を手に持たないで竿掛けなどに置いた状態でアタリを待つこと) の竿先が突っ込んだらしく、
タモ (たも:タモ網のことで、魚をすくう網) だけを俺に残し、すっとんで戻っていきました^^
セルフタモ (たも:タモ網のことで、魚をすくう網) でカンパチの子供ショゴをゲット。
とりあえず食べられる。
その後も、シャクる (しゃくり:竿を上下して仕掛けや餌を水中で躍らせること) が釣れないな~。
一番下だけ、餌針の仕掛けに変えて、やり始めると、緩くシャクって長めの止めを入れたら、
竿先クン
なんだ?、ちょっと金属系だけど、ちょっと走ったりもする。
上がってきたら、あれあれ、全部の針にかかってる?
三尾の姿が見えますが、かかってたのは、一番下の餌針のみに初めましてのウスバハギ。
他の二尾は、上まで追っかけてきてたみたい。
船長も、他のお客も、ウスバハギはカワハギほど濃厚ではないがおいしいよ、とのことでキープ。
で、同じパターンでちょっと止めを入れた時に、ウスバハギ。
上までシャクリ (しゃくり:竿を上下して仕掛けや餌を水中で躍らせること) あげて、棚に落としなおす瞬間に、ウスバハギ。
続いて、カツオ系、お隣さんがスマガツオって言ったのでラッキーっと思ったが、よくよく後で見るとマルソウダだな。
キュウセンベラと、たま~にポツポツかかります。
それも全部餌針。
うーーん。なんか今日シャクらないで、餌の方がいいかもな~。
と、手間がかかっても全部餌針にしてみるか~と切り替えて、さらにシャクリ (しゃくり:竿を上下して仕掛けや餌を水中で躍らせること) を抑えめに止めを長めにしてみると、
竿先ギューーン
きたきた、ドラグ (どらぐ:リールが逆転して道糸が出る力を調整するレバー。急な魚の引きに対応できる) 、ジジジジーーッ
ビョン!!
6号が切られました。
止まんないやん。シマアジかどうかはわからないけど、青物 (あおもの:プランクトンや小魚をおっかけて海水面近くを泳ぐ遊泳力のある回遊する魚で、青みや緑がかった魚の事。ブリ、ヒラマサ、シイラ、サバなどが代表例) っぽかったな~
で、さらにほとんどシャクらない設定でやると
また、ギュィーーン、ジジジジーーッ、ビヨン!!
ガーーン。今日持ってきたのは6号仕掛けが一番太いし、クッションも1m入ってるのに><
ドラグ (どらぐ:リールが逆転して道糸が出る力を調整するレバー。急な魚の引きに対応できる) もしっかり出て行ってるぐらいの強さだし、どうにもならんわ~
海は快晴で気持ちいいんだけどね~っ。
その後、ほとんどシャクらない釣りを続け、
おっオアカムロでラッキー?と思ってたら、ただのムロアジ><
メイチダイを釣って、即頭を落としたりと、餌針だとボチボチ魚種は増えていきます。
オカズは確保したので、願いはこの段階で一つだけ、
「もうちょっとだけ小さいサイズの青物さん、あと一度だけきて!! 」
の祈り虚しく、11時30分納竿 (のうかん:釣りを終了すること) ~っ
最終釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) は、
カンパチ(ショゴ)1、
マダイ1、
ムロアジ1、
マルソウダ1、
メイチダイ4(チビ1リリース)、
ウスバハギ5(お隣と反対舷に進呈3)、
ウマヅラハギ1、
イサキ3、
(キュウセンベラ リリース1)とお持ち帰り8目と多種多彩。
全然釣りにいけてなくて、手に入れてなかったカレンダーもゲットできたのでま~良しですかね。
足りないのは、シマアジだけ><
写真見ると豪勢だけど、小さいんですよね~
結局、船でシマアジは2本だけ。
しかも、一本はあのショゴの時の中乗りみたいで、置き竿 (おきざお:竿を手に持たないで竿掛けなどに置いた状態でアタリを待つこと) で乗ったんなら、やっぱり警戒心強い日だったんじゃ?
俺のを含めて大物のヒットはあってもなかなか取り込みまでは行かないってのは、熱くなるものはありますね。
次回やるなら、8号までの仕掛けを用意しないとな。修行不足、準備不足は否めません。
初めての宿は、船べりに磁石版は付いてるし、すべての席にまな板とかあって設備も雰囲気もよかったのですが、自由にやっていい感じでなにかと緩いので、経験が浅いと難しい面もあるかもな印象でした。
付け餌でやる場合は、コマセから取るしかないので、持参した方が楽ですね。ただ、餌取りは多いので通常はウィリー (うぃりー:化学繊維でできた疑似餌。いろんな色がある) の方が有利なのも納得です。
あと、PEラインが置き竿 (おきざお:竿を手に持たないで竿掛けなどに置いた状態でアタリを待つこと) の時にいきなり切れてビシ一式をロスしたのですが、あれはウスバハギがPEを噛むそうです。痛いです。
帰宅後、即食べなきゃな、ウスバハギとウマヅラの肝と、匂いが気になるメイチダイ。
あと、やっぱほとんど血合いやん!なマルソウダと、ムロアジを寿司に!
血合い部分を取り除いたマルソウダをショウガ醤油で食べるとうまかった。
メイチダイも、即頭を落として、少し頭側を多めに取り除くと臭みなんて全然なし。だいぶ食べ方がわかってきた。中乗り (なかのり:船に同乗して釣り人のお世話をする人。余裕があると一緒に釣りをする事が多い) さんに聞くと、メイチは夏に臭みがある印象だそうです。
ムロアジがあまりに主張がなかったので、ショウガ醤油で食べたら、普通においしい。
ウスバハギとウマヅラの肝は大量。ちゃんと漉して肝醤油を作ると、ウマヅラの方が濃厚で、ウスバハギは少し上品。ただ、どちらも旨すぎ。
それを寿司にのせて食うとこれまた絶品ですね。最後にわずかに残りがちな、変な血を感じさせる独特の臭みが全くなかった。ちゃんと血抜きもしたしね。
メイチダイも、数があったので後半は、ウスバハギの肝醤油で食べると味変してさらにおいしい。というか白身なら何でも持って行っちゃう感じでした。
それでも、肝醤油が余ったので、卵を足して、卵焼きにしてみました。
ウスバハギの肝卵焼きはどんな味になるのだろう~ワクワク
・・・・・
結論から言うと、ただの出汁巻き卵。
肝らしさが全くなくなります。信じられない。あんなに主張していた肝のコクが、わずかなダシ程度。
玉子の力って恐ろしい。
シャクる (しゃくり:竿を上下して仕掛けや餌を水中で躍らせること) 釣りって体力を使いますが、終盤はほとんどシャクってないにも関わらず、やっぱお尻が筋肉通。疲れましたが、天気が良くて気持ちいい釣りはできました。
メイチダイさん、ウスバハギさん、ムロアジさん、ウマヅラハギさん、マルソウダさん、ごちそうさまでした。