
久しぶりの釣行。
小気味よく力強い引きをた~くさん味わいたいというハナダイのゴマ漬けと、釣ったヤリイカで爆発の恐怖に耐えながらのイカフライで、悩みまくり。
ギリ間に合いそうなヤリイカで、水深が浅めの鹿島かな~なんて思ってたら、どの宿見てもお客が多そう。釣行写真も平日でも隣が近い><
港全体が商売っ気が強いので、予約制でも結構な数が乗るし、イカ釣りがどんどん下手になってる身からすると、浅いとはいえね~
少し下がって勝浦辺りだと、スルメ率がかなり高いみたいだし・・・とやっぱハナダイにするか~とハナダイ用の仕掛けを作りながら前日悩んでました。
もっと南下して鴨川ぐらいまでくると、おっFサビキ (さびき:魚の皮やビニールなどをハリに巻いた擬似バリを何本も付けた仕掛け) でお土産釣ってからイカやってる。数はそこまででてないが、ヤリイカ率も低くなさそう。
これならダブルで撃沈もないだろうし、数はそんなにいらないのでアリかな!と電話しました。
お世話になったのは、以前大名釣り (だいみょうつり:高貴な方のごとく、至れりつくせりの釣りの事で、人数が少ない快適な釣りなども言う) をさせてもらった太海 聡丸さん。

帰港後撮影
ちょっとせっかちでアタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) 強めの大船長と、逆にフットワークが軽い若船長(息子?)さんというのが対照的な宿ってのを覚えてます。
船室禁止で、船上でもマスク着用をHPに明記してますね。
船上ではおまつり (他の人の仕掛けと絡まること) の時だけでマスクはいいと思ってる人間ですが、ま~緩いより厳しい方がいいかな。
朝、宿に着いて受付してると、なんか聞いたことがあるような高い声が・・・
奇遇にもポン太さんでした。お久しぶりのご挨拶。
宿から船まで少し距離があるので一輪車風二輪車に荷物を載せて運びます。途中結構な坂があって、手を離すとすべての道具が水没しそうなドキドキがあります。ただ、これが結構楽しい^^

帰港後撮影
船までいくと、 「右前ね! 」と席が指定され、4時集合なのに、ほぼ4時にお客9名で河岸払い。

移動はゆっくりで、その間に釣り方の細かく丁寧な説明が放送されます。

朝一は長~いフラッシャーサビキ (さびき:魚の皮やビニールなどをハリに巻いた擬似バリを何本も付けた仕掛け) で7本針。磁石版がなくても大丈夫なように針を引っ掛ける部分も設けられてます。
ほどなくポイントに着くと、投げ入れ禁止で仕掛けをまず海にゆっくり降ろし、リールのクラッチを切らずに全員が仕掛けを下ろし終わったら一斉にクラッチを切って、強めのサミング (さみんぐ:リールのスプールを指で押さえて、糸の出るスピードやテンションを調整すること) をかけながら降ろします。
こんな感じだったっけ?と思いましたが前回は大名釣り (だいみょうつり:高貴な方のごとく、至れりつくせりの釣りの事で、人数が少ない快適な釣りなども言う) だったのでやりたい放題だったのね。
水深150m前後で、200号おもりでもここまでシビアにコントロール指示が出ます。それだけ潮が速いらしい。

着底したら、20mぐらいを誘いを間に挟んで探ります。
ってすぐにサバがかかり、巻きあげますが、本命っぽくても魚が潮に流されてオマツリ (おまつり:他の人の仕掛けと絡まること) するから中速以上で巻くように指示がでます。ただ、サバでMAXで巻いてもやっぱりオマツリ (おまつり:他の人の仕掛けと絡まること) 。
上がってきたのは細っそいサバ。サバはデップリだけ持ち帰ろうと思ってましたが、全部細い。
何回か流し (ながし:一つのポイントで釣りを開始して竿を上げるたまでの一単位。通常潮の流れにまかせる流し釣りの場合に使用する。流し終わると別のポイントへ移ったり、同じポイントの場合は潮上まで戻って流しなおしたりする) 変えて、船中ではペンペンキンメがちょろちょろ上がり始めました。
俺もそれっぽいのが一度かかりましたが、途中でオマツリ (おまつり:他の人の仕掛けと絡まること) でバレました><
オマツリ (おまつり:他の人の仕掛けと絡まること) 時は、若船長がすぐに飛んできて、大量の針がある仕掛けのオマツリ (おまつり:他の人の仕掛けと絡まること) を見事に高速にほどいてくれます。
お客はほどけた分だけしっかり手繰って、糸を張ってるだけでいいので、オマツリ (おまつり:他の人の仕掛けと絡まること) 処理自体は楽。
ただ、右ミヨシは潮の最後らしくて、毎回オマツリ (おまつり:他の人の仕掛けと絡まること) 。PE4号を巻いててかなり強めのサミングをかけても回避できない。
PE3号のリールも持ってきていたが、200号おもりでPE3号だとオマツリ (おまつり:他の人の仕掛けと絡まること) 時に切れる可能性が高く、怖すぎ。

ポイント変更を挟んで途中からクロムツも上がり始めたが、俺はサバとオマツリ (おまつり:他の人の仕掛けと絡まること) でいいのが釣れないな~

なんとかまともにアタリ (あたり:魚が餌に食いついた時に竿先が動くこと。魚信ともいう) がでて、あがってきたのはアジとウルメイワシと細いサバ。
持ち帰れる魚が釣れてほっとしてたら、いい当たりがまた出て巻き始めたら、急に重くなる。ガックシまたオマツリ (おまつり:他の人の仕掛けと絡まること) 。
上がってきたら仕掛けが2組絡みまくってて、かろうじてクロムツが二尾かかってました。
同じ仕掛けで絡んでるので、どっちの魚かもわからず若船長が1尾ずつに分配。
胴の間から後ろはクロムツが結構あがってそうでしたが、こんなに釣り座が開いてるのにオマツリ (おまつり:他の人の仕掛けと絡まること) 回避ができなくて無力でした。
そのままヤリイカ釣り。おもりは150号、深さは90~150mといろいろ。

イカのポイントになると、潮向きは変わって結構有利な向きで、速さも大丈夫で釣りやすい。
し、しかし、全く当たらない。
天気は曇りから快晴になりつつあり、気持ちいいんだが、海がミルク少な目のカフェラテみたいな色で、イカのご機嫌が悪すぎる。
向き的には右舷 (うげん:船の船首に向かって右側) が有利な感じでしたが、視界の中の右舷 (うげん:船の船首に向かって右側) 4人で見かけたイカは、ヤリイカ、スルメイカ、マルイカ一杯ずつの3杯のみ。
イワシっぽいブルブルが一度あっただけで、そもそも上手くないイカ釣りで、こりゃどうにもならん!!撃沈です。
そのまま10時過ぎに時間で納竿 (のうかん:釣りを終了すること) ~っ
久しぶりの釣りで、惨敗><
宿に戻ると、宿の受け付けてやっとヤリイカゲット。
おおお、これでイカフライはいける!うれし~っ
最終釣果 (ちょうか:釣れた魚の数) は、クロムツ1、ウルメイワシ1、アジ1、サバ多数(全部細くてリリース)、お土産ヤリイカ3


船中はクロムツがトップ6だったそうで、、ヤリイカはたぶん0~1でイカ全体でもトップ2,3杯ぐらいかな。
昼過ぎには家について、道具をあらって、魚の下処理とイカの解凍^^です。
で、釣ってないヤリイカの冒頭のイカフライの写真となります。

ウルメイワシは足が速そうなので、即、寿司にしました。
ヤリイカのイカフライは、噛めば噛むほど旨すぎる。釣れなくても、やっぱ旨いわ!
イワシの寿司もおいしいですね。

アジも油を用意したのでアジフライにしましたが、これはハズレ。

脂がのってないのでしっかり塩コショウで下味も足しましたが、それでも旨味が全くなく、マズくはないが、全く主張のない味。味醂干しぐらいしないとダメでした。
釣り自体は物足りなかったですが、暖かく天気も後半は晴れて気持ち良く海に癒され、最後はイカフライでご機嫌。
ヤリイカさん、アジさん、ウルメイワシさんごちそうさまでした。