思考パターンが突然変わるわけではなく、毎度用意しちゃうと行きたくなるんですよね~。
口が鬼カサゴになってるわけじゃないんだけど、一応妄想しながら仕掛けは作るので。
尭丸さんは、この時期客が釣り物 (つりもの:釣り船で掲げる目標とする魚種や釣法で、もっとも本命とする魚の名前の場合が多い。例としてマダイとか根魚五目等) 希望を出してからの人数募集らしく、2名からとは言え気が引けるし集まらないかも。
ポイント選びは極めて上手いけど船は細くて揺れるな~って感想だったのだが、テレビ番組で尭丸さんが取り上げられたのを観て、あの船型はカジキ漁用だからという事が判明して納得。とどまるのではなく、ずっと走るための船だもんね。
力漁丸さんは~、3名からか~これもギリギリまで決まらない可能性高いな。
孝栄丸さんは~、げっ、当分休み。
勝浦の初栄丸さんも、休業中。
ダメか?仮予約か?
おっ、以前マルイカで乗った第三新生合同丸さんは可能性あるかも?と電話してみると、
釣り物 (つりもの:釣り船で掲げる目標とする魚種や釣法で、もっとも本命とする魚の名前の場合が多い。例としてマダイとか根魚五目等) はなんでもいいよ!という太っ腹客の仮予約が入っているらしく、フラッシャーからのリレーで、鬼か、泳がせ五目ならどっちでも!と俺に選択権が渡された。
「じゃ鬼でお願いします!」と、以前一度乗っただけなのに電話番号が登録されていて 「・・さんね 」と名乗らなくても予約できました。すばらしい。
ここの船長は、操船はおとなしめだったので群れを追うような釣り物 (つりもの:釣り船で掲げる目標とする魚種や釣法で、もっとも本命とする魚の名前の場合が多い。例としてマダイとか根魚五目等) だと物足りない人もいそうだったが、ポイント選びはどうすかね。ま~俺もガツガツするお年頃でもない。
クロムツメインのフラッシャーとのリレーとくれば、撃沈覚悟の鬼狙いなら釣り物 (つりもの:釣り船で掲げる目標とする魚種や釣法で、もっとも本命とする魚の名前の場合が多い。例としてマダイとか根魚五目等) としては打ってつけかな。
おもりは、フラッシャー、鬼とも150号指定。朝3:30集合で、この地域の出船はどこも早いね。早朝勝負のクロムツだしね。
お世話になったのは、鴨川 第三新生合同丸さん

帰港後撮影
朝2時過ぎに以前乗った船着き場に着いて寝てたら、船長が来て、今の乗船場所は漁協前らしい。確かにHPか見たら書いてあった。
場所を教えてもらって移動したら、集合時間20分ほど前に船が着けられ、受付。
「場所選べるよ 」って事なので、人数を聞くと、右舷3名、左舷4名の7人との事。
曇りっぽいし、北風予報で日光が当たる右舷 (うげん:船の船首に向かって右側) でもなんとかなるか!と右トモを指定し、フラッシャーは五目用を一組持っていたが、宿のものはクロムツ用に見えたので、一組購入して、荷物を降ろしたら車を共同の駐車スペースへ中乗りが誘導してくれます。

ペットボトル氷と、ゴミは持ち帰りのためゴミ袋を受け取って乗船。中乗り (なかのり:船に同乗して釣り人のお世話をする人。余裕があると一緒に釣りをする事が多い) からは、最初のポイントは近いので、フラッシャーはセットしておいた方がいいとのアドバイス。グッジョブ!

ほどなく人も集まって、集合時間3:30分に河岸払い (かしばらい:船を離岸し、海に出る事) です。

港を出たら、船長から注意事項と今日の流れの説明があり、マスク着用が基本だが、今日は間隔が空いてるので、オマツリ (おまつり:他の人の仕掛けと絡まること) とかトイレではしてね!って感じでした。キャビンは使用禁止。俺の感覚と一致。
あと、オニは、資源保護のために小さいとリリース (りりーす:釣った魚を放流すること) で、キープOKかは船長が判定するとのお達し。これもいいね!
20分弱で最初のポイント到着!

空は白み始めで、さぁ、クロムツ君よろしく。
着底して、ン、おもりが少し埋まるので泥っぽいな~
水深は忘れちゃったが、棚指定は、 「底から10mぐらいを探って! 」との事で、誘いと止めを繰り返して少しずつ上げていきます。
誰の竿も反応ないな~
って7mぐらいのところで、グイッ
おおっ、いい感じのアタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) です。巻き上げると、グングン言ってます!
結構重い!感覚的にはかなり良いサイズだが、暴れ方が結構トルクフルで、何だろう。クロムツってもう少し下品だった様な・・・。
あと30mぐらいで、フッと軽くなりました!!
ガーン、バレ (ばれ:魚がかかったが逃げられること) ました。
後で見ると、針外れで傷みなし。ウーン、顔だけでも見たかった。
そういや、ちゃんと合わせてなかった。以前、源泉丸でクロムツは一発しっかり合わせて硬い所でもしっかり針をぶっ刺せって大船長に言われたのを思い出す。
なんかメダイっぽい感じの暴れ方だったが、クロムツだったら相当良型 (りょうがた:大きなサイズのこと。 「りょうがた 」もしくは 「りょうけい 」と読む) だったろうな~。
最初の流しは船中本命が出ず、その後、ポイントを移動して、空の白みがだいぶ出た頃から、アタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) が少しで始めます。
誘ってると、急にガンガン!
ちょっと軽いけど、ああ、このサバみたいに小刻みで連続的ではないが、たまに休むガンガンと鋭さのある暴れ方。
そ、そ、強さと下品さも混じる君は、クロムツだよね!と、上がってきたのは35cmぐらいのクロムツ君。
とりあえず、オカズがゲットできたので、少しホッとして続けます。

ポツポツと、本命がかかりますが、日の出ぐらいから、サバが混じり始め、良型 (りょうがた:大きなサイズのこと。 「りょうがた 」もしくは 「りょうけい 」と読む) だからいい引きで期待してあげると、細くてテンションが下がるアジも混じります。

海は超凪で最高だが、サバ比率が高くなって、もうそろそろ終わりかな~って頃、
竿先がまた、いい感じで暴れます。
おお、こりゃ下品だけどちょっと重いぞ!ガンガンガンってもくる。
良型 (りょうがた:大きなサイズのこと。 「りょうがた 」もしくは 「りょうけい 」と読む) クロムツだろこりゃ!と喜び勇んで巻き上げてると、フッ
ガーン、またバレました。今度はハリス (はりす:仕掛けの中で針が結ばれている糸。魚に警戒されないように最も細い糸を使う場合が多い) 切れ。
ハリス (はりす:仕掛けの中で針が結ばれている糸。魚に警戒されないように最も細い糸を使う場合が多い) 切れならまず、クロムツだったろうな~残念~っ
良型2尾を取り逃がし、左舷では結構クロムツが上がったみたいだが、右舷 (うげん:船の船首に向かって右側) はちょっと残念な状態でフラッシャー終了><
●フラッシャー ===> ●オニカサゴ
鬼ポイントに移動中、釣れたサバで餌作り。
この船、タワシやまな板も各席常備で、循環水の出が半端ない。
汚れてもすぐキレイに掃除できる。気持ちいいわ。しかも、結構水が冷たいな。

そんな遠くない場所で、鬼狙いスタート!
水深は90~120m前後ですね。

スタートは、サバ短冊にマシュマロボールとタコベイトの半割を、上にはケイムラ系、下にはオレンジ系でセットして攻めます。

よろしく~鬼さん。
底について、少し棚切って、餌が落ちきったら、スーッと咥えてないかを聞き上げながら、逃げる餌を咥えるのを誘います。
ダメなら、もう一度誘いあげて、食い気を誘導しながらおもりが上がった所から、海底までドスン!鬼に餌の存在を伝えます。
これを繰り返すパターンをやってみると、ん~潮が流れてないな!
こういう時は、この誘いをしても、遠くから飛びついてくる奴がいない。確率を下げるだけ。
経験上、これをやっちゃ~ダメな海の感じだな。
次の流し (ながし:一つのポイントで釣りを開始して竿を上げるたまでの一単位。通常潮の流れにまかせる流し釣りの場合に使用する。流し終わると別のポイントへ移ったり、同じポイントの場合は潮上まで戻って流しなおしたりする) 変えの段階で、仕掛けを30cm詰め、棚取りの頻度を上げて大きな誘いなしの、鬼の鼻っ面にできるだけ餌を通過させ続ける釣法に切り替えます。
船中、反応ないな~
船長も 「潮が全くいかない! 」
と、少しでも潮が流れているポイント探しの長めの移動が入ります。

中盤まで、小さなユメカサゴと、ヒメだけしか釣れず、 「今日はきつそ~っ 」
って段階で、仕掛けが立ってる感じだし、詰めただけでなく軽い方の仕掛けか、振り分け仕掛けに変えるべきかな~って思い始めました。
とりあえず、餌に気付いてもらうために、水中ランプを投入!そして上の餌はヒイカに変更。

餌とランプに変えて投入一投目、座って手に竿をもって、棚取りだけしっかりしてたら、竿先、クン!
おっ、咥えた?
ん?まだ途中までしか咥えてない?
とりあえず、咥えたっぽいけどいきなり暴れない、鬼っぽい無茶苦茶いい当たり方。これがブルブルだとユメカサゴなので、テンションダダ下がり。
咥え切ったのか、途中までなのか?と鼻息荒く一番興奮するタイミングでもあります。
ちょっと我慢~っって竿先がクク、ククと続けて反応があり咥えてはいて、反転はしてないから確信はないけど~
お願い、咥え切っててね~っっ、オリャと針先を一発ぶっ挿します!!
と、ググン、ググンといい感じで乗りました!!
こりゃ、きただろ~っ、
この後途中でおとなしくなったらカンコ、暴れながらも途中で断続的に休めば鬼!と
最低でも良さげな根魚 (ねざかな:海底のごつごつとした岩場などに住む魚) の確信を持って巻き上げ開始!!
ニコニコで興奮。グングングン!
し、しかし、無茶苦茶いい暴れ方なのに、休まない。
お願い、休んで~。
なんなら、重いだけになって~><。
だが、休まない。
ウーン、ダメだ休まない。こりゃ小さいサメか!水中ランプに寄ってきた?
船長が操舵室から顔出して様子をうかがって、反対舷にいる中乗り (なかのり:船に同乗して釣り人のお世話をする人。余裕があると一緒に釣りをする事が多い) にタモスタンバイ要求。
俺は 「サメかもっ 」て伝えると、
海面まで連続で暴れ続け、俺的にはだいぶ凹んだ状態で上がってきたのは、
赤い!
赤いサメ?
ではなく、鬼の夫婦でした。
あははは、
だから休まないのね!!そういや前も同じ勘違いしたわ。
とにかく、これで久しぶりにシャブシャブは食べられる!暑くても、クーラーを効かせてシャブシャブだ!!
船中本命ゼロ段階だったので、中乗り (なかのり:船に同乗して釣り人のお世話をする人。余裕があると一緒に釣りをする事が多い) も興奮してて、写真を撮られました。

船宿HPより転載
その後も潮が流れないままでしたが結果が出たので、用意していた振り分け仕掛けには変えずに、設定は維持しましたが、
その後はアカイサキを追加しただけ。アカイサキもいまいちのサイズでしたが、鬼も寝かせるから、一緒にアカイサキも寝かせれば美味しく食べられるな!とキープしました。
そのまま9時30分沖上がりで納竿 (のうかん:釣りを終了すること) ~
帰港10:00時と毎度、この地域は早い!
釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) は、オニカサゴ2(1.1k、0.45k)、クロムツ5(33~37cm)、アジ3、アカイサキ1、以下リリース、ヒメ1,ユメカサゴ1、サバ多数(持ち帰り1)




船中は、オニカサゴ0~2、クロムツ3~13
オニはリリース (りりーす:釣った魚を放流すること) サイズ1尾が上がったみたいですが、持ち帰れたのは俺だけみたいでした。渋かったけどラッキー。
後半、曇りから晴れになって、直射日光でかなり体力を消耗したけど、オニシャブが食べられるので満足釣行ですね。
遠いながら、何かと早いから、渋滞無縁で帰宅も早い。
道具を洗ってウェアを洗濯し、シャワーを浴びて30分ほど寝てから魚を処理して兄宅にも小さい方のオニとクロムツを置いていき、
おお、オニの健康状態はよろしく、いい肝でした。
そして当日は、オニの胃袋のポン酢和えと、肝の煮付け、クロムツの塩焼き。いや~久しぶりの鬼の内臓は最高のつまみ!


臭みの全くない肝の濃厚な旨味~っ、ポン酢の柑橘系の香りを纏った胃袋のコリコリーッと悶えながら楽しみました。
クロムツも、小さいながらグリルに脂が滴り落ちて、部屋中が和食のお店の匂いになり、フワフワながら脂の旨味もあって、旨いわ!

船宿の感想は、第三新生合同丸さんは二回目でしたが、新たに若い中乗り (なかのり:船に同乗して釣り人のお世話をする人。余裕があると一緒に釣りをする事が多い) が乗ってて、船長同様にホスピタリティが高いですね。
オマツリのほどき方も、若いだけあって目が良く見えていて、超絡んで普通は切りそうなハリスも、よく見る上手に引っ張って取るだけでなく、目をグッっと見開いたと思ったら、上、下、上、上みたいにあっという間にグチャグチャな絡みをほどいて、仕掛けが無事。 「若っっ 」て感じのほどき方^^。
樽で泳がせていた残ったサバとかも持ち帰り以外 「リリースでいいよね? 」って聞くと、 「もらっていいですか? 」と取りに来て樽内で締めた後、他のお客に仲介して、ほしい客のクーラーに収まりました。コミュ力が高いわ。
朝一にペットボトル氷が配られ、終盤、船中でペットボトルを回収して粉砕氷が配られ、足りなかったら港でも支給する徹底ぶり。
船の釣り座 (つりざ:船上で釣り人が座る位置) も広くて無重力クッションが置いてあるし、舷側も幅が広くて使いやすく、循環水の出が気持ちいい。普通は、座席とかにホースを向けるとチョロチョロとかなるのが多いけど、トモでポンプから一番遠いだろうに、ピューって水がどんどん出るので汚れてもすぐ洗える。

小物を置く場所も多いし、竿立ても結構ある上、仕掛け用の磁石も席ごとにおいてあったしね。
ただ、鬼のポイントとして一級ポイントまで沖には出てない感じですね。良型 (りょうがた:大きなサイズのこと。 「りょうがた 」もしくは 「りょうけい 」と読む) が混じる確率は、勝浦あたりにしては低そうって印象。
ま~クロムツとのリレーですから、潮さえ流れれば数はある程度出そうだったので、数はいらないけど良型 (りょうがた:大きなサイズのこと。 「りょうがた 」もしくは 「りょうけい 」と読む) がほしいって人でなければ充分かな。
経験が浅い人を連れて行くとかなら、抜群な宿と釣り物 (つりもの:釣り船で掲げる目標とする魚種や釣法で、もっとも本命とする魚の名前の場合が多い。例としてマダイとか根魚五目等) って感じですかね。
あと、最後に船宿から船中唯一のオニで 「ようやった 」ステッカーをもらいましたが、これは仁徳丸のシンプルの 「仁 」ステッカーが上かな。どっちにしろ、俺は貼らない^^

フラッシャーでの良型 (りょうがた:大きなサイズのこと。 「りょうがた 」もしくは 「りょうけい 」と読む) バラシのガックシをオニで挽回できて、後半渋々ながら、楽しませてもらいました。
あと、ギョサン (ぎょさん:漁業者が愛用する丈夫で滑りにくいサンダル) だとどこかにぶつけたり、物を落としたら怖いな~と思ってたんですが、クロックス系のサンダルは、底がEVAだと滑る可能性があるけど、安物ながら底が別素材のものを見つけて試してみたら、完璧に濡れていてもグリップしました。夏の釣り用のサンダルができました。

オニカサゴさん、クロムツさん、ごちそうさまでした。